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凡人マスター

音楽、映画、場所、食べ物、言葉、生活用品…私的オススメをご紹介。
気になるものは拾ってあげてくださいね。

田中洋一建築設計事務所

2009年06月25日 | 建築&アート




建築を通して仲良くしていただいてる田中さんが、
独立とともに先日ホームページを開設しました。
絵本をイメージしたホームページだそうです。
田中洋一建築設計事務所

是非見ていただきたいのは【works】のところ。
家の外観写真の下の△をクリックすると
ページをめくるように進みながら、内部の写真を見ることができます。
この家のリビングではゆっくりお茶したいなー。
この家では読書や料理を楽しみたい。
この窓から見る空はどんな感じかなー。
写真を見ているだけでもワクワクしてきます。
シンプルだけど無機質な感じではなく、温もりが伝わってきます。
住んでみたい。家が欲しい。あぁー。

でも実際、どうやって家づくり進めていくのかな?
と、思ったところ【schedule】のところに
わかりやすい説明が。
なるほど。

その中で気になったのは“イメージの共有化”
他人と何かを共有するの難しい一面があると思います。
感性となるとなおさら。

納得がいくものをつくったり選んだりするには、
「この感じ好き」
そこからスタートするのが一番なんじゃないかなと思います。
works】の写真でワクワクしたのは好きな感じだったから。
感性に共感できると、自分のイメージを広げてもらえる気がして
期待が持てるのです。


先日、経済番組で携帯電話で大きな需要は終わったという話があっていました。
大きな需要が終わっても飽和状態に陥っても、人が求めるものは必ずあるのです。
こんな時代だからこそ、ユーザー側は大きなところばかり見るのではなく、
情報の収集、選別をし自らで選んでいかなくてはならないと思います。

個人の仕事に目を向ける時代は始まっています。

AIR FRANCE !? / ホーチミンのアートショップにて

2009年06月22日 | 建築&アート



ドンコイ通り付近をウロウロしていると、
絵画や彫刻などを扱うお店がちょこちょこあります。
そのひとつに涼みがてら入ってみました。
ちょっと飾るのにおもしろそうな絵やオブジェがたくさんありました。
ジャンク商品もいっぱい。

写真のはA4サイズで7ドルぐらいでした。
ベトナムでAIR FRANCEかー。
と、お遊びで購入。
帰って調べたら案の定、配色が微妙に違っていた…。
まぁいっか。
何でも旅の思い出で片付けられる性格です。

今村カトリック教会 / 大刀洗町

2009年04月08日 | 建築&アート



先月のことになりますが、一度見てみたかった【今村カトリック教会】へ行ってきました。
こちらは福岡県三井郡大刀洗町にあり、福岡県指定文化財です。









建物はロマネスク風で赤煉瓦づくり。
双塔タイプで長崎の浦上天主堂と似ています。
ステンドグラスはフランス製ですが、レンガは神埼町、瓦は城島町、柱は高良山の杉と近隣のものでつくられたそうです。
残念ながら、内部の撮影は禁止となっていますので外観だけ。
こちらのサイトに内部の写真が掲載されています →

16世紀後半、今村でキリシタン集団が生まれました。
過酷なキリシタン弾圧の時期は隠れキリシタンとして信仰を続けてきました。
稲作地帯のど真ん中に隠れキリシタンの集落があることは極めてまれ。
1867(慶応3)年に長崎の信者が訪れるまで、
他の土地に信者がいることすら知らぬまま密かに信仰を守り続けたのです。
1881(明治14)年に最初に建てられた教会は木造だったそうです。
それを撤去して同じ場所に建てられた現在の今村カトリック教会は
五代目の本田神父と信者さんたちが計画し、
教会建築の名工鉄川与助氏が設計・施工しました。
1913(大正2)年に竣工。

