凡人マスター

音楽、映画、場所、食べ物、言葉、生活用品…私的オススメをご紹介。
気になるものは拾ってあげてくださいね。

最終家庭教師~岡村靖幸

2005年04月07日 | 音楽
西鉄福岡駅ビル(天神駅)の3~5Fにタワーレコード福岡店がショッパーズから移転してきて半年、西鉄通勤の私としてはかなり重宝しています。

まずジャズやクラシック、 ワールドミュージックなんかが置いてある5Fに上がり、プラプラしながら軽くチェック。その後はB系やロックの4F(最近その手とちょっと距離を置いている)をすっ飛ばし邦楽メインの3Fへ。これがいつものコース。

一昨日のこと。
その日も3Fでダラダラ新譜やらなんやら試聴していました。
そんな感じで店内を回っている時目に飛び込んできたのが
『岡村ちゃん大百科~愛蔵盤』
ほっ、ほっ、欲しーい!でもその価格なんと18,900(税込)
うひゃー!高ーい!と断念。。。残念、無念。
内容は充実しているのでいつか後悔しそうだな~。
多くのファンがしているように、岡村ちゃんは私の中でも勝手に『天才認定』されています。純情で変態な天才、それが岡村靖幸。

岡村ちゃんとの出会いは忘れもしない中1の文化祭前。
余談だがうちのクラスは、見る人が相当理解に苦しむ斬新なサスペンス劇をした。
もちろん体育館中ドン引き。。。
でもある意味クラスのみんなの若い感性が大爆発した作品だ。
時に新しい芸術は理解され難いのである。
ちなみにその時私は、主に音やら演出やらの裏方をしながら声の出演を果たした。
電車が発車するアナウンスと発車コール(ルルルルルルーというベルみたいなやつ)
サスペンスには欠かせない電車のシーン(そうなのか!?)重要な役どころである。

話を戻そう。
その劇の準備中、効果音やらBGMをまとめる作業のかたわら教室でいろんな音楽を流していた。ある日、一色紗英似のクラスメート(あいちゃん、わかるよね?)がお姉ちゃんのだと言って岡村ちゃんの『ターザンボーイ』を持ってきた。
♪ベイベベイベベイベ~。それが始まりだ。
『ターザンボーイ』はクラスの女の子の間で流行ったね~。遠足で○○景へ行く時も坂道を歩きながら女子連合でワーオワーオワオワオ!と唄っていた覚えがある。珍しくクラスの女の子がみんな仲の良いクラスだったのよ。ていうか男子も含めて仲良かったなー。今になって思えば亡き担任のおかげだったな。
そんなこんなで楽しい時期に出会ったから今でも岡村ちゃんが好きなんだと思う。

チャームポイント全部調査してもらいたいんだけど、
岡村ちゃんのアルバムで好きなのはやっぱ

『家庭教師』

いろんなところで見聞きするが私も思う、『90年代J-POP傑作の1枚』だと。

曲目リスト
1.どぉなっちゃってんだよ
2.カルアミルク
3.(E)na
4.家庭教師
5.あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう
6.祈りの季節
7.ビスケットLove
8.ステップUP↑
9.ペンション

ガツンとした曲ももちろんいいけど、「ビスケットLove」の緩さとかも好きだな。
爽やかな青春ソング、「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう」は岡村ちゃん聴かない人でもけっこう知っていると思います。
『寂しくて悲しくてつらいことばかりならば あきらめてかまわない
大事なことはそんなんじゃない青春って1,2,3,ジャンプ~』思春期の応援ソングだよ、これ。楽しいことに目を向けたもん勝ちだよ。

あと、エロ路線を極力排除しているブログなので書くのをためらいましたが…
タイトルにもなっている4曲目の「家庭教師」
この曲は全体的にエロ度120%なんだけど、その歌詞の中でも『最終家庭教師』という言葉、格付けの時の梨花風に言うと『エッロイ!』
早熟な僕が君の最終家庭教師…なんだって。参観日まであるんだから。
視覚や聴覚には負けない、これぞジャポニカエロス。
10代の若者よ先を急ぐでない。思い巡らす時間も貴重である。

『もう、家に帰ろう』田辺あゆみ&藤代冥砂

2005年04月05日 | 
時々思い出したかのように、手に取り開いてしまう写真集が何冊かあります。
約1年前に出たものを今更ですがご紹介。
えっ?いつも情報が古い?すみません。。。
温かい写真集です。
『もう、家に帰ろう』田辺あゆみ&藤代冥砂 ロッキングオン(出版)

