2500年前に描かれたお釈迦様の「絵 (白黒=墨で浄書) 」が現存しています。
説明によると、「成道後6年、故郷の釈迦国に一時帰国した際に、感激した父王が、画師に墨で浄書させた」云々。
42歳の時の絵ですが、
インド・アーリア系の男前です。
ヒンドゥーの神々にお顔立ちが似ています。ただ、お釈迦様は、成道後は、一日一食しか摂らなかったため、ヒンドゥーの神々よりも細身です。それゆえ、よけいに男前です。目は・・・目力がありますが、決して、威圧的ではない。
上も無く下も無く、左も右も無い。「王の威厳があるお顔立ち」であるが、「一切の差別心が無い」。「梵天に対しても、神々に対しても、はたまた人々や鳥獣・昆虫に対してさえ」、一切の差別なく慈悲の目で見れる・・・そんな目です。
「覚者」「ブッダ」「戦いに打ち勝てる者」そんなお顔立ちです。
文献によると、「身長180.5センチ」「目は少し青い」「立派な体格の青年」。
訪ねてきたバラモン曰く、「ゴータマ (お釈迦様のこと) は、ひときわ見た目が秀麗である」。
アマゾンで買った原始仏典を読みかじると、たびたび神々が登場し、お釈迦様と会話します。
一番多く登場するのは、三十三天の王「インドラ (帝釈天)」。お釈迦様は、「サッカ」と呼びます。「人間だった頃は、カーストはバラモンだったそうで、様々な善き誓願を立て実行し、また、道徳も修めていたことから、死後、三十三天の世界に生まれ変わり、その王となった・・・一瞬にして千のことを考えることができた。だから彼 (インドラ=サッカ) は、「千の眼を持つ者」と言われる」と、お釈迦様が語っておられます。
次いで、インドラよりも遥かに高い天上界の梵天。サッカ率いる三十三天の神々でさえ、梵天が、三十三天の世界に降り立つ時は歓喜すると言います。梵天界の神々は無数におられるようで、お釈迦様が成道した際に、世間の人々への布教を懇願した梵天もおられれば、「自分が全宇宙の最高神だ」と驕っていて、瞬時に現れたお釈迦様と高弟4人に「無言で説教される」梵天など、色々登場します。
アスラ (阿修羅王) も登場します。アスラは、ゾロアスターの神々です。インドアーリア系のデェーヴァ神群とは、だいたい対立関係だったみたいです。
神々の中には、「神の子シヴァ」と言う名の神霊も登場し、お釈迦様と会話します。
今のインドの最高神「シヴァ」と関係あるのか無いのか、わかりません。
私はヒンディー語はわかりませんが・・・「シヴァ」と聞くと、なんか「王」のようなイメージを受けます。
他には、半神 (ヤッカ) も登場します。日本で言えば、悪霊じゃないけど、少し荒っぽい、鬼神みたいな感じですかね。お釈迦様は、梵天に対しても、インドラや神々に対しても、ヤッカに対しても、人に対しても、「友よ」と言われます。
ではまた。
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