優柔不断後の決定 その2

日々つらつら書き留めます。ネガティブでポジティブ。
決定力と、前向き思考を手に入れたい。

永遠の出口

2009-05-03 17:38:23 | 小説
はい。
週間ですね、小説読みました。

森 絵都さんの

「永遠の出口」

なにこの自虐的な題名ww

友だちに勧められた一冊です。
「ヒューマンドラマの小説大好き」って言ったら教えてもらった中の一つ。


9章くらいに分かれてて、
主人公の紀子ちゃんが、小学校4年生から高校卒業式までの
9年間を、紀子視点でみる、というものでした。

なんていうか、
一人の人が大人になっていく過程、心理描写がすごく面白かったです。

小学校では何も考えない子ども。少しずつ何かを学んだり初恋があったり。

中学校ではグレて、友だちができて更生されたり、
両親が離婚しそうになったり

高校生では初彼ができたり、初バイトをしたり天体観測したり。


その一連の流れがとても面白かったです。

特に、卒業式や別れなどの行事について、
本質的なそれが書いてあるのが感嘆しました。
子どもの頃はただ離れるだけで二度と会えないと思ってたけど、
高校卒業の時はそうでもない、その理由とか。

人はすごいね。
悲しみや辛さを上手に箱にしまえるんだから。




一番最初に書いてあるんですが、

まだまだ子どもで、世界の広さすら知らず、
目の届く範囲だけが世界だと、世界を小さく見積もってた頃、

「永遠に~できない」

という言葉に紀子は弱かったんです。
小さな世界で何もかもを知っていようとしたから、
「永遠に~できない」というのは悪魔のような言葉だったんでしょうね。


ちなみに僕も、小学校の頃、こんな感じでした。
非常に共感できます。


でも、紀子は
色々な事を諦めて、
失敗して、
嘆いてる内に世界の広さを知っていきます。

「永遠に~できない」なんてない事を、少しずつ学んでいくんです。

そうして高校3年生になって、
最後、本当に「永遠」なんてない事を知ります。


そして、彼女は「永遠」の出口を見つけるんです。
子どもの頃からとらわれていた「永遠」という概念の出口を。



非常に面白い小説でした。

悲しみのトンネルを さぁくぐーりぬーけよぅ♪

2009-05-03 17:14:12 | 日常だだもれ
ども。僕です。

昨日は朝5時まで遊んで、友だちの家に泊まって
4時に家に帰ってきました。
そんなぐうたら生活です。
寝過ぎたせいで体がだるいw

これから高校の部活の友だちと飲んできます。
久々に全員集合するので楽しみです。


なんだろうね、


頭の中を占めていて、早く忘れてしまえと思ってた事でも、
その「早く忘れてしまえ」と思ってる事自体が頭で考えてるわけであって、
言い換えれば結局は頭を占めていたんですが、

最近は頭のすみにもないようになってきました。
気がついたら、おぉ、忘れてた。みたいな。

いざ忘れていくようになると、思い出せなくなっていくと、
それはそれで寂しいというか、何というか。

難しい。ニュアンスが上手く表現できないや。


まぁでも人は忘れていく生き物ですから。
いつまでも考えてる事なんてできやしない。
生きていく事は必要以上に困難で、必要以上に頭を使う。
他にも考える事なんていくらでもあるんですよ。


昔、なんかのドラマで深津絵里が言ったらしいよ。
「どうせ忘れるんだから、思い出があるうちは大切にしなよ」

その台詞の本意を知って、ちょっと感動しました。


二人で見た空は忘れても、二人で一緒にいた事は忘れない。

何かの歌詞でありましたが、本当にそんな感じです。

思い出がそぎ落とされていく感じ。
忘れていく感じ。
忘れていく事自体、忘れている感じ。


本格的に立ち直ってきました。
今までは60%程の立ち直りでしたが、最近は多分80%。



overで言えば悲しみのトンネルくぐり抜けれるところかな?


そんな感じ。
このまま行ってくれる事を望むべ。
でもきっと、このまま行くだろうね。