凡人マスター

音楽、映画、場所、食べ物、言葉、生活用品…私的オススメをご紹介。
気になるものは拾ってあげてくださいね。

インセプション

2010年07月27日 | 映画


公開前から楽しみにしていたので、初日に【インセプション】を観てきました。


【なんとなくあらすじ】
ディカプリオ扮するコブは、人の夢(潜在意識)に入り込んでアイデアを“盗み取る”企業スパイ。
そんなコブに大企業のトップ、サイトー(渡辺謙)が仕事を依頼してきた。
依頼内容はライバル会社を潰すため、ターゲットに夢の中で崩壊させていくためのアイデアの種をインセプション(植えつけ)することだった。
盗み取ることより遥かに困難で危険が伴うインセプション。
コブはある目的のためにその仕事を引き受ける。
夢の構築、潜在意識の誘導、夢の安定…それぞれのプロとミッションに立ち向かうが…。

もっと詳しいあらすじ→
(結末は書かれていませんが、物語の中盤ぐらいまでの内容が記載されているのでご注意ください)

+++

物語が進むにつれて、夢の中の夢の中と、どんどん深い階層に潜り込んでいきます。
一見、設定が難しそうだけど、脚本や撮り方が良いので分かりやすかったり驚いたりで
あっという間に映画が終わってしまいました。
ディカプリオを軸に、脇を固める俳優さんたちの存在感や演技も際立つ内容でした。
私はこの手の映画が好きなので、とても面白かったです。

深い階層に行くほど、そこで過ごす時間が長くなります。
映画が終わったあとは、ラスト10分ぐらいの出来事の時間の計算したりして
翌日まで余韻を楽しみました。

AVATAR アバター

2010年01月19日 | 映画



AVATAR(アバター)】を観に行ってきました。
劇場で予告編を見た時は、キャラクターがちょっと気持ち悪くて
「これは観に行くことは無いな」と、思っていたけど、
3Dを体感してみたいという気持ちと、自分の予想を反した世間の評判に
押され観に行ってみました。
率直な感想は「観に行って良かった!」
ストーリーはありきたりというか、予想がつくというか。。。
でもそれをカバーするぐらい映像が綺麗で迫力がありました。
3Dも今までとは全然違う。
技術は進歩しているなー。
酔う人もいると聞きましたが、乗り物酔いしやすい私でも大丈夫でした。
普段は字幕を選ぶんだけど、映像を楽しむために吹き替えにしたのが
良かったんだと思います。
字幕読みながら3Dはきつそう。
2Dの方も映像は綺麗みたいですが、この映画は
『劇場・3D・吹き替え』がオススメです☆

あらすじ→ 


話はぶっ飛びますが、昨日31歳になりました。
誕生日に31のアイスを食べると友人達に公言していたのですが、
1/31に31%OFFで食べることにしました。
急にくだならいことをしてみたくなる年頃。

レンタル100選・100円 / TSUTAYA

2009年07月29日 | 映画



TSUTAYAが8/31まで、
DVD100選・レンタル100円キャンペーン
をやっています。
100選のラインナップにザッと目を通したところ、
観たことないのが多いなと思ったんだけど、31/100観ていました。
ちょっとびっくり。
今まで何本観たのか数えてみたくなりました。

一番映画を観た時期は、10代半ば~20代前半。
この時期はもしかしたら今より時間がなかったような
気もするんだけど、漁るように観ていました。
最近は1本観始めるのに昔じゃ考えられないぐらいパワーがいります。
何でだろう?