福岡市内からはちょっと遠いですが、一見の価値ありです。




今村カトリック教会
住所:福岡県三井郡大刀洗町大字今707

豊田直子 木版画展[still storm]@カフェ&ギャラリー・キューブリック箱崎店

2009年04月06日 | 建築&アート


福岡市箱崎にアトリエを構える木版画家、豊田直子さんの個展にお邪魔しました。

直子さんの木版画は繊細な色づかいですごくすごーく素敵なんです!
3年程前、初めて直子さんの木版画を見て木版画に対するイメージが変わり、今回の個展でその世界に増々魅了されました。
個展は箱崎の【ブックスキューブリック】2Fカフェ&ギャラリーにて開催中です。
お近くの方は是非!
(そして建物好きな方は、近くにある九州大学箱崎キャンパスもご覧ください!
箱崎キャンパス凄いです。今度写真載せます)



公式サイト →
関連記事 →

■豊田直子 木版画展
会期:3月24日(火)~4月12(日)
11時~20時(3月28日は17時まで、4月11日はイベントのため14時~16時の間お休みとなります)

会場:カフェ&ギャラリー・キューブリック箱崎店
福岡市東区箱崎1丁目15-14ベルニード箱崎2F
TEL・FAX/092-645-0632

※展覧会会期中の4月10日(金)PM8:00より、橋口武史さんのクラシックギターコンサートが開催されます。¥2000(1ドリンク付・要予約・箱崎店092-645-0630まで)


★kikure 木版画教室
講師:豊田 直子
少人数制(各クラス定員5名)
土・日 10:00~12:30 / 15:00~17:30
毎月2回:5500円
入会費:1500円

住所:福岡市東区箱崎3-10-5-305
TEL:092-632-2577
e-mail:kikure305@ybb.ne.jp
制作中などは電話に出られないこともあるそうなので、できたらメールでの連絡の方が良さそうです。

私もやってみたいなー。

西鉄創立100周年記念 安藤忠雄特別講演会

2008年09月24日 | 建築&アート


安藤忠雄さんのお話聞いてきました。
700人の定員に対し5倍の応募があったそうです。
取材や写真はNGの講演会だと聞いていたので
内容の掲載は控えさせていただきます。
1時間半ほどノンストップで聴衆を引き込みながら
話し続けている姿にビックリ。
知識や自信、自分の意見が確立してないとこれはできんよ。
私には無理だー。

さすが世界をまたにかける人。
安藤さんはパワフルでタフ。
仕事で東京-ドバイを3回も
日帰りしたことがあるらしいです。

地域を愛し目標を持つ。
企業の責任、親の責任。
自分の未来は自分で切り拓く。
講演の中でこんな言葉を耳にしました。

頭をつかい考えること、体をつかい行動すること、
シンプルなことですが改めてどちらも大事だなと思いました。
自分の目で見て自分の意見として進めていくことで
様々なことが結実し、生活の糧や自信に繋がっていくと思います。

最近、地域での自分の役割や貢献について考えるようになりました。
もっと大きく言うと地方に住む者の役割や地方での生き方。
講演ではその点についても学ぶところがありました。


今回の講演は【西日本鉄道創立100周年記念のものです。
100周年記念サイト→
本業を含め、西鉄の地域貢献に期待します。

筑後川昇開橋

2007年11月16日 | 建築&アート
パンゲア】に行く前に寄りました。
現存する国内最古の昇開式鉄橋【筑後川昇開橋



九州最大の河川、筑後川の河口付近に架橋されたこの橋は、1935(昭和10)年に開通した旧国鉄佐賀線(佐賀~瀬高間4.1km)の鉄橋です。
1987(昭和62)年に旧国鉄佐賀線が廃止され、
1996(平成8)年には線路部分が撤去されました。





その後遊歩道として整備され今に至っています。
中央部の可動桁は当時のまま昇降を続けているんですよ。
昇降時間:
2003(平成15)年には、貴重な近代産業遺産として
国の重要文化財に指定されました。
全長507.2m。中央部分にある長さ24mの可動桁は
48tの重量があり、桁の左右にある高さ30mの吊上塔(鉄塔)
には4本のガイドレールが走り、この上で滑車が回り機械室内の
巻上装置を介してワイヤで23mの高さまで引き上げることができます。
昇開橋の周辺は有数の河川港として栄え、800t級の大型船舶の航行に
対応可能な水陸両用の大規模な鉄橋だったそうです。

