タツノヒノエ

神仏への道-神社仏閣巡りから、古代の神々との出会い

カラス 対 カラス・・・

2022-01-25 20:26:36 | 神社仏閣 神仏 御神霊 ウカノミタマ女神 ニギハヤヒノミコト 

もう何年も前の話である。

朝、二階の神棚で、お参りしていた時、

庭から、カラスたちが「ぎゃーぎゃー」言っている。

窓から見ると、三羽のカラスがもつれている。

遊んでいるのかと思っていたら、二羽のカラスが、一羽のカラスを攻撃している。

(止めい!)

私は念を飛ばして、うちの家の壁を「どうんっ!」と殴った。

まだ止めないので、

(止めいっ!)

強い念と共に、「どずんっ!」と壁を殴る。

「ぱたぱたぱた~っ」三羽は、仲良く、うちの庭の木に・・・

隠れた。

その後はずっと、「し~ん・・・・・」としていた。

ハシボソガラスの、テツと、あー太郎 (メス) が、縄張りに侵入した、ハシブトガラスの「リキ」を攻撃していたのだ。

翌年も同じような光景を見た。その時は、攻撃されたリキが、うちの庭の木に隠れて、「かーかーかー」と仲間の救援を求める鳴き声だった。

「リキ、逃げろー!」

三羽のハシボソガラスは、「テツ」「コテツ」「あー太郎」が、ミサイル攻撃の、モビング真っ最中だった。

「リキー、逃げろー」「あー太郎、やめい!」

スキを見て、リキが逃げた。

あー太郎とテツ、コテツは追いかけるが、本気ではない。

しばらくして、リキ一羽だけが、何事もなかったように、巣に帰って行った。

人懐っこいハシボソガラス、人に対して奥ゆかしいハシブトガラス。

子供の時は仲良い時もあるんだけど・・・。

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烏枢沙摩明王・・・

2022-01-25 20:09:21 | 神社仏閣 神仏 御神霊 ウカノミタマ女神 ニギハヤヒノミコト 

烏枢沙摩明王 うすさまみょうおう。

真言宗や曹洞宗、修験系のお寺のトイレに「御影」の貼り札でよく見かける。四国88か所霊場の札所では、トイレにお厨子と共に、仏像で祀られているのを見たこともある。

この明王をお祀りしているお寺のトイレは、たいてい掃除が行き届いている。

古代インドの「火の神アグニ」がモデルである。

ウッチュシュマ・・・火が燃え盛る時、「ぱちぱち」と言う音が、ウッチュシュマ (うすさま)。

ウィキより、画像もウィキより、

烏枢沙摩明王(宝山寺)

「『穢跡金剛霊要門』では、釈尊が涅槃に入ろうとした時、諸大衆諸天鬼神が集まり悲嘆している中、蠡髻梵王のみが天女との遊びにふけっていた。そこで大衆が神仙を使って彼を呼んだが、慢心を起こした蠡髻梵王は汚物で城壁を作っていたので近づくことが出来なかった。そこで釈尊は神力を使って不壊金剛を出現させた。金剛は汚物をたちまちに大地と変えて蠡髻梵王を引き連れてきた。そこで大衆は大力士と讃えた。」

火というものは、侮ってはいけない。

お釈迦様が悟りを開いたときは、まだ若かった。

ある国王が、お釈迦様に、「あなたは完全なる悟りを開いたと言ってますが、あなたはまだ若いではないですか?」と言った。

お釈迦様は、「国王よ、世に侮ってはいけないものが3つある。1つは火。火は若い (小さい) からと言って侮ってはいけない。小さな火も、やがて燃え広がり大火となる。2つ目は、毒蛇。毒蛇も若い (幼い) からと言って侮ってはいけない。幼く小さな毒蛇も、毒を持っている。3つ目は、ブッダ (悟りを開いたもの) 。ブッダも若いからと言って侮ってはいけない。若くても、完全なる悟りを開いた者はブッダである。この3つである」。