100選のページでタイトルをクリックするとあらすじや評価を読むことができます。
タイトルだけ聞いたことがあったものを中心にクリックしてみたところ、
内容が面白そうなものが多々ありました。
久々色々なジャンルの映画を観たくなりました。


100選の中で好きな映画を2~3本に絞るのは難しい。
映画に引き込まれるという意味で個人的に外せないのは、
★ゴッドファーザー
★ユージュアル・サスペクツ
★ブリジット・ジョーンズの日記

私は近々、
★アマデウス
★グッドフェローズ
★プラダを着た悪魔
を借りてみようと思います♪


カッコーの巣の上でとダンサー・イン・ザ・ダークは
後味が悪かったのでもう観ないよ。

レッドクリフ PART I

2008年11月04日 | 映画


11/1に公開された【レッドクリフ PART I】を見てきました。
中国の史伝・英雄譚「三国志」の中でも有名な「赤壁の戦い」を人間模様を織り交ぜまがら2部構成で描いた映画です。
監督はジョン・ウー、主演はトニー・レオンと金城武。
PART IIは2009年4月公開とのこと。
作品解説・紹介はこちら↓
レッドクリフ PartI - goo 映画
レッドクリフ PartI - goo 映画

字幕版でも最初に日本語で人物紹介と歴史背景の説明があります。
それがあったおかげで本編にすんなり入ることができ、
三国志を全然知らない私でも楽しめました。
簡単に言うと、

曹操(漢帝国の丞相)VS 劉備(漢の復興を目指し、太平を求める軍主)&孫権(「呉」の若き君主)

劉備サイドに諸葛孔明(劉備に仕える軍師)
孫権サイドに周瑜(「呉」の司令官)


アクションにおいては、
「ありえんやろう~!」
と口に出したくなるほどの演出が多々あったけど、
トニー・レオン演じる周瑜や金城武演じる諸葛孔明、
劉備に仕える関羽、張飛、趙雲、
そして中村獅童演じる甘興、みんなカッコ良かったです。
続きが気になってスッキリしないので早くPART IIが見たいなー。

迫力満点なのでビデオ・DVDより劇場がオススメです☆
三国志にも興味が出たので漫画から入ってみようかな。

VOLVER(ボルベール)~帰郷~

2008年09月19日 | 映画


VOLVER(ボルベール)~帰郷~

+++ ストーリー(amazonより抜粋)+++
15歳の娘と失業中の夫とマドリッドで暮らすライムンダ(ペネロペ・クルス)は、スペインの太陽のように情熱的な女性。ある日彼女に二つの死が降りかかる。娘のパウラが義父を台所で刺し殺してしまったのだ。娘を守るため夫の死体をなんとかしようとする彼女に、今度は最愛の叔母が亡くなったという知らせが届く。
一方でライムンダは、故郷ラ・マンチャで数年前に火事で焼死したはずの母(カルメン・マウラ)の姿を見た、という噂を耳にする。生き返ったのか、幽霊なのか。
生前わかりあえず心を閉ざしてしまった母に、今ならすべてを打ち明けられる。孤独な少女のように、
母の愛を求めるライムンダ。しかし、ついに彼女の前に現れた母には、もっと衝撃的な秘密があった-。


+++

スペイン語の勉強にもなるなと思い借りたのですがとても良い映画でした。
内容的には女性の方が共感しやすい映画だと思います。
ラストシーンのライムンダを、それまでのライムンダと
照らし合わせてみるとジーンとしてしまいました。
あらすじだけ読むと、ライムンダとお母さんの物語だという
感じですが、ライムンダの姉や娘、友人、隣人と
いろんな女性が絡みとても生活感のある映画です。
見た直後より数日たってからの方が余韻に浸れる感じ。

内容とは関係ないけど出てくる女優さんがすべて素晴らしい!
その中でも主人公を演じるペネロペ・クルスがとても素敵です。
前向いても横向いても後ろ向いてもセクシーで美しい!
それでいて力強く生きる女性を演じています。

デトロイト・メタル・シティ

2008年08月21日 | 映画


デトロイト・メタル・シティ
これおもしろいだろうなー。
なんてったって原作のマンガがおもしろいもん!