このあたりは【嫌われ松子の一生】の“松子”や、
のだめカンタービレ】の“のだめ”
の出身地として出てきます。
のだめの時はロケでも使われました。





橋からの眺め

■筑後川昇開橋
住所:福岡県大川市大字向島地先
   佐賀県佐賀市諸富町大字為重地先
休日:毎週月曜日。ただし月曜日が祝祭日のときは次の日が休業日
開門時間:9:00~17:00

公共交通機関で行く場合:西鉄柳川駅下車、筑後川昇開橋行バス(下車1分)
            JR佐賀駅下車、柳川行バス(諸富橋下車10分)

スケッチ・オブ・フランク・ゲーリー

2007年06月26日 | 建築&アート


スケッチ・オブ・フランク・ゲーリー】を観てきました。
建築家としてのみならず、ティファニーのジュエリーデザインを手掛けるなど、
アーティストとしても注目を集めるフランク・ゲーリー。
この映画はその創造の秘密に迫る84分のドキュメンタリーです。
監督とナビゲーターを務めるのは、長年の友人でもあり『愛と哀しみの果て』
で監督賞をはじめアカデミー賞計7部門を獲得したシドニー・ポラック。
建築について明るくない監督が撮っているので、
浅い知識しかない私には逆に見やすい映画でした。

建築家になったきっかけについてのエピソードが随所に出てきます。
その中で一番最初のきっかけになったのは、
“子どもの頃、祖母と薪で小さな町を創って遊んでいたこと”
らしいです。
人間って何がきっかけになるか、どんなことから興味が広がって
いくかわからないものですね。

彼の友人としてデニス・ホッパーやボブ・ゲルドフが出ていたり。
もちろん建物の映像もたくさん盛り込まれています。
そして何よりも想像を創造していく過程をほんの一部ですが
見ることができておもしろいです。
彼の周りで働く人たちにも興味が持てます。

ベルリンにあるDG銀行内を歩きながら、
生きてる間に3、4回しか訪れることができないけど
建物を自分の子どもみたいだと言ってみたり、
断られるのが嫌だから来た仕事しか受けないと言ってみたり。
ラフに描かれたケッチを元にランダムに紙を切り貼りしてフォルムを決めていく。
そんなアトリエでの姿を通して“素”のフランク・ゲーリーに
触れることができた気がします。



余談ですが、これを観終わった後のR語録。

フランク・ゲーリーもあるね。
これからはゲーリー・オールドマンじゃなく、
フランク・ゲーリーにしよう!

…………………。

ゲーリー・クーパー、ゲーリー・リネカー、ゲーリー・グッドリッジ
なんかもありますよ!
とりあえず、あなたのお腹はくだってますから~。

●ソラリアシネマにて6月28日(木)まで上映。
上映時間:11:20~12:54の1回のみ
詳しくはコチラ→【

北欧モダン デザイン&クラフト展 @長崎県美術館

2007年04月06日 | 建築&アート




長崎県美術館】では「北欧モダン デザイン&クラフト展 」が開催中です(4/4~5/17まで)。
アルネ・ヤコブセン、ハンス・J・ウェグナー、バング&オルフセン、ポール・ヘニングセン、ヴェルナー・パントン、タピオ・ウィルッカラ、マリメッコ…椅子から食器、家具、お洋服まで国内初の本格的な展覧会です。ポスターもかわいい!実家に帰った時にでも行こうと思います☆

そうそう、引っ越したらマリメッコのファブリックパネルを飾る予定です。
でも柄が多すぎて悩みそうだわ。

展覧会はその後、
宇都宮美術館 7月1日(日)~9月2日(日)
京都市美術館 9月15日(土)~10月21日(日)
東京オペラシティアートギャラリー 11月3日(土)~1月14日(月)と巡回の予定だそうです。


☆+++++北欧関連+++++☆

北欧建築・デザイン協会
北欧生活.com
ELLE DECO現在発売中のNo.89は北欧スタイルの特集です


STOCKHOLM #1
STOCKHOLM #2
STOCKHOLM #3
STOCKHOLM #4
STOCKHOLM #5
ブックマークしている『日常のデザイン』の、
designer-hさんのSTOCKHOLM旅レポです。


