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本家・今晩屋 初日

2009-11-18 23:59:59 | 中島みゆき

「夜会」VOL.16「~夜物語~本家・今晩屋」の初日を観るために、1時間早く退勤。

溜池山王駅で降りて、徒歩で会場のACTシアターがある赤坂サカスへ。

すると、「きゃ~!」という女性の黄色い声が聞こえたので、声のする方へ歩いて行くと、人が集まっていた。

どうやら野球のイベントが開催されている様子。
赤いカーペットが敷かれた坂道を野球選手らしき男性が歩いている。

だが、私は野球にうといので、日ハムのダルビッシュ選手しか顔がわかる選手はいなかったので、夕飯を食べるために店探しに行った。

たくさん店があり、ウロウロ迷った結果、チェーン店のラーメン屋でチャーハンセットを注文。

食べ終わってからまたサカスに戻ると、イベントはまだ続いており、原辰徳監督と梨田監督がステージに出てきたので、しばらく眺めていた。

さらに何かを受賞したセ・リーグとパ・リーグの選手が出てきたのだが、顔を知っているのは巨人の阿部と小笠原、横浜の内川選手の3人だけだった。

イケメンの選手だと女性の声援が多くなるのだが、みんなダルビッシュ狙いのような気がした。
なのに、ダルビッシュ選手は出てこなくて、あれれ?という感じで、会場は肩すかしをくらったような雰囲気に・・・。

あとで出てくる予定だったのかもしれないが、私は友人が赤坂に到着したとのことで、イベント会場を離れ、ACTシアターへ。

19時30分頃入場し、パンフレットを購入して2階のA席へ着席。
チケット代が高すぎるし、再演なので、もうA席でいいや~ってことで。
今回は1度しか観ないし、2階席から全体を見渡せる方がいいしね。

毎回思うことだけど、3,000円のパンフレットも高いよなぁ。
しかも今回は前回の夜会写真が中心で、内容は去年と変わりない感じで、買う必要はなかったかも・・・。

開演5分前の携帯電話などの注意をする場内アナウンスを、今回はみゆきさんが行っていた。
みゆきさんの声なら、みんなちゃんと聞いて着席も早まって、ルールも守ってくれそう。

というわけで第一幕が始まったのだが、何か変えてくるかなと期待したのに、セットは去年と全く同じ。
「あ~、こりゃダメだ」と、私は開始直後に失望・・・。
だって私は、「今晩屋」が自分のツボにはまってないから、今回は再演ということで、ガラッと変えてみせて欲しかったのだ。

もしかしたら第二幕はガラッと変えてくれるかもと淡い期待を抱いたが、やはり同じでガックリ。

しかし、台詞や小道具はどころどころ変わっていて、前回より少しだけすっきりして、わかりやすくなっていた。
どこがどう変わっているかは、他のみゆきファンの方のブログやファンサイト掲示板の書き込みなどを参考にされてください。
私は面倒で書く気がないので。

「ほうやれほ」のところで、客席から鼻をすするような声が聞こえたと友人が教えてくれたが、私はその場面はうつらうつらして意識が無くなっていたので、感動して泣いている人には気付かなかった。
確か去年もそこのシーンで泣いたという人の話をブログで読んだ記憶がある。
泣ける人は、母親の気持ちに感情移入できる人なのかな?

私は今回は夢を見ていた。
舞台上のみゆきさんにカメラを向けて、写真を撮っている夢だった。
コンサート中の撮影は禁止されてるじゃんと気付いて、目が覚めた。

まったく、高いお金出して眠りに来てるなんて、最低だ。
でも、「今晩屋」は面白くないんだもん。
なんか今までの夜会に比べて、クオリティが落ちてる気がするんだよね。

そう思うなら再演は観にこなけりゃいいじゃんと言われそうだが、もしかしたら構成を変えてくるかもという、わずかな望みに賭けたのさ。

でも、たった1年の間にそんなに構成なんて変えられるわけないよね。
期待した私がバカだった。

そもそもなんで再演だったのだろう?
初演が不評だったから、やりなおしたかったのか?
それとも最初から2年連続で「今晩屋」の公演を考えていたのか?
たぶん考えていたんだろうと推測されるけど。