主人公の根岸くんはポップでおしゃれな音楽が好きな男の子。
夢はオシャレなポップシンガー。
好きな映画は「アメリ」。
大学進学とともに上京(電車でカヒミ・カリィを聴きながら)。
卒業後、レコード会社と契約しデビューを目指すが、
事務所から根岸くんが歌わされることになったのは、
ポップではなくデスメタル…。
根岸くんは悪魔系デスメタルバンド「デトロイト・メタル・シティ」(通称DMC)
のギターボーカル「ヨハネ・クラウザーII世」に仕立て上げられ、
デビューする事になってしまう。
メタル嫌いの彼だが歌ってみると人が変わったようにメタルの才能を発揮。
でも自分の思いとは裏腹で。。。
でも一度スイッチが入ると、メス豚どもを売り飛ばせ!となってしまう。


テレビで番宣やってたけど主役も脇も良さそう。
松ケンは見事に根岸くん&ヨハネ・クラウザーII世でした。
DMCの女社長は松雪さん。

8/23公開です。明後日だ!
DVD待ちできそうにないので映画の日にでも行こうかな。

ぐるりのこと。

2008年06月24日 | 映画


ぐるりのこと。
久々、良い映画を見たなという思いで映画館をあとにしました。
『いやー良かった。本当に良かった』
一緒に見に行ったKちゃんとふたりでこの言葉の繰り返し。
ふたりで心底良かったと言える映画だったのでオススメ度が高いです。

物語は1993年から始まる。
靴の修理屋でバイトをしながらお客を口説いてしまうぐらい女好きなカナオ(リリー・フランキー)と、小さな出版社に勤める几帳面でちょっと気が強い翔子(木村多江)。
このカップルはもう長い付き合い。
子どもを授かったことをきっかけにふたりは夫婦に。
誕生を待ちわびるとともにその幸せを噛みしめていた。
この頃からカナオは法廷画家の仕事を始めることになった。

しかし出産後ふたりは子どもを亡くしてしまい、
その悲しみから翔子は心を病んでしまう。
そんな翔子をカナオは静かに温かく支え続ける。
そして2003年。



2人の生活が再生していく10年間を描く一方で、
法廷画家という傍観的なカナオの目を通して、
その社会的背景にも静かに追っていく構成になっている。
カナオが法廷で目にするのは90年代から今世紀初頭にかけて起きた実際の事件とその犯罪者たち。
名前は変えてあるが宮崎勤や宅間守、オウム真理教などの裁判をカナオは目にしていく。

カナオと翔子の関係に希望を見出しながら、
社会の混沌とした面にも目を向けた作品。
大切な人とちゃんと向き合うことが幸せに繋がり、
人と繋がっていくことが希望を生んでいくんだなと感じました。

カナオと翔子はどこにでもいそうな夫婦。
着ているものも住んでるところもごく普通。
会話や食事、性生活など、ここまで本当の夫婦のように
描いた橋口亮輔監督と、それを演じたふたりには圧巻。
ひとつひとつのシーンが丁寧で血が通った感がありました。
倍賞美津子、柄本明、寺田農、寺島進、安藤玉恵、八嶋智人、
加瀬亮、新井浩文、片岡礼子などが脇を固めています。
映画館で見れなかった人は地上波を待たずにレンタルを。
放送禁止用語が出てくるのでテレビでは無理かな…って感じです。
そのあたりをカットしたら夫婦のリアリティ台無しだし。

ぐるりのこと。
映画館に入って140分後、静かな幸せで心がいっぱいになる作品です。

天然コケッコー

2008年03月08日 | 映画



天然コケッコー
もうレンタルも開始していると思います。
原作は“くらもちふさこ”の漫画。
映画は原作を忠実に再現しています。

あらすじ【】より抜粋
中学2年生右田そよは、山と田んぼが広がる木村町で暮らしている。そこは、ドラマティックな話題もない天然溢れるど田舎。そんなのんびりした町に、ある日、大事件が起こる。小中学生あわせても全校生徒たった6人の分校に、東京から大沢広海が転校してきた。そよにとっては、初めてできた同級生。その日、教室に現れた大沢は、そよたちの知らない言葉と、都会の匂いを放つスタイル抜群のイケメン。
子供たちは大沢の姿に圧倒されながらもときめき、大沢との楽しい毎日に、期待で胸を膨らませる。一方、面倒見のよいそよとは正反対で、大沢はクールでちょっと取っつきづらい。そよは、そんな大沢が気になりだすが、頑固なそよの父はなぜか二人の初恋を邪魔しようとする。彼らは、豊かな自然の中、笑い転げながら毎日を過ごしていく。やがて、一年の季節が通り過ぎ、そよはひとつの時期を迎えることになる。



