優柔不断後の決定 その2

日々つらつら書き留めます。ネガティブでポジティブ。
決定力と、前向き思考を手に入れたい。

砂漠 伊坂幸太郎

2013-02-25 01:21:26 | 小説
記録

砂漠 伊坂幸太郎

最近の本では一番スラスラ読めました(笑)

大学生のお話。
優柔不断な北村(主人公)、
綺麗な女性である東堂
超能力が使える南
世界を憂う西嶋

そしてイーソー鳥井。

この五人の大学生活の話

トンナンシャーペー、麻雀を絡めながらの
お話でした。
お得意の仙台を舞台にして
海に行ったり、プレジデントマンと対峙したり
合コン、飲み会にホストとの対峙

面白かった。
叙述トリックにまんまと騙されました。

人間の最大の贅沢は
人間関係の贅沢である

学長素晴らしい!

西嶋が素敵でした。
絶対めんどくさいけど、
彼は雪を降らせてくれるからね!

階段途中のビッグノイズ 越谷オサム

2013-02-25 01:08:06 | 小説
記録

階段途中のビッグノイズ 越谷オサム

高校生の軽音の話
ありきたりっちゃあありきたりですが
パンクロック好きな人は
嬉しいんじゃないかな?

軽音を通して子どもが大人になりつつ
最後に一花咲かせる話
廃部にさせない心意気(笑)
誰もが思い描くステージに立つために
がんばるお話

伏線がわかりやすいけど
気づかない人は気づかないんじゃないかな?

先生大好き!
校長大好き!

やれる事やれた高校時代が懐かしいね
青春時代のお話でした。

空の中 有川浩

2013-02-25 01:07:19 | 小説
記録

空の中 有川浩

初期の作品ですね
有川浩らしくて面白かった!
塩の街に通じるモノがあります。
女の子、女性が強いのもその特徴かな

高度二万の上空に
あり得ない生命体がいたという話

話しすぎるとネタバレなので
この辺で(・∀・)

なかなか好きでした(笑)

SOSの猿 伊坂幸太郎

2013-02-13 21:01:52 | 小説
記憶の代わりの記録です

久々の伊坂さん

SOSの猿

ごめん、あんまり合わなかった
どうもイグです。


叙述トリックには驚きましたし
何気ない登場が後で関わってきたり
最後の猿の発言も
物語を総括するような場面で
そう言う面では面白かったけど

設定かな?あまり好きじゃなかったなぁ

二つの視点で語られます。

エクソシストの私の話と、
猿が語る生真面目リーマンの話

社会問題を取り上げたのかなと思いましたが
なんか詰め込まれてました。
何が一番言いたかったんだろう
因果関係?

何かがあるから何かが起こるという
伊坂節はなかなか好きでした。

ボーナストラック 越谷オサム

2013-02-13 21:01:08 | 小説
イグです。

記憶の代わりの記憶として
記録しときます。

ボーナストラック 越谷オサム

先日読んで感動した
日だまりの彼女の作者のデビュー作です

轢き逃げに遭遇した主人公と
轢き逃げにあって死んでしまった幽霊とで
轢き逃げ犯を追う話でした。

二つの視点から書かれていて
某ハンバーガー屋が出てきたり
他に幽霊が見える人が出てきたり
コミカルな感じでした。

デビュー作って感じがして、
日だまりの彼女より肩肘張ってましたが
普通に面白かったです

幽霊に至らない所を教えてもらう主人公が
面白かったです。
読後感もすっきりしていて、
切ないけどまぁそれはそれで、みたいな
綺麗な終わり方でした。

寂しさの中に優しさもありました。

君はポラリス 三浦しおん

2013-02-04 14:24:01 | 小説
しおんさーん!
まほろ駅前新しいの出してー!

どうもイグ

まほろ駅前は本当に素晴らしい小説でしたね
過去の消せる事のない失敗を
誰かに感謝される事で償った気になっていく

一人でいいと思いながら
誰かといたいというジレンマ

そんなしおんさんの恋愛小説

君はポラリス 三浦しおん

また短編集です

同性愛や年の差や違った見方からの
恋愛小説でした。
恋愛小説っぽくない感じ。

適当な男を書く上手さと
適当に見えて本音がそこにあるという
書き方の上手さは素晴らしかった。

一番ベタだけど
犬の話にぐっときました。

そして題名作?の冬の一等星
他人に何かを伝える大切さ
コレは良かった。


やっぱり恋愛小説とヒューマンドラマが
小説は面白いですね!
感情の機微を捉えてる書き方の人とか
大好きですもん(´・ω・`)

もう読んでるけど、次は高校生物です
同じ県出身者。

これもなかなか面白い

その日の前に 重松清

2013-01-29 00:07:55 | 小説
狂ったように小説を読め!
静かに緩やかに時間が過ぎていくように
努力をして、準備をしよう。
その日が来たときのために。

