はい。
週間ですね、小説読みました。
森 絵都さんの
「永遠の出口」
なにこの自虐的な題名ww
友だちに勧められた一冊です。
「ヒューマンドラマの小説大好き」って言ったら教えてもらった中の一つ。
9章くらいに分かれてて、
主人公の紀子ちゃんが、小学校4年生から高校卒業式までの
9年間を、紀子視点でみる、というものでした。
なんていうか、
一人の人が大人になっていく過程、心理描写がすごく面白かったです。
小学校では何も考えない子ども。少しずつ何かを学んだり初恋があったり。
中学校ではグレて、友だちができて更生されたり、
両親が離婚しそうになったり
高校生では初彼ができたり、初バイトをしたり天体観測したり。
その一連の流れがとても面白かったです。
特に、卒業式や別れなどの行事について、
本質的なそれが書いてあるのが感嘆しました。
子どもの頃はただ離れるだけで二度と会えないと思ってたけど、
高校卒業の時はそうでもない、その理由とか。
人はすごいね。
悲しみや辛さを上手に箱にしまえるんだから。
一番最初に書いてあるんですが、
まだまだ子どもで、世界の広さすら知らず、
目の届く範囲だけが世界だと、世界を小さく見積もってた頃、
「永遠に~できない」
という言葉に紀子は弱かったんです。
小さな世界で何もかもを知っていようとしたから、
「永遠に~できない」というのは悪魔のような言葉だったんでしょうね。
ちなみに僕も、小学校の頃、こんな感じでした。
非常に共感できます。
でも、紀子は
色々な事を諦めて、
失敗して、
嘆いてる内に世界の広さを知っていきます。
「永遠に~できない」なんてない事を、少しずつ学んでいくんです。
そうして高校3年生になって、
最後、本当に「永遠」なんてない事を知ります。
そして、彼女は「永遠」の出口を見つけるんです。
子どもの頃からとらわれていた「永遠」という概念の出口を。
非常に面白い小説でした。
週間ですね、小説読みました。
森 絵都さんの
「永遠の出口」
なにこの自虐的な題名ww
友だちに勧められた一冊です。
「ヒューマンドラマの小説大好き」って言ったら教えてもらった中の一つ。
9章くらいに分かれてて、
主人公の紀子ちゃんが、小学校4年生から高校卒業式までの
9年間を、紀子視点でみる、というものでした。
なんていうか、
一人の人が大人になっていく過程、心理描写がすごく面白かったです。
小学校では何も考えない子ども。少しずつ何かを学んだり初恋があったり。
中学校ではグレて、友だちができて更生されたり、
両親が離婚しそうになったり
高校生では初彼ができたり、初バイトをしたり天体観測したり。
その一連の流れがとても面白かったです。
特に、卒業式や別れなどの行事について、
本質的なそれが書いてあるのが感嘆しました。
子どもの頃はただ離れるだけで二度と会えないと思ってたけど、
高校卒業の時はそうでもない、その理由とか。
人はすごいね。
悲しみや辛さを上手に箱にしまえるんだから。
一番最初に書いてあるんですが、
まだまだ子どもで、世界の広さすら知らず、
目の届く範囲だけが世界だと、世界を小さく見積もってた頃、
「永遠に~できない」
という言葉に紀子は弱かったんです。
小さな世界で何もかもを知っていようとしたから、
「永遠に~できない」というのは悪魔のような言葉だったんでしょうね。
ちなみに僕も、小学校の頃、こんな感じでした。
非常に共感できます。
でも、紀子は
色々な事を諦めて、
失敗して、
嘆いてる内に世界の広さを知っていきます。
「永遠に~できない」なんてない事を、少しずつ学んでいくんです。
そうして高校3年生になって、
最後、本当に「永遠」なんてない事を知ります。
そして、彼女は「永遠」の出口を見つけるんです。
子どもの頃からとらわれていた「永遠」という概念の出口を。
非常に面白い小説でした。