「もうすぐ消えてなくなるかもしれんと思やぁ、ささいなことが急に輝いて見えてきてしまう」
そよが言ったひとこと。
この映画を観ながらすごく懐かしい気持ちになりました。
そよが劇中で感じたような気持ちはもう通過してしまったけど、
そして思い出しても同じ感情は持てないけど、私にもあった感情。
いま色々なことが懐かしく思えるのはその時々で
自分の心が動いていた、感じていた証拠かなと思いました。
日本の美しい自然を背景に、
心の清涼剤になるようなとても良い作品です。
そして自分が大人になったということを実感できる作品です。
田舎のさりげない日常を描いた映画ですが、
丁寧に観ていくと、
“子ども”と“おとな”、“青春”と“ノスタルジー”
を見事に表現していると思います。

そよ役を夏帆、大沢くんを岡田将生。
そよの両親を佐藤浩市と夏川結衣がしています。
4人とも好きなのでうれしい配役!
脚本は、『ジョゼと虎と魚たち』『メゾン・ド・ヒミコ』の渡辺あや。
海と山と田園の情景をより豊かなものにした音楽はレイ・ハラカミ。
主題歌は、くるりの「言葉はさんかく こころは四角」。
映画&音楽ファンをもくすぐる作品です。

内容とは関係ありませんが、方言や言葉の使い方がとても心地良いです。
そよやそよの弟が
家を出る時は「行って帰ってきます」
帰宅時は「行って帰ってきました」
と言うのですが、それもお気に入り。

キサラギ

2008年01月29日 | 映画


映画ネタが続きます。
これはめちゃくちゃおもしろかったです。
評判が良かったのである程度は期待していたけど、
予想以上のおもしろさ。
中だるみのない構成、セリフ、間。
キサラギ

舞台を観ているような感覚にもなります。
映画館で終始あんなに笑いがおきる映画は初めてかも。

脚本書いた人は『ALWAYS 三丁目の夕日』
も書いた人らしいんですけど、本当にすごいと思いました。
ストレートな笑いを入れたり、伏線を張ったり。
観ている人が先を読めるようにしてくれた箇所もあれば、
見事に裏切る展開に持っていったり。
映画って人にすすめにくいところがあるけど、
「楽しい映画教えて」
と言われたらキサラギは自信を持ってオススメできます。


主演の小栗旬、小出恵介、ユースケ・サンタマリア、塚地武雅、香川照之が
それぞれのキャラをちゃんと演じており、俳優もこの映画を楽しんでいると
いうのが伝わってきました。
レンタルも開始したようなので、もう1度じっくり観てみたいです。
エンドロールだけは賛否両論ありましたが、私は好きでした。
あそこだけでもまた観たいし、ちょっとやってみたくもなりました。
えっ?どんなこと?
それはネタバレになるので秘密です。


