そういうものに私はなりたい

ロハスな日常と非日常な旅を綴るブログ。

お金の味

2009年02月22日 21時17分45秒 | 読書

お金の味

 去年の株の暴落以来、投資とかお金の本は読んでいなかったのだが、そろそろ現実を認識して、今後の投資生活について考える必要があるかなと思い始めている。
 私も場合、余裕資金でやっているし、信用取引はしていないので、あまり深刻な状況ではない。当面見て見ぬふりをしていれば、そのうち買ったときの値段に戻るだろうと甘く考えている。
 この本の作者の方は、借金で先物取引をし、1億以上もの借金を背負った。素人が先物取引に手をだして、儲かったなんていう話は聴いたことはない。私は先物取引と信用取引は絶対しないことにしている。
 普通は、その借金で破滅するのだろうが、そこから立ち直って、借金を返したというのがすごい。親兄弟の家や土地を売ったお金でなく、自分で稼いだお金で返した。
 無論、並大抵の苦労ではなかったはずで、この本にもその苦労が書かれているが、こんなすごい人がいるのか、と著者の生き方に感動してしまった。お金の話で感動できることはあまりないはずである。昔のスポコン物の漫画みたいに、痛快な物語である。
 それにしても、これだけの能力の持ち主が、簡単にだまされて借金を背負わされてしまったのがむしろ不思議である。自分に自信があって、しっかりしている人ほど危ないのかもしれない。
 お薦めの本である。




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