≪熊本支援公演内容≫ 50~60分
★ごあいさつ~川崎
★パネルシアター~人形劇団おまけのおまけ
★手遊び・エプロンシアター~金田
★人形劇~人形劇団おまけのおまけ
★ワークショップ「クネリンの製作」 ・出来たクネリンで遊ぼう!
(待機時間を利用して わらべうた「おてぶしてぶし」)
☆訪問した各園にプレゼント
「いい顔・笑顔 人形劇の会」よりハンドパペット人形
人形劇団おまけのおまけより 紙コップのパクパク人形(ぶた・たぬき・きつね・ねこ・うさぎ・かえる)
NPO法人「絵本で子育て」センターより 絵本3~4種類・大人向けの本等寄贈
☆熊本こども劇場さんへ
NPO法人「絵本で子育て」センターより 絵本3~4種類・大人向けの本等寄贈
▶熊本支援公演◀
今回 北九州を拠点として全国で活躍されている
「人形劇団ののはな」さんのご協力で
熊本市内の5か所の保育園へ
人形劇を届けることができました
6月7日 ▶PM7:10 三宮フェリーターミナルより宮崎へ出発
みんなでフェリーのお風呂に入り
熊本公演の最終打ち合わせをしたり
フェリーの旅を楽しみました
6月8日 ▶AM8:40 宮崎に到着 熊本子ども劇場連絡会へ
22年前 阪神大震災の時 熊本子ども劇場から支援をして頂いたこともあり ご挨拶に
事務局の方々と 隣のアフタフ・バーバンの方とも交流
絵本などを寄贈
「もっとあそび隊」というNPO法人ボランティア支援事業など
子ども達を元気にする活動を頑張っておられました
▶PM3:00 熊本市東区「さくらんぼ保育園」ホールにて 0~6歳児 134名
大きな保育園で たて割り保育をしている
自然がいっぱいの環境で 園庭に大きな木があるのが印象的
ツリーハウスや園庭の木にターザンロープがぶら下がっていたりと
手作り遊具が工夫されていました
年長さんが年少さん・幼児を抱っこしながら人形劇を楽しむ姿がみられ
微笑ましく思えました
園長先生とは打ち合わせの時にお話をさせて頂いたけれど
当日は丁度 全国の園長会がありお目にかかることができず残念でした
また 公演がお昼寝の後だったので 終了後お迎えの時間となり
あまり保育士さんたちと交流ができなかったのが残念でした
届けた絵本や人形をとても喜んでいただけて
良かったと思います
6月9日 ▶AM10:00 熊本市中央区「白山保育園」 2Fの教室にて 0~6歳児 93名
年少さんも乳児さんも 一生懸命に観てくれていました
公演中気分が悪くなり 吐いたりしましたが
保育士さん達が手際よく処理消毒して 何もなかったかのように
又人形劇を楽しんでいました
園舎は 建て直しをして地震だったと伺いました
グランドピアノが倒れて 建物にも亀裂も多いようですが
落ち着いた保育がされていました
人形劇の「ハラペコくん」を観た後で クネリンの製作をしたので
子ども達は出来上がるのが待ち遠しく
出来上がるとそれぞれ思い思い動かして遊んでいました
人形劇に出てきた木を 子ども達の高さに合わせると
美味しそうに葉っぱを食べていました
▶PM3:00 熊本市西区「美心幼愛園」 ホールにて 乳児~6歳児 76名
郊外の畑の中にあり こじんまりとした保育園
お昼寝時間に到着したので 小さい子は寝ていましたが
年長さんは園庭で自由遊び
ホースで水遊びをしたり 裸足で木陰のままごと
室内では大きな水槽に 大きなオタマジャクシが手足をだしていた
お昼寝の後は 目が覚めた子からウッドデッキでおやつのおにぎりを食べて
それから人形劇を観る
乳児さんも年少さんも ビックリしたように立って人形劇を見入っていました
保育士さんたちが
「子ども達が劇を観て笑っている姿をみると こちらが癒されました
いい時間でした」と お話をしてくれました
みんな本当によく観てくれて 楽しんでくれていました
ワークショップの「クネリン製作」は とても喜ばれました
学童の子どもたちも 参加してくれました
お礼に子供たちから プレゼントをいただきました
6月10日 ▶AM10:00 「菊池郡菊陽ぽっぽ保育園」 教室にて 父母・学童・保育園児 10組
菊陽病院に隣接している保育園で
園自体こじんまりとしていました
土曜日なので子どもたちが少ないと 恐縮されていましたが
親子2組・小学生2人も 一緒に楽しんでくれて
ワークショップにも参加してくれました
お礼に子ども達から プレゼントをいただきました
▶PM3:30 益城町「こころ保育園」 大ホールにて 18名
新しく建てたばかりの2階建ての立派な保育園で
これから子どもが増えていくだろう
はじめは 分園の方で公演の予定でしたが
急遽 新しく建てた園に 一同集まっての観劇になりました
やはり土曜日なので子どもの数が少なく
小学生や親子連れの方に 声をかけてくださり