■「北欧モダン デザイン&クラフト展 」

会期: 2007年4月4日(水)~5月17日(木)
     10:00~20:00(最終入場は19:30まで)
会場: 長崎県美術館企画展示室
主催: 長崎県美術館、西日本新聞社
協賛: ビームス、資生堂
観覧料金:一般:1,000円(900円)、大学生・70歳以上:800円(700円)、高校生:600円(500円)、中学生以下無料
スウェーデン、フィンランド、デンマーク、ノルウェー。その独特の風土と穏やかな時の流れの中で育まれ、愛され続けてきた家具・食器・玩具など約300点をご紹介する国内初の本格的展覧会。


RealTokyoEstate-東京R不動産-

2007年04月05日 | 建築&アート

東京R不動産】。東京で一番、「面白い」不動産屋さんだそうです。
レトロなものからデザイナーズマンションまでおもしろい物件がわんさか!
ここのHPはすっきりとしていて見やすいし、アイコンの使い方なんかも参考になります。
東京R不動産の本も、ビジュアルブックのようでお洒落です。



それにしても東京はやっぱり家賃が高いな~。

素敵なリノベーションルーム☆箱崎不動産/Haco.不動産

2007年03月26日 | 建築&アート
先週の土曜日、Haco.さんに会いに箱崎まで行ってきました。
その前に、まずはHaco.さんをご紹介。
Haco.さんは【箱崎不動産】の方ですが、独自で【Haco】という不動産屋もやっています。東京で長年スタイリスト(オリーブやカーサブルータスなど)をされていた経験を持ち、そのセンスにはいつも脱帽♪ガーリー魂あふれるふんわりとした雰囲気とリズミカルな話のテンポに、揉まれてないのにリラクゼーション☆そんなすごーく素敵な女性なのです。

Haco.さんと先日紹介したKRANKさんのリノベーションルームが完成したと聞き、行ってきました!見てきました!撮ってきました!













どどーん!14帖のお部屋に6帖のキッチン。
アンティークなビルの1室がこんなに素敵になるだなんて。
特注の扉や備え付けのKRANKさんの椅子。
(ダイニングテーブルなどは撮影用で、KRANKさんのものです)
細部まで凝っています。
もう…帰りたくなかとです。
口が半開きで部屋をウロウロ。
私が訪ねる3時間前に、電撃的に入居者が決まってしまいました。
でも気を落とすなかれ。
また半年後にリノベーションルームが生まれるらしい!この部屋の家賃は58000円ですが、次のはもう少し安くなるかもとのこと。
詳しくは【Haco】をご覧ください☆

ちなみに、Haco.不動産はコチラ↓







Haco.不動産を訪ねるとこんな素敵なお部屋に通されます。
まったりお茶しながらHaco.さんと話してると時間を忘れてしまいます。
このお部屋も本当にかわいくて隅々まで写真を撮っちゃいました。
ショールームの上ではなーさんの木版画教室も開催中。
水彩絵の具を使ったなーさんの木版画は透明感や温かみがあってすごく素敵なんです。
そちらも訪ねてきたので、また今度紹介します。
Haco.さ~ん、また遊びに行きますね♪
そうそう、小西真奈美が表紙のKyushu eyes4月号のP90に箱崎不動産/Hacoが紹介されています。
しかもP22~23の撮影場所は上の写真のお部屋、Haco.さんのショールームなんです。
是非こちらもご覧ください☆

【箱崎不動産】
■所在地:福岡県福岡市東区箱崎3丁目10-6092-631-0300
■電話:092-631-0300
■FAX:092-641-3912
■営業時間:AM 9:00~PM 6:00

【Haco.不動産】
■092-631-0300
■完全予約制の不動産です。
■mailでのお問い合わせはこちらまで。
 hf@haco-fudousan.com
※お電話される方はこのブログを見たと言えば、
 Hacoさんいますか!?で大丈夫です。

『若冲と江戸絵画展』行ってきました

2007年02月22日 | 建築&アート




『若冲と江戸絵画』行ってきました。
日曜の午前中は混んでると聞いていたので、15時頃出掛けてみました。団体さんが帰った後だったので比較的空いてたけど、それでもスゴイ盛況ぶり。閉館時間が延長されたのでそのまま国博の駐車場に車を置き、太宰府の参道でいろいろ買い食いしちゃいました。