私と同年代で-しかもプチじゃなくセブンティーン派の女の子-なら知らない人はいないであろうモデルの田辺あゆみさんと、月刊井川遥や吉岡美穂、モー娘。etc…グラビアを中心にファッション誌などでも活躍中のカメラマン、藤代冥砂さん。
ちなみにふたりは夫婦であり、この写真集はそんなふたりの3年間の日常が詰め込まれたものです。被写体はすべて田辺あゆみさん。藤代さんは1カットも出てきません。
写真もさることながら、1枚1枚に寄せた藤代さんのコメントが胸をジーンと、そしてほっこりさせてくれます。気取った写真集ではありません。ショートフィルムを見ているような感じかな。愛情に満ちたコメントは沢山ありましたが、
『日々のディティールを疎かにしてはいけない』
という表現が気になりました。

十代の頃と比べると、温かいものを温かい気持ちで見ることがずいぶんとできるようになりました。それは温かさも冷たさも、その頃からして沢山感じてきたからだと思います。過去・現在・未来どんなことがあったとしても、やっぱり人生は美しいものなんだろうな。

話は変りますが、昨晩二つ年上の友人Aくんから『ちょっとばっかしよかですか?』と電話がありました。恋愛相談です(ちなみにへたれうんこのKくんではないです)。彼はなんと2時間半も切々と自分の恋について語ってくれました。内容は、まだ告白をしていない好きな子とふたりで2回デートをした。2回とも自分がデートの計画を綿密立てて誘った。次誘う時は相手に行きたいところを聞いたがいいか、それとも自分が計画して誘ったがいいか。彼はこれを悩んで2週間まともに食事がとれなかったらしい。こちらとしては2週間も食べれなくなるほどの悩みか?と正直思ったが、彼にしてはものすごく重大なことみたいでした。あーだこーだ言いながらとりあえず悩みが解決し、電話を切る時「人生が楽しくなってきたよー」とかなり御機嫌でした。2時間半前と明らかに声のトーンが違う。私もとても微笑ましく新鮮な気持ちになったよ(2時間半は長かったが…)
人生は美しくもあり、気分次第では楽しいものでもあるんだね。
それにしてもAくん純粋、純愛、純情です。皆無!ドキドキ・エロティック。
そういう気持ちって素敵だと思います。久々高校時代を思い出しました。
掃除場所で見かけるだけで幸せ~な気分になってたなー。

ピエヌのネイルカラー67番

2005年04月02日 | ネイル
会社に母親と同じ歳の素敵な女性(Kさんとしておきます)がいます。
その人と今年の1月に乙女倶楽部を結成し、水面下で活動中。
乙女倶楽部の活動は、ハート・リボン・パール・花柄・ピンクをひっそりと愛し、それらにまつわるものの情報交換をする部です。
今日はそんな乙女倶楽部が今はまっているおすすめの1品。

ピエヌのネイルカラー67番(ヴェールピンク)
この春の新色です。
仕上がりはふんわり淡い感じ。
ピンクの偏光パールが入っているので光りに当るとキラッとします。
影のところではピンクは目立たず薄く透明なものを塗っているかのようです。
ピンク系にありがちな手元はくすみはありませんでした。
Kさんといろいろ試してみたところ、
1度塗りは透明感がある濡れた感じ。
2度塗りはサテンまではいかず、オーガンジーぽい仕上がり。
私は1度塗りの方が好みです。
手持ちのピンクやベージュピンクなんかに重ねてもきれいだし、
縦に重ねていくとグラデーションも作れます。

ちなみに68番(ヴェールブルー)もあります。
こちらは手元がくすんでしまいました。
ヴェールブルーは色白さんだけじゃなく、意外と日焼けしていたり、手が骨っぽい人のほうが合うんじゃないかなーと思います。

『おおきな木』~絵本

2005年04月01日 | 
今日から4月。今年も4分の1終了!早いなー。
先月は6日しか書いていない…。
うーん…。
今月はこのブログの原点に戻ろう。。。
いろんなおすすめ品をガンガン紹介するぞー。

今日のおすすめは
『おおきな木』という絵本。
シェル・シルヴァスタイン (著), ほんだ きんいちろう (翻訳),篠崎書林 (出版) 

1本のリンゴの木とひとりの少年にまつわるお話。
文は少ないですが、この本ものすごく深い。
ちゃんと読書感想文を書くとしたら原稿用紙が何枚必要だろうか。

木と仲良しな少年が老人になるまで、身を削りながら自分の持つ全てを与え続ける木。
幸せとは、自己犠牲、無償の愛、与えること、もらうこと、待ち続けること、帰る場所…
大人に読んでもらいたい1冊です。はっきり言おう、大人のための絵本です。
何年か間隔を置いて繰り返し読むと、より深く理解していける絵本でもあります。
読んだことのない方は一度手に取ってみて下さい。
「きは それで うれしかった・・・ だけど それは ほんとかな。」
心にきます。