以下Amazonより抜粋
<ストーリー>
2月4日、売れないアイドル・如月ミキの一周忌。
家元の呼びかけによって、都内某所の一つの部屋にファンサイトで知り合ったオダ・ユージ、スネーク、安男、いちご娘の5人の男が集まった。愛するミキちゃんの追悼会として、思い出話に花を咲かせ、盛り上がるはずが、「彼女は自殺じゃない、殺されたんだ」という一言から事態は急変してしまう。もしかして犯人がこの中に・・・!?次々と明かされる意外な事実。果たして如月ミキの死の真相は!?たった一つの部屋の中で生まれる謎は、誰も知らなかった思わぬ結末へと向かっていく・・・。
<詳細>
グラビアアイドル如月ミキが自殺して、1年がたった。その一周忌に彼女の思い出を語り合おうとファン5人が集まった。しかし、ファンサイトの常連である彼らは、彼女がなぜ自殺をしたのかを知りたくてたまらない。そんなときひとりが「彼女は殺されたんだ」と言う。他殺説を繰り広げるうちに、ハンドルネームしか知らなかった彼らの素性が浮き彫りに。そしてお互いを犯人だと疑いはじめる…
アイドルの死をめぐり二転三転していくドラマが密室で繰り広げられるワンシチュエーションコメディ。主演の小栗旬、小出恵介、ユースケ・サンタマリア、塚地武雅、香川照之らが、脚本に惚れて出演を決めたというほど練られたセリフがこの映画最大のチャームポイント。笑いを散りばめながら、ひとりのアイドルの死が二転三転していく展開はスリリグでさえある。そして最後には、どこかホッとするカタルシスがある愛嬌たっぷりの作品だ。脚本は『ALWAYS 三丁目の夕日』の古沢良太、監督は『シムソンズ』の佐藤祐市。(斎藤香)

人のセックスを笑うな

2008年01月25日 | 映画



どんな女がこの映画を観に行くんだ!?
なんて思っていた殿方、こんな女が行くんですよ!
1/19に公開され、はじめてのレディースデー。

開演15分前、KBCシネマという繁華街から少し離れた
映画館へ向かうのは小走りの女たち。
場内は満員御礼で置ける限りパイプ椅子まで出る始末。
まず第一の関門は「人のセックスを~1枚ください」
と言うことだ。微妙に恥ずかしい。
一緒に観るかすちゃんがギリギリになりそうなので、
ひとりで堂々と言わなければならない。
「人のセックスを~2枚ください」と。
よし!
「あのー、人のー」
「人のセックスですね!1枚でよろしかったですか?」
「あっ、2枚お願いします。」
KBCシネマのお姉さん素晴らしい!
間髪入れずにこやかな接客。
その後も
「人のセックスのお客様~こちらへお並びください」
「ただいまより係の者が人のセックスの入場をご案内いたします」
と、続くのである。

たいした濡れ場はないとわかってはいました。
でも、何故このタイトルにしたのかが終始疑問。
原作を読めばわかるのかな。
じゃあ何で観に行ったのか。
永作さんと松山ケンイチが見たかったことと、
最近この手の映画を観ていなかったから。
観終わった後の内容に関する感想は特にナシ。
あと10歳ぐらい若いか10歳ぐらい年をとっていたら
もう少し感じ方が違ったのかもな。

ここまでだとおもしろくなさそうな印象を与えがちだが
そうでもない。

まず、永作さん(ゆり)がとてもいい。かわいい。
松ケン(みるめ)も地方のうぶな大学生役がはまっている。
演技が自然で、ゆりとみるめのシーンなんて
普通のカップルの普通の日常をのぞき見しているような
どきどき・ほんわか感がある。
でも2人の関係には温度差がある。
その苦悩を演じる松ケンはまるで本当に恋しているようだ。
子どもっぽく落ち込んでみたかと思えば、
ゆりに「こどもだなー」とか言ってみたり。
自分ができてゆりにできないことは得意気になったり。
女の方も最初はそういうのがうれしいんだけど、
結果としてゆりみたいな行動に出ることが多いと思います。
みるめくんのその後数年が気になってしょうがないです。

脇を固める蒼井優と忍成修吾、温水さんもいい。
特に蒼井優がいないとこの映画は成り立たないと思う。
永作さん・松ケン同様、演技が自然。
セリフ回しが自然。
キャストのそういう演技やそこから生まれる空気感が
この映画の一番いいとこだと思います。
コマ回しの長さがところどころ気になったけど、
映画全体はサラッとしていて長さを感じません。