さて、本題。
まず、行って良かったです。楽しめました。
おもしろい日本人がいたんです。
おもしろい時代があったんです。
以下、いくつか気になる絵をご紹介。
是非、【作品/作者名】をクリックしてみてください。


●若冲編

猛虎図/伊藤若冲
写真じゃわかりにくいけど、虎の毛並みが丁寧かつ緻密に描かれていてすごいんです!これは実物を見てもらいたい。毛の色といい肉球のもっこり具合といい好みです。触りたい!もっこり具合は、話題のまりもっこりに負けちゃいない!!(何のこっちゃ)。。。

群鶴図/伊藤若冲
どれがどれの足なんかい!?でもこういう絵を描くところがおもしろいなぁ。

紫陽花双鶏図/伊藤若冲
文句なしにすごい。爪の先からとさか、デフォルメされた羽、背景まで何もかもがスゴイ!小学生ぐらいの男の子が釘付けで見ていたのも納得。

鳥獣花木図屏風/伊藤若冲
何かと話題の作品。濃淡はあれど、タッチはベタっとした感じ。それでもタイル状に描かれたマス目からは若冲の緻密さがうかがえます。途方もない作業だったんだろうな。それにしてもエキセントリックな絵です。山に入って変なキノコを食べ、キメキメで描いたというとんでもない仮説を立ててみました。
それだけ想像豊かな1枚。

●オモシロ編

閻魔と地獄太夫図/伝河鍋暁斎
この時代から閻魔様の額には“王”と描かれちゃうんですね。“肉”じゃなくてよかった(笑)

達磨遊女異装図/竹田春信
この絵はポップですよ!思わず笑ってしまいました。遊女と着物を取り替えた達磨。その立ち方や表情がおもしろい。遊女の着物を一度でいいから着てみたかったんだろうな。こんな絵を描いちゃった日本人がいたことにプチ感動。なんだか一番印象に残ってしまいました。

虎図/谷鵬
おもしろい虎の絵が数点あった中の1枚。この時代の人は、虎の毛皮は見たことあっても虎は見たことがなかったらしいです。毛皮から想像して描いたみたいだけど、いやはや笑えた。こんな表情、こんなポーズされたら、まず笑ってやらんと。

猿猴狙蜂図/森狙仙
これは笑えるオモシロさとはちょっと違って、構図がおもしろい。“縦”をいかし、その余白までもうまく利用しているなーと。お猿さんもカワイイ♪


●オシャレ編

雪中松に兎・梅に鴉図/葛蛇玉
大きな絵でした。かっこいい。これも実物を見てもらいたい。しんしんと降る雪の中での情景を思い浮かべると気持が鎮まります。

蓮図小襖/中野其明
色づかいがきれいでした。シンプルなんだけど大胆で存在感がある絵です。

●エロス編

妓楼酒宴図/河鍋暁斎
達磨?坊主かな?絶対こんな感じで描かれちゃうよね。真ん中付近にイヤラシイふたり発見!『イヤラシカねー』『ホントやねー。女の手が!』とはしゃいでたら人が来たのでそそくさ退散。

三千歳図/岩井江雲
『エロいねーエロスやねー』と言い合いながら見てしまいました。何かエロくないですか!?
これは、それを口にしたものは3000年生きられるという中国の3つの巨大な桃の故事を描いたものらしいです。エロいわ~。

『プライスコレクション 若冲と江戸絵画』

2007年02月05日 | 建築&アート



いま九州国立博物館で、鮮やかな色彩と精密な描写で知られる伊藤若冲(じゃくちゅう)をはじめとした江戸絵画109点を展示する『プライスコレクション 若冲と江戸絵画』が開催中です。展示作品は江戸絵画収集で知られる米国のジョー・プライス氏のコレクション。

