倉庫

ここは日記の倉庫です。
記事が更新されることはありません。

中国文明展&栗本薫展&恐竜展

2010-07-10 23:59:58 | 外出

■中国文明展

最初に、東京国立博物館の平成館で開催中の「誕生!中国文明」を見に行った。

中国文明は古代王朝の始まりからということで、最初の王朝は、河南省で生まれた"夏王朝"という説が有力だとか。

"夏"は学校で習った記憶があるが、次の"商王朝"は記憶にございません。

興味深かった展示品は、"動物紋飾板"と"金縷玉衣"だろうか。
どちらも緑色の石の小片からできており、きれい。

ただ、"動物紋飾板"は「動物の姿を真上からみた様子を表している」とのことだが、何の動物なのかはわからず、こじつけじゃないの?と思ってしまった。
動物とは関係ない模様にも見えるし。

"金縷玉衣"は、石で体を覆うと腐敗しないと信じていたことから作られた、死体に着せる服とのこと。
でかいし、石と石をつなぎ合わせていくのが大変そう。
でも、展示品としては見ごたえがある。

"七層楼閣"という作品を見たときは、栗本薫氏の小説「グイン・サーガ」に出てくるキタイの国を思い出した。
キタイ(ホータン)には、こういう楼閣が立ち並んでいるんだろうなぁと思った。

見学後に、タッチパネル方式のアンケートに答えた。
設問は簡単なもので、該当するところをタッチすればよいだけなのだが、強く画面を押すと反応してくれなかった。
軽く触らなきゃいけなかったのね・・・。

最後にお土産コーナーを覗いたが、なぜかヒヨコのぬいぐるみが売られていた。
いくらポスターにヒヨコが写っているからといって、ヒヨコのぬいぐるみは、やりすぎでは・・・?

昼食は、国立博物館敷地内のカフェでカレーライスを食べたのだが、セルフサービスで軽食を提供するという感じの店なので、カレーの量が少なかったし、飲み物はペットボトルを渡された。
もう少しちゃんとしたレストランが館内にあればいいのに。

■栗本薫展

次に、根津の弥生美術館で開催中の「栗本薫/中島梓展」へ。
ホームページから割引券を印刷して持って行ったので、入場料は100円引きの800円。

私は栗本氏のグイン・サーガしか知らないのだが、グイン・サーガの装幀原画や原稿、創作ノートを見ることができて、内容には満足。

装幀原画は、グインの表紙絵や挿絵を担当した歴代の絵師さんたち4名全員の作品が飾られていたが、どれも素晴らしかった。

グイン以外だと、雑誌JUNEに関する裏話の展示が面白かった。

栗本氏の生い立は何も知らなかったのだが、最初は漫画家を目指していたとのことで、描いた漫画作品も展示されていた。
絵が上手だが、少女漫画は、オメメキラキラ系の昔の少女漫画タッチなところに時代を感じた。

小説作品は、自分で糸でくくって製本したと思われる豆本が展示されていたが、その本に書かれている文字は丁寧で几帳面な感じなのに、グインの手書きの原稿は、大きな文字だった。
創作ノートの文字や、旦那さんへの連絡メッセージは、書きなぐってあった。
思いついたことをどんどん書いているという感じだった。

亡くなる直前、最後に病床で手書きしたメッセージも展示されていたが、文字が読めなかった。
文章になっておらず、意味もわからなかった。
力尽きたという感じ・・・(涙)

今回のデビュー前からデビュー後の様々な展示品を見て、栗本氏がすごいパワーのある人だということを実感した。
でも、早くに亡くなることになったのは、そのパワー故かもしれないとも思った。

今回、栗本氏の展示以外に、高畠華宵さんという大正から昭和の時代に美少女美少年を描いた画家の、美少年画の展示を見た。
栗本氏も美少年好きだから、栗本氏つながりでの展示なのだろうか?

竹久夢二美術館も一緒に見学できるのだが、こちらには、絵封筒がたくさん展示されていた。

絵封筒とは、大正から昭和にかけて流行したものらしいのだが、デザインによっては住所が書けそうにないものもあり、実用性のある封筒と、趣味で集めるためのものがあったのかもしれない。

こんな素敵なデザインの絵封筒で手紙をもらったらロマンチックだし、封筒を選ぶ方も、もらう方もとても楽しくて良いと思う。
現代に復活させてもいいくらいだが、今は手紙を書く人が少なくなったから、流行らないね・・・。
大正浪漫の時代は短かったかもしれないが、すごく素敵な時代だったのかも?

■恐竜展

最後に六本木ヒルズ森タワー52階で開催中の「世界最古の恐竜展」へ。
前売券を購入済み。

恐竜展というとお子様が多いイベントなのに、場所が場所だけに、若いカップルも多かった。

世界最古ということで、展示されていたのは、三畳紀にいた恐竜、ワニ類、哺乳類の祖先の化石たち。
三畳紀の恐竜は、今まで見たことなかったかも。


逆光でよく撮れなかった。デジカメを忘れたので、携帯のカメラで撮影。



 哺乳類はマヌケ顔

他にも変顔の恐竜がいた。写真は撮り忘れた。
こんなのほんとにいたのか?と思うけど、化石が出てるからねぇ・・・。

展示内容は楽しめたが、52階の恐竜展なのに、東京タワーとスカイツリーをバックにした恐竜写真が撮れなかったのは残念。

角度を上手く考えれば撮れたのだが、携帯カメラでは難しかった。

夜景をバックに恐竜を見た方が良かったかも。


最新の画像もっと見る