【あらすじ】
美術学校に通う19歳の磯貝みるめは、新任のリトグラフの講師ユリに絵のモデルを頼まれる。アトリエに連れて行かれ、されるがままにするすると服を脱がされてしまう。以来、20歳年上のユリにすっかり骨抜きにされて2人で過ごす濃密な時間にのめり込むが、ある日、夫がいることをさらりと告げられ愕然とする。突然現れた年上の女に振り回されて一喜一憂するみるめを同級生のえんちゃんは複雑な思いで見つめていた。

マリオン・コティヤール/エディット・ピアフ ~愛の賛歌~

2008年01月15日 | 映画
米映画賞レースの前半の山場となるゴールデン・グローブ賞。
その第65回受賞者が13日に発表されました。
今年は米脚本家組合が続行中のストライキの影響で授賞式は中止。
アカデミー賞の前哨戦が記者会見のみとはなんとも淋しい。



そんな中でもちょっとうれしいニュースが。
コメディ/ミュージカル部門の主演女優賞を受賞したのが
『エディット・ピアフ ~愛の賛歌~』
でエディット・ピアフを演じた
マリオン・コティヤール】だったということ。



祖母が経営する売春宿で盲目の数年を経験しながら育ち、
街角で歌っているところをスカウトされ歌手として一時代を築くも、
ある事件を境にドラッグに溺れ一生を終えたピアフ。
愛を求め歌を愛した彼女の人生を演じたマリオン・コティヤールの
演技は目を見張るものがあり、最後までスクリーンに釘付けになりました。



若く生き生きとしていた10代から、ドラッグの影響で老婆ようになって
しまった40代まで同一人物が演じたとは思えないぐらい。
マリオン・コティヤールの演技を見るだけでも価値ある作品だと思います。
濃い目の映画が好きな方にとってはなかなかの当たり映画になるのでは
ないでしょうか。
2/24のアカデミー賞も楽しみです。

昨年公開された映画ですが、まだ地域によっては劇場で観れるところもあるようです。
詳しくは公式HPへ→
※ちなみに1/19~下高井戸シネマでも公開。

探し人・ひろ麿呂さん

2007年12月05日 | 映画


探し人です。
名前は「ひろ麿呂」さん。
ソラリアプラザ】内を不定期に散策している本人を見つけると
名刺をもらうことができるそうです。
そして毎月先着20人までその名刺を提示すると、
同館7階のソラリアシネマの封切作品が1,000円、
再映作品が500円になるそう。
開催期間は名刺がなくなるまで。

見かけたら声かけてみたいけど、
違うおじさんに声掛けたら恥ずかしいな。
電車内で似たようなおじさん目にするしなー。

DEATH NOTE

2007年09月18日 | 映画



そして影響を受けやすい。
世界の警察に自由に指示が出せる私は…
世界の切り札『A』です。

バスタオルを羽織りリュークのように羽ばたいたり、
世界の警察に自由に支持が出せるとやる気満々で誤字メールをしたり。
相手せざるを得ないR氏には悪いけど、もう少し続きそうです。

スピンオフ『L』】 早く観たいなー。
世の中から遅れやっと観たけど【DEATH NOTE】おもしろいね!

余談ですが首&首と服の間の開き具合フェチとしては
松ケン演じる『L』のロンT姿の萌死にです。
きっと私だけじゃないはず!?

夜のピクニック

2007年08月27日 | 映画

やっぱりある。
お金じゃ買えないもの。
過ぎ去った時間と、その歳・その時の感情。





『夜のピクニック』は吉川英治文学新人賞、
全国の書店員が選ぶ第2回本屋大賞を受賞した
恩田陸の同名ベストセラー小説を映画化した青春ドラマ。

―サイトより抜粋
夜を徹して80キロを歩き通すという、高校生活最後の一大イベント「歩行祭」。生徒たちは、親しい友人とよもやま話をしたり、想い人への気持ちを打ち明け合ったりして一夜を過ごす。そんななか、貴子は一つの賭けを胸に秘めていた。三年間わだかまった想いを清算するために―。今まで誰にも話したことのない、とある秘密。折しも、行事の直前にはアメリカへ転校したかつてのクラスメイトから、奇妙な葉書が舞い込んでいた。去来する思い出、予期せぬ闖入者、積み重なる疲労。気ばかり焦り、何もできないままゴールは迫る…。


