優柔不断後の決定 その2

日々つらつら書き留めます。ネガティブでポジティブ。
決定力と、前向き思考を手に入れたい。

シグナル 関口尚

2013-01-08 02:26:49 | 小説
どもどもイグです。

久々に小説読みました。

シグナル 関口尚

めっさ面白かったです!
350ページ一気に読みました(笑)
関口さんの青春小説は素敵だね!
空をつかむまでとかめちゃめちゃ面白いよ!


映画館の、映写機や映写室を舞台にした
青春小説でした。
大学三年生のお話

貧困に窮して大学を休学して
実家に帰ってきた僕が、そこでアルバイト。
働くためには条件がある。
そこには三年間、
映画館から出た事のない女性がいて、

・その女の子の過去を詮索するな
・月曜日はそっとしておけ
・恋愛するな

な三つを守る事。

それを守りながら働くけれど
やっぱり気になりだして、
少しずつ女の子の過去のトラウマに触れていく
そんな話でした。


やさしく生きる事は
とても辛い生き方だと思い知らされまして
でも最後はほっこりしました。

バンプのembreceを思い出しました。
そんな話


腕の中へおいで
抱えた孤独の その輪郭を撫でてやるよ

腕の中へおいで
隠した痛みの その傷口に触れてみるよ

腕の中へおいで
醜い本音を 紡いだ場所にキスをするよ

みたいな。


やさしく生きる事は
時に自分を痛めつけて
時に取り返しのつかない事態を招いて

そこまで頑張っても
人と人は解りあえないけど
この人とだけは解り合いたいと思ったら
それでも必死で手を伸ばして
信じ続けるしかない

そんなお話でした(笑)

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