パンフレットのあとがきに、「今晩屋」のストーリーが出来上がった経緯と、わかりにくさのお詫びが載っていた。
経緯は理解したが、みゆきさんが思いついた「山椒大夫」ワールドには、なかなかついてこれない人が多いかもね・・・。

みゆきさんは文学部出身だから、文学に対する思いが色々あるのだろうということは、今までの夜会を観ても推察される。
でも、みゆきさんが興味を持っている文学作品を誰もが知っていたり、好きというわけではないからね。

「今晩屋」の下敷きになっている「山椒大夫」を読んで、「母が何故やすやすと騙されたのか」など、みゆきさんと同じ疑問を抱く人がどれだけいるというのだろう?
誰もが感じている疑問に対して、夜会を通して解釈を示すなら理解もされやすいだろうけれど、元になっている文学作品が一般人受けしない作品だと、観客は導入部分でつまづいてしまう。
着眼点は良くても、あまり知られていない作品だった場合は、それをどう表現するかが難しいね。

最後のカーテンコールの挨拶で、みゆきさんは「元祖から本家になっていろいろ直しました。直すつもりはなかったのに今日だけ違ったところもありました」と言っていた。
初日ならではのハプニングが何かあったのでしょうね~。観ている側にはわからない何かが。

私はもう初日だけで終わりだが、みゆきさんと共演者、スタッフの方々には千秋楽まで無事に公演を続けられますよう、祈ってます。

来年の夜会はどうでもいいんで。
ゆっくり休養して、昔のような感動できる夜会を練りに練っていただきたいかな、と。

夜会vol.16の先行予約

2009-06-01 22:10:06 | 中島みゆき

先日届いた"でじなみ便り"に、「中島みゆき夜会VOL.16」の詳しい公演日程、タイトル、チケット先行販売の申込方法などは、6月1日正午に発表となりますと書かれてあったのだが、夕方に会社のパソコンでこっそり情報収集。

帰宅したら、"なみふく90号"も届いていたけどね。

結局、噂どおりVOL.15「~夜物語~元祖・今晩屋」の再演ですか・・・

VOL.16のタイトルは「~夜物語~本家・今晩屋」に変わったけれど、元祖が本家になったくらいで、中身が大きく変わるとも思えない。

だって、08年末の東京公演、次の大阪公演が今年の2月に終わったばかりなんだよ。

あいだが9ヶ月しか開いてなくて、今年の11月からまた東京公演なんて、大きく内容を変更するためには準備期間が足りないと思うけど?

過去の「2/2」「ウィンター・ガーデン」「24時着00時発」の再演3作は、どれも再演版の方が格段に良くなったとは、私は思っていない。
初演の方が好きだったり、たいして違いは感じなかったり・・・

VOL.15は評判が芳しくなかったはず。
不評だったから、あえてもっとわかりやすい舞台に作り変えて、今度こそ感動の舞台にしてくれるなら、文句はない。

でも、あまりに再演時期が早すぎて、中身の出来を疑ってしまう。

 チケット先行販売を申し込むかどうか、今すご~く悩んでいる。

申し込むにしても、S席ではなく、A席にしようと思っている。
あの納得のいかない「今晩屋」に、2万もの大金は出したくない。
先行販売は無いけれど、5千円のシートでもいい。
安いなら、立ち見でもいいよっていう気分。

ほんとにどうしよう・・・

あとでDVDが出るなら、わざわざ赤坂ACTシアターに観に行かなくてもいいよ、とも考える。

申し込んで落選しても、後悔はしないかも?

これが予想に反して、全体リニューアルだったら泣くけどさ。

VOL.16が始まったら、内容をファンサイトで調べて、大幅改訂とわかったら、当日券をゲットしに行くっていう手もあるけど、これは大変だしな。

みゆきさんを信じて、とりあえず先行予約に申し込むしかないのかな・・・

熱烈なみゆきファン以外の人で、VOL.15を観た人たちは、またVOL.16も観に行くのかなぁ?
感動できた人は、また観に来るかもしれないけど、そうじゃなかったら来ない?