国王は、お釈迦様に帰依しました。

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物見遊山・・・

2022-01-25 18:21:47 | 神社仏閣 神仏 御神霊 ウカノミタマ女神 ニギハヤヒノミコト 

明治以降、今は「国立・国定公園」になっているからと言って、

「霊山・霊地」は、物見遊山で行ってはいけない。

あちこちの霊山で色々と話を聞いてきた。

たいてい、

物見遊山の観光客が、禁足地みたいなところに入って、

滑落死するらしいのである。

「地元の人間は、絶対に近寄らないが、物見遊山の観光客は、大きな滝を真上から見たいから、禁足地に入って行って、滑落死する。わしらは絶対に近寄らない」

奈良県天川村の「双門の滝」だったかな、滑落死が後を絶たない「幻の滝」に、昔、知人と行ったことがある。

結局、コース間違えてたどり着けなかったのであるが、地元の釣り客の人が下りてきたので聞いてみた。

「双門の滝、知ってます?」「ああ、知っとるよ」「僕ら、たどり着けますかね?」「いやいやいや、無理無理無理。死ぬぞ」「そんなに危ないんですか?」「危ない危ない」「コース間違えてたどり着けなかったんですよ」「それは正解や。行ったら死んどったぞ」「そんな危ない?」「危ない危ない。たいてい、釣り客がの、もっと上まで行って釣りたい言うて上って、プッカ~っと浮いとるんや」「プッカ~」「そう、プッカ~っての。その辺まで流されてきて、プッカ~っての」

釣り客の人が、釣り客が「プッカ~」と言う表現で笑いました。

霊山・霊地は、神仏がおわす山、物見遊山では立ち入るべからず。また、霊山の草木・石など、神仏の所有物は、決して持って帰ってはいけない。

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お釈迦様と梵天王・・・

2022-01-25 18:15:25 | 神社仏閣 神仏 御神霊 ウカノミタマ女神 ニギハヤヒノミコト 

先ほどの「烏枢沙摩明王」のところで引用した、

お釈迦様が神力を使って、烏枢沙摩明王を出現させ、梵天王を引き連れてきた云々の話。

その話が事実なのかどうかは、わからない。

が・・・アマゾンで買った原始仏典には、

お釈迦様と、高弟4人の計5人が、大梵天界の梵天を「無言で説教」するようなシーンは出てくる。

梵天と言っても、無数の神々がおられるようで、その中の、ある梵天さまが、

「世界に、自分以上の存在はいない」と思っていた時に、その心を察知したお釈迦様が、瞬時に肉身のまま、大梵天界にテレポートして、「火界定 (かかいじょう) 」に入り、結跏趺坐したまま、梵天の真上にとどまられた。

それを察知した、モッガラーナ尊者たち高弟4人が、次々とテレポートして大梵天界に行き、火界定に入り、結跏趺坐したまま、梵天の東西南北に陣取った。

一番上がお釈迦様。その下の東西南北に高弟4人が陣取り、一番下が梵天と言う図式。

無言で説法された梵天は、考えを改めた・・・と言う話。

まるで、「五智如来」「五大明王」のモデルのような話である。

今では、ふつうに真言密教では「五智如来」は当たり前であるが、もともと、そういう考え方があったわけではない。インド仏教が、ヒンドゥー教の密教儀式を取り込み、仏教としての密教が完成していく過程で成立していったのである。

モデルになった、お釈迦様の史実は、どこかにあるものである。

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根来寺②・・・

2022-01-25 17:57:56 | 神社仏閣 神仏 御神霊 ウカノミタマ女神 ニギハヤヒノミコト 

10年ちょっと前の、夏の「夏季大祭」(きりもみ不動尊御開帳護摩法要) に参列した時のこと。

まだ時間があったので、境内を散策しました。

大師堂の側で、職員の女の人と挨拶して会話しました。

「そこの大塔の入口の前に、ヘビの抜け殻があったんですよ」

「えー、さっき参拝した時は何もなかったですが」

「来てください。ほら、ここ」と、ヘビの頭の抜け殻を指します。

「おー・・・さっきは何も落ちてなかったですが・・・これ、持って帰ったらどうです?」

「いやー気持ち悪い」

「えー、こんなにいいもの (ヘビの抜け殻) なのに?」

「いやー」

「じゃ、僕がもらってもいいですか?」

「どうぞどうぞ」

そして、護摩法要が終わり、護摩札を受け取るとき、役僧に「ヘビの抜け殻をもらった」話をして、「頭の部分でした」と言うと、「それはそれは、一番いいところを」と、役僧は「汗びっしょり」になりながら言いました。

その時の抜け殻は、今でもうちの神棚に安置しています。

ではまた。

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