イグです。

その日の前に
重松清

人の死に方を書いた短編集でした
あんまり短編集読まないんだけどなぁ

感想としてやはり泣きました。

色々話はあったけど、表題作

ガンで余命宣告された奥さんと旦那さんが
新婚の時住んでた町を、最後に見に行く話

小説内で、

その日の前に
その日
その日のあとで

とあって、三部作でした。

少しずつ忘れていく実感とか
子供たちの反応とか
ダイレクトメールには泣けました。

悲しいのは残された人ばっかりだと思います
寂しいとか、切ないとか、愛情とか
そこら辺が無くなればもっと
楽に生きれると思いました。
でも、きっと楽しくないだろうな


思いにケリを付けるための練習とも
いえるかもしれません。

結婚もしてないし
このまま独身のままかもしれないけど(笑)
大好きな人が死んだらやっぱり嫌だけど
少しずつ受け入れていかなけりゃ
いけないのかもしれませんね

緩やかに、緩やかに

日だまりの彼女 越谷オサム

2013-01-21 01:59:39 | 小説
イグです。

日だまりの彼女 越谷オサム


小説好きよ
とにかく読んでくれ
三時間ぶっ通しでいけるから。


ベタ恋愛だね
あれ?ミステリー?
これ悲恋物になるの?
あ、あぁ!そう言う事!

が感想です。
そう言う事!の時泣いてましたが(笑)


素晴らしい読後感。
作者はきっと優しい人でしょう。

真緒の性格みたいな人と結婚したい
浩介みたいに優しくなりたい
例えそれが紙のページの上の
想像上の人だとしてもね


よく解らないけど、きっと
神様はいるんだよ
久々に暖かい物語ですた。

シグナル 関口尚

2013-01-08 02:26:49 | 小説
どもどもイグです。

久々に小説読みました。

シグナル 関口尚

めっさ面白かったです!
350ページ一気に読みました(笑)
関口さんの青春小説は素敵だね!
空をつかむまでとかめちゃめちゃ面白いよ!


映画館の、映写機や映写室を舞台にした
青春小説でした。
大学三年生のお話

貧困に窮して大学を休学して
実家に帰ってきた僕が、そこでアルバイト。
働くためには条件がある。
そこには三年間、
映画館から出た事のない女性がいて、

・その女の子の過去を詮索するな
・月曜日はそっとしておけ
・恋愛するな

な三つを守る事。

それを守りながら働くけれど
やっぱり気になりだして、
少しずつ女の子の過去のトラウマに触れていく
そんな話でした。


やさしく生きる事は
とても辛い生き方だと思い知らされまして
でも最後はほっこりしました。

バンプのembreceを思い出しました。
そんな話


腕の中へおいで
抱えた孤独の その輪郭を撫でてやるよ

腕の中へおいで
隠した痛みの その傷口に触れてみるよ

腕の中へおいで
醜い本音を 紡いだ場所にキスをするよ

みたいな。


やさしく生きる事は
時に自分を痛めつけて
時に取り返しのつかない事態を招いて

そこまで頑張っても
人と人は解りあえないけど
この人とだけは解り合いたいと思ったら
それでも必死で手を伸ばして
信じ続けるしかない

そんなお話でした(笑)

「鹿男あをによし:万城目学」

2010-04-27 23:00:41 | 小説
ドラマにもなりましたね。

「鹿男あをによし:万城目学」

まきめ まなぶ と読みますよ。


鹿男と書いても、決して俺の事ではない(大学時代のローカルネタワロス)


メッチャ面白かった。

400頁程あったのに、面白くて一日で読んだ。
おかげで今日は眠いの何の。

マキメさん、マジ頭いい。


舞台は奈良。

大学院で研究をしていたのに、教授の意向で女子校の先生になった「俺」
いきなり女子高生の堀田さんよりイジメに遭う。

そんな中、

鹿が俺に言った。

「さぁ、神無月だ。始まるよ、先生」

どうやら俺は「神様の使い」の「使い」に選ばれてしまったらしい。
そしてどうやら、俺は日本を救うらしい。



みたいなお話。


歴史とか好きな人は絶対好きだと思う。
よくもまぁ、色んな奈良や京都や大阪の知識を集めて
こんな物語を作れるモノだと感心しましたよ。

もうね、すげー面白かった。

現実的な世界だけど、角度を変えたらすぐ横に神様っているんだな!とか、
現実に隣り合わせの非現実っていうか。

伊坂さんと同じ世界。

少し変わった、見方を変えた世界のお話。


最後の方、もしくは一番最後はベタな展開感は否めませんでしたが、
本当に面白かったです。

ファンタジーのような、すごく身近なような、むしろあってもおかしくないような
そんな物語でした。


ローグー!