夜でも目立つように白いジャージを着て徹夜で80キロを歩く。
夕日を見ながら土手に座ってみんなで休憩したり、
休憩所で保護者が作った夕食をもらい、星空を眺めながらまた歩く。
足にマメができて友だちから絆創膏をもらう。
怪我したクラスメイトの荷物を交代で持ってあげる。
好きな人に告白したり、友だちの意外な一面を知ったり。
ふざけ合いながらゴールを目指して歩く。
淡々と、そしてゆっくりと時間が流れていく映画です。
でも、ひとつの賭けをしている女の子と、
その女の子と同じ秘密を抱えている男の子、
そして彼らの友だちにとっては特別な「歩行祭」になったのです。
派手な内容ではないけど、夏の夜にぴったりな映画だと思います。
気になった方はレンタルしてみてください。

先日、高校時代の友だちの結婚式に出席しました。
その披露宴のスライドショーで、高校時代の写真が何点か出てきました。
もー懐かしくて笑い泣き。
高3の時、体育祭の打ち上げと受験前の最後の息抜きを兼ねて
クラスのみんなで島へ行き、一夜を明かしたことがありました。
男女混合の班に分かれて料理対決、夜の散歩、花火に暴露大会。
野球部有志によるコントライブetc。
夜中には泊まった公民館に酔っぱらったおばさんが(おじさんだったかも)
やってきて格闘したり。熱く語りすぎてヒートアップした人たちもいれば、
カップルになって帰った人も。
懐かしいな。
もう2度とあんなことはできないな。
学校にバレたら停学になるというリスクがあったのでわざわざ“島”
まで行ったけど、そこまで行ったから想い出がより強いものになりました。

そうそう、『夜のピクニック』の主演は多部未華子ちゃん。
現在放送中の【山田太郎ものがたり】に池上隆子役で出演中です。
今流行りの目頭切開パチクリ系ではないのですが、
純和風のかわいさがあり注目株の女優さんです。

いちげんさん

2007年06月19日 | 映画



8年前に公開された、京都を舞台にした映画。
京都市から助成金が出たり、同志社大学の協力があったりと、
当時何かと話題になっていた記憶があります。
個人的には、鈴木保奈美の引退作であり、
初めて脱いだ作品ということの方が衝撃的でした。
なぜならば、鈴木保奈美好きだからです。
すっ、好きな娘のはっ、裸を見てもいいのですかー!
と、ちょっぴりだんしーの気持がわかった時でもありました。

+++原作+++
デビット・ゾペティ作「いちげんさん」(集英社刊)
1996年第20回すばる文学賞を受賞
1997年度の芥川賞候補作


+++あらすじ+++
放浪の果てに何となく日本に辿り付き、京都の大学で日本文学を専攻するスイス人留学生の「僕」、ある日美しい盲目の女性「京子」と出会う。対面朗読という出逢いをきかっけに巡り会った2人の間には、やがて愛が芽生える。いつも自分の気持ちを素直に表現しようとする京子に「僕」はかつてない心の安らぎを覚える。その一方でよそ者を「いちげんさん」と呼び、なかなか溶け込ませてくれない京都の街。若者たちの自由への希求を煽り、未知への世界へと羽ばたくエネルギーを与える不思議な大学の街、京都を舞台に、古都の四季の移ろいを織り交ぜながら、2人の出逢いと別れを叙情的に描いていく。


小さいときから目が見えないけど、いろんなことがわかるという京子。
「よかったら、周りの様子を話してみてくれないかしら」と僕に寄りそう京子。
京子のために伝える僕。
「僕」の目を通して映しだされる京都の四季。
雨粒の音、木々のざわめき、光の道。

内容以上に情景が印象深い作品。