ワークショップも大人の方も参加する
夜の震災だったので 園でのその後の保育には
トラウマ的な影響はあまりなく
むしろ子ども達に地震のことをしっかり見せたくて
散歩に行くこともあるそうです
★どの園からもお礼を申し出て頂きましたが
よければ「いい顔・笑顔 人形劇の会」にカンパしていただけたらと
お願いしました
6月11日 ▶AM11:00 北九州市 北九州子ども文化会館 交流会
「人形劇団ののはな」さんの声掛けで
アマチュアの劇団の方々と交流させていただきました
みなさんとても熱心で 公演の後は色々とお話をしたり
ワークショップでした「クネリン」を作っていただいたりしました
公演を観て頂いた子ども達には 紙コップ人形をプレゼント
なかなかない機会を設定していただき 私達も良い体験が出来ました
納冨さん ありがとうございました
≪感想≫
熊本市内といっても 熊本平野の広さの中に点在している感があり
被災が目に見える…という事が少なく思えた
東北や神戸は そこら辺り一帯という感じが見られましたが
一年経過しているが 古い瓦屋根にはブルーシートが掛けられた家もありました
やはり益城町は被災が目立って 仮設住宅が並び
「負けんばい!ましき」の旗がたっていた
熊本の地震は ずっと余震が続き
「これから子ども達に 何か心的影響が出てくるかもしれない」といっておられた
園長先生の言葉が気になりました 川崎美香
熊本の町は 緑のこい 歴史を感じるいい町でした
朝夕の車の移動は 思いのほか時間がかかりました。
というのも 車の量がめちゃくちゃ多かったのです
広告を全面に出した路面電車が ゆうゆうと通っていくのにも びっくりでした
熊本市の街中は 震災の目だったあとは少なかったです
しかし 益城町へ入るとビニルシートがあちこちで見られ
川沿いには土嚢が並べられ 仮設住宅や仮の店などもあり
トラックやシャベルカーなどの作業風景もありました
熊本で5つの保育園を訪問しました
5つの園 それぞれステキな保育園だなと感心しました
園庭にツリーハウスがあり 窓から広々とした公演の見える さくらんぼ保育園
人形劇にたいして とても熱心な そしてみごとな連係プレーの先生方のいた 白山保育園
大きなおたまじゃくしがいた縁側で おやつのおにぎりをおいしそうにほおばっていた 美心幼愛園
木づくりの小さな園舎で 天井の高い アットホームな ぽっぽ保育園
新しくできたばかりのピカピカの園舎を 園長先生が案内してくれた こころ保育園
5つの園の子ども達 みんな本当にとても楽しんで 人形劇を観てくれました
そして そのまわりの大人たちが 笑顔の子どもたちを見て癒されているということも実感できた
素晴らしい体験でした 金子光子
地震の後 高速道路が開通した日に 益城町のそばを通り
まだ道路の盛り上がりや 陥没したのをみながら
あちこちにあるブルーシートを見ると 神戸の震災をまた思い出しながら
子どもたちはどうなんだろうと 心配でした
ようやく日程が取れて 子ども達に人形劇を届けることが出来ました
熊本城はTVで見るように 修復工事が始まっていました
市内は思っていたほどではありませんが
やはりブルーシートは目立ちました
震源地である益城町は 行きかうトラック・ブルーシート・仮設住宅…
あの時と同じで被害が大きかったようです
しかしながら 訪問させていただいた保育園の子どもたちは
考えていたより元気そうで よかったと思いました
今回も 子ども達と楽しむワークショップを大切にしながら
人形劇を届けさせていただきました
自分で作ったクネリンを 一生懸命動かす子どもたち
それぞれのクネリンがとっても可愛かった!
訪問日が 園長先生の園長会で ゆっくりとお話が出来なかったところがあったのが残念でした
子どもたちから頂いたプレゼントも うれしかったです
私たちも元気をいただきました
子ども達のキラキラした目をみていると
楽しい時間を一緒に過ごせてよかったと思いました 竹之下和美
どの訪問地でも「頑張っています」という 力強さを感じました
訪問地では喜んでいただけましたが
「子ども達の為に来てもらって良かった」と言うことではなく
「行事の一つとして人を集めました」というように
趣旨がよく伝わっていない所もありました
園長先生の行事が重なり
ゆっくりと保育園の方々とお話ができないまま
帰ってきたことが残念です
プログラムとして 公演を観てもらって
ワークショップでクネリン人形を作る事をしているので
子ども達の顔の輝きが増します
時間が少ないので 顔の部分のみの作業ですが
いろんな表情で楽しく作っていました
完成したクネリン人形を 上演の中で使っている「木」にのぼらせたり
葉っぱを食べさせたりして遊んでくれました
楽しく過ごしてもらえたかと思います 植田八月