2000年、京都国立博物館にて「没後200年」を記念して行われた展覧会により爆発的ブームが起こった若冲。2002年、宇多田ヒカルの『SAKURAドロップス』のPVで、2004年、『まろ茶 ひとひらシリーズ』でも若冲の絵が使われています。(SAKURAドロップスのでは最後のシーンに登場する、白象やいろんな動物が並んでいる場面がそれらしく、『樹花烏獣図屏風』という絵を元にしているみたいです)

私は2月の末に行く予定です。
会社のおじちゃんや知り合いがこぞってオススメしてくるので今から楽しみです。
そうそう、虎の肉球と鶏のとさかが圧巻とのこと。
2/6~後期に入ったので、前期とほんの一部作品が違います。
でもそれはあるみたいなので、ホッ。

BRUTUS2006年8月1日号(599号)】で若冲の特集を組んでいます。




若冲&ジョー・プライス氏についての詳細はコチラで↓
九州国立博物館
特集「若冲と江戸絵画」】(西日本新聞内のサイト)

『プライスコレクション 若冲と江戸絵画』
■会期 平成19年1月1日(月)~3月11日(日)
■会場 九州国立博物館(太宰府市石坂4-7-2)
■時間 9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)
■料金 当日:一般1,300円、高大生1,000円 前売・団体:一般1,100円、高大生800円、中学生以下無料

ル・コルビュジエ―建築・家具・人間・旅の全記録

2006年05月25日 | 建築&アート
何だか建築ネタばかり書いていたら久しぶりにめくりたくなった本。

『ル・コルビュジエ―建築・家具・人間・旅の全記録』



言わずと知れた20世紀3大建築家のひとり、ル・コルビュジェ
性格とは裏腹な繊細さを持つ建物。好きです。大好きです。
安藤忠雄も彼に影響を受けたひとり。正規の建築家教育を受けていないところや
画家から出発したところなど、バックボーンにも共通性があります。
コルビュジェの話は長くなるのでまたいつか。

志免鉱業所竪坑櫓

2006年05月25日 | 建築&アート


志免鉱業所竪坑櫓

ちょうど1年程に行った志免炭坑跡
携帯で撮った写真にちょっぴり手を加えて載せてみました。

立坑は石炭の出る地層まで縦に掘った穴のことで、
立坑櫓は昇降する機械を取りつけたタワーのことです。
石炭を掘り上げた時に出た土(ぼた)を積み上げたのが“ぼた山”。
福岡県内には沢山の炭坑がありましたが、立坑櫓とボタ山が両方残っているのはここだけのようです。
近くに地下500メートルまで達した斜坑もありました。

迫力のある建物、それに絡み付く錆びた有刺鉄線と葉脈がくっきりした無数の葉。荒涼とした風景。格子状の柱と梁の間から見える空と差し込む光の奥には、活気に溢れた古い記憶が蜃気楼のように浮かぶ。
想像によってより趣きが増す立坑櫓。
『廃虚の美』は各々の想像力や感性を研ぎすまして見えてくるものだ。

志免鉱業所竪坑櫓のリンク先にもなった、日本&海外の建築MAPです。
写真も説明も詳しいので参考にしています。
ARCHITECTURAL MAP

安藤忠雄~みのもんたのさしのみ

2006年05月25日 | 建築&アート
月曜日に放送されたみのもんたのさしのみより。

建築家がモニュメントを創る時代は終わった。これからは好奇心を掻き立てるような街づくりが必要。退職した人がちゃんと街へ出て楽しむことができるようにしていかないと。~安藤忠雄

安藤忠雄はどうしてこんなに魅力的なんだろう。
元プロボクサー、世界中を旅しながら独学で建築を学ぶ。
RIBAゴールドメダル受賞。
一番最初に手掛けたのは25坪の家。
そして最後の作品もそういうものにしたいと。

人や建物のメンテナンスの大切さや教育の重要性も話していました。
こんな人が国土交通省や文部科学省の“大臣”になったらいいのになー。
単純にそう思っちゃった。

安藤忠雄といえば、行ってみたい島があります。
好奇心を掻き立てるような島です。
瀬戸内海に浮かぶ直島
そしてそこで行ってみたい場所があります。
ベネッセアートサイト直島


■安藤忠雄×旅
■安藤忠雄×旅2