連日テレビで開花状況がレポートされていたショクダイオオコンニャクが、どれほど強烈な臭いなのか気になって、いちおう小石川植物園の最寄駅である茗荷谷までは行ってみた。
だが、駅構内に9時時点で待ち時間が4時間という表示が出ていたので、すぐにあきらめて、再び地下鉄に乗って、本郷三丁目駅へ移動。
東京都水道歴史館
まず、無料の水道歴史館へ行ってみた。
江戸時代から近代までの東京の水道の歴史がわかる施設で面白かった。
とにかく驚いたのは、徳川家康が江戸にやって来てから、江戸の町の飲料水の確保のため、上水施設が造られたことだ。
地中に川から木の水道管を各長屋まで届くように埋めるなんて、そんなすごい工事を江戸時代に行っていたなんて、江戸の町がいかに整備された町だったかがよくわかる。
地名として残っている水道橋も、今は人が通る橋だが、もとは本当に水道を通した橋だったとはねぇ。びっくりだ。
ところで、見学中、館内で携帯電話で話している初老の男性がいたのだが、家庭の事情が丸わかりの話をしていた。
お孫さんの高校進学の話だったのだが、つい聞き耳を立ててしまった。
というか、大声で話しているから、聞きたくなくても聞こえてしまうんだけど。
滑り止めの私立の受験費用や入学金は払ってあげるとのことで、よく言えば孫思いのおじいちゃんだが、ちょっと押し付けがましくて、口うるさい気もした。
お孫さんが受験に失敗して自殺しないように、祈っております。
だって、孫が自殺することを心配しているんだもの・・・。
いまどきのおじいちゃんて、こんなもの?
しかし、電話が終わったら、この初老の男性は館内から消えたような・・・。
入館時も常連て感じで受付の人に挨拶して入ってきた気がする。
まさか、電話をするために水道歴史館に寄ったの?
文京ふるさと歴史館
次に文京区の歴史がよくわかる施設へ。
文京区は5つの台地からなり、坂が多い町で、学校が多く、文人が多く住んでいたという特徴があることがわかった。
江戸時代からの繁盛店が今も営業しているというのもすごい。
私は文京区は嫌いじゃないな。
印刷博物館
最後に、トッパン印刷が設立したという印刷博物館へ。
立派な博物館だったが、じっくり見学するというより、興味を感じたものを中心に見て、あとはさ~っと流した感じ。
印刷の歴史や仕組みは、わかったような気になっただけで、実は何も理解できていない。
でもまあ、印刷技術が発明されたことは世界の発展に大きな影響を与えたことだけは感じることができた。
印刷博物館には、もう少し早い時間に、また行ってもいいかも。
今回は、見学を終えた時間が閉館時間に近かったからね。