おばさんの落書き部屋

日々の出来事など思いつくまま

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンへ

2014-08-16 11:44:32 | 旅行

中学生になる孫たちはそれぞれに日頃、部活に塾にと忙しい。
大人も家族全員揃ってのまとまった夏休みはやっぱり「お盆休み」しかない。
主人の実家のお墓参りを兼ねて、伊勢神宮、二見が浦、ユニバーサル・スタジオ・
ジャパンへ出掛けた。

表に住む長男一家と廊下でつないだ離れで一人で生活している義母は大正4年生まれの99歳。
外出時だけ杖をついているが、目・耳・頭もしっかりしていて、生活に全く不自由はないらしい。
毎回、会うたびに、「次に会うときは、もう、この世におるかどうかわからしまへんでな」と嫁である
私に必ず言う。いつものことだが思い出話をしながら、「あの頃はあんたさんも若かったわな~」と笑う。
新聞とテレビが相手で、時折出掛ける病院通いが日常。平凡で穏やかな明け暮れが一番幸せかも。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは入場券をインターネットで「ダイレクトイン」事前購入しておいた
のだが、パークを楽しむ為に、まずは整理券をゲットする必要があるという娘の提言で、空が暗い
うちから走って5:30に駐車場に到着。9:00の開門だというのにすでにかなりの車と人。
テーマパーク嫌いの夫は最初からここを訪れる気はなく、熱烈な甲子園、高校野球ファンで単独行動へ。
15日1回戦:智弁学園(奈良)と明徳義塾(高知)から3試合続けて観戦する予定らしい。
お互いに連絡をとりあって、都合の良い時間で合流することになった。

最初はハリーポッターの物語の世界を再現したという圧倒的なスケールと徹底した細部のこだわりで、
再現した壮大なエリアへ。お土産グッズも食べ物もすべて、値段が高い。
孫が買いたいと言う「百味ビーンズ」(¥1,800)購入に並ぶ。コーヒー・フルーツ味などに混じって、
コショー・鼻くそ・耳くそ・ゲロ味ととんでもないフレーバーも含まれているらしい。
バタービール(ノンアルコール)もコップ付¥1,200-甘ったるくて最後は気持ちが悪くなって
半分は、トイレに流して捨てた。
どこも、人、人、人で溢れている。ベビーカーや車椅子でやって来ている人も。
お土産一つ買うにも建物の外まで並んでいて、熱中症なのか、救急隊に担架で運ばれて行く
白髪まじりの女性もいた。

次に「バイオハザード・ザ・リアル2」の整理券を並んでゲット。
予約時間に行き並んでいると、つま先の出たサンダルは入れないとストップをかけられ、
¥500追加でレンタル靴に履き替えさせられた。
中に入るとまず、銃の取り扱い方の説明があり、聞いているうちに不安感が増してきたが
引き返せない。1グループ8人ずつ、うす暗い小部屋に入ると突然「ゾンビ」が大声を出し
ながら私たちに襲いかかって来た。荷物を肩に、ショットガンのストラップを肩に、銃を両手
で持ち、銃身操作し、引き金に指を掛けて発射する。
私たち8人グループには、頑健な若い大人男性4人もいるのに並んだ順番が悪かったのか、
私が先頭を走ることになった。すぐに終わるかと思ったのに、うす暗い小部屋はいくつも続き、
ドアを開ける同時に「ゾンビ」は思いがけない方向から襲いかかって来た。
大音響と叫び声は心臓に良くない。見張り役の若い女が「早くしろー!」「何をモタモタしとる~」
とわめく。うちまくっている間に30発の弾はアッと言う間に無くなり、目の前の画面には
「You are Dead !」の真っ赤な文字が・・・。
外に出ると、娘が「お母さん、やる気満々で背中丸め、銃を低くして真っ先に飛び
出して行ったよ」と大笑いした。高齢者や小さい子どもは一人もここにいなかったことに終わってから
気付いた。どっと疲れた。

次に地球から飛び立つ宇宙船に搭乗という「スペース・ファンタジー・ザ・ライド」に並んだ。
4人乗りで、星が輝く宇宙空間をスピードと思いがけないスピンが加わるスリルを味わうのだ。
車酔いする私はこういうアトラクションは苦手で、並んでいる途中、止めたくなったのだが、
引き返す人も誰もいないので、乗る羽目になってしまった。
思った通り、気分のいいものではなく、乗らなきゃ良かったと後悔した。

何をするにも並び、昼食も空いている席を捜すも一苦労。しかも値段ばかり高くて、どれも美味しくない。
途中、一時的に雨が降ったが、余計に蒸し暑さが増し、買い込んだお土産の量で、荷物は重く
最高にくたびれた。
「お父さんは別行動で賢かったね」と言ったら彼は彼で最初に並んだチケット内野席は売り切れになり、
並び直した列も売り切れ、仕方なく外野席の通路で観戦。
売り子も入って来ない場所で、日差しも強く、飲み物もなく熱中症にかかりそうで、1回戦が限度。
帰りの高速道路も渋滞。孫の思い出作りも いいが、夫ともども、お互い散々なお盆休みだった。

  
  
 



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