初心者鉄日記

2017年2月、鉄に目覚めました

鉄道初心者が乗り鉄・撮り鉄と色々やってます

終点 岳南江尾駅 岳南電車岳南線

2017年08月28日 | 終点
岳南電車岳南線は起終点を含む駅数は10、路線距離9.2kmという短い路線だ

吉原は東海道の宿場町であったが、東海道本線は町の近くを通らず、町外れに鈴川駅(現吉原駅)が設置された

戦後になって鈴川駅と吉原の中心部とを結ぶ鉄道として開業したのがこの路線だ

最初は東海道本線と並走し西へと向かい、途中右手に見える三菱商事フードテック(株) 富士工場に沿うように大きく北へとカーブして北へ向かう直線へと入る

この時、正面に富士山が見えた


少しばかり雲がかかっているが富士山のシルエットがよく分かる


天候に恵まれればこれ以上の絶景を見ることができるだろう

空気の安定している冬なら、真っ白な富士山を拝むことができる可能性が高いな

このあと線路は吉原本町駅などの商業地区付近を過ぎ、工場地区へと入って行く

かつては貨物輸送で賑わっていたそうだが、日本貨物鉄道の合理化により岳南鉄道を支えていた貨物列車の運行を2012年に終了した

これにより採算が悪化したようだ

こちらが終点の岳南江尾駅


終点の様子はこちら


なんだか侘しいムードが漂っているな


終点は第一種車止め


車止めの手前に、構内踏切の渡り部分に設置されたカラーコーンに括りつけられたバーによって電車は待ったをかけられている

こちらが駅舎


1984年(昭和59年)に貨物取り扱い廃止に伴い、無人化されている

終点で無人駅というのも珍しい部類に入るのではないか?

2007年度のデータによれば一日平均の乗降客は92人(乗車41人・降車51人)で、この数字は今もそんなに変わっていないだろう

そうなるとここで降り、また乗った自分は一人で乗降客数の約2%の数字を叩き出したことになる

大丈夫かなこの路線

終点側から撮影 左 岳南鉄道8000形電車 右はここまで乗ってきた7000系


岳南鉄道8000形電車は7000形と同様、京王3000系を京王重機整備で改造の上導入されたもの


部品供給の関係で運転台機器は京王6000系の物に変更されたため、岳南鉄道では唯一のワンハンドルマスコンとなっているそうだ

7000形との識別のために塗装は緑となり、公募により「がくちゃんかぐや富士」と愛称が付けられた

昼間などに運用されないときはここに留置されているとのこと

ホームにあった時刻表


この本数ならまだ大丈夫な気がする

他のローカル線では一日数本しか走っていない路線はざらにある

頑張ってもらいたいものである

発車を知らせるベルが鳴った


吉原駅に戻るとしよう

終点 前面展望 岳南江尾駅 岳南電車岳南線 2分10秒


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