ファンは当然、先行予約に申し込むよね?

だけど、競争率は低いかも? いやいや、そんなことはない?

まあ先行予約の申込み締め切りは、まだまだ先の6月25日だから、今年の夜会はどうするか、ゆっくり考えよう。

昭和八十三年度! ひとり紅白歌合戦

2009-03-26 22:24:10 | 中島みゆき

一昨日の火曜日に、アマゾンに注文していた桑田佳祐さんの「昭和八十三年度! ひとり紅白歌合戦」のDVDが届いたので、すぐに視聴。

「ひとり紅白歌合戦」だなんて、とっても面白そう~
パシフィコ横浜まで観に行ける人がうらやましぃ~と思っていたら、DVDを発売してくれるというじゃありませんか
WOWOWの生中継も観られなかったし、到着を期待して待っていたDVDだった。

中島みゆきのライブDVDと違って、ちゃんとMC部分もカットされずに収録されていたので良かった。

私は「いとしのエリー」が大ヒットした頃にサザンオールスターズのファンになり、桑田さんとIさんの不倫記事が女性週刊誌に載った頃に、横浜スタジアムのコンサートに一度行ったことがある。
横浜スタジアムでIさんを見かけたときは、不倫記事は本当だったのか!?と思い、軽くショックだった思い出がある。
いや、そう勘ぐっただけで、真相は知らないけどさ。

その後はアルバムを買うわけでもなく、ヒット曲をテレビなどで耳にする程度だが、サザンは今も好き。

隣の席の年下の同僚が毎回サザンのコンサートに行っているので、様子を聞いたり、ファンクラブの冊子を見せてもらったりして、今はサザンを楽しんでいる。
サザンのファンクラブ誌は情報満載で立派なので、うらやましい~。

ちなみに年下の同僚は、コンサートでサザンの昔の曲を歌われるとよくわからないと言っていた。
サザンがデビューした頃、その同僚は小学1年生くらいだろうからね。
私は新しい曲がわからない・・・
30年も人気が衰えず、幅広い年齢層のファンを持つサザンは本当にすごいなぁと感心する。

「ひとり紅白歌合戦」の桑田佳祐もすごかった。
よくまあ男女問わず、他の人の名曲を61曲(正確には59曲)も一気に歌えるよなぁ。

こんなことをしようというアイデアが湧いて、実際に行ってしまう実力は見事。
しかも面白おかしく、とても上手に熱唱するんだから、芸達者だわ。

桑田って自分の曲は崩して歌うから、今まで歌が上手い人なのかよくわからず聴いていたけど、真面目に他人の曲を歌っているのを聴いたら、すごく上手いということがよくわかった。

しいていえば、まるで小林幸子のような登場の仕方をしたジュディ・オングの"魅せられて"の衣装だけでなく、他の曲のときも衣装に凝ってほしかったかも。
例えばピンクレディーの曲のときとかね。振りもつけて踊ってくれたら最高なのに・・・。(踊っていたのはバックのおねーちゃんたちだけだった)

"長崎は今日も雨だった"の内山田洋とクール・ファイブの6人を真似て、一人で演じわけるという凝り様には笑ったけどね。面白いよ!!

1曲目から12曲目までの昭和30年代の曲は、私にはよくわからない。
聞いたことはあるが、特にグループサウンドはわからないので、最初は飛ばしてしまった。

18曲目までの中では、"学生街の喫茶店" "五番街のマリーへ" "心の旅(私はこの曲を聴くと吉田栄作を思い出す・・・)" "あの日にかえりたい"が良かった。
これらはもともと良い曲なんだろうね。
この頃の曲を聴くと、とても情緒があって、今の歌謡曲とは全然別物という感じがする。

20曲目の"ルビーの指環"を聴くと、昔、ザ・ベストテンでずーっと1位を取っていたときに、「またこの曲かいっ!」と思って、私は聴き飽きて寺尾聰が出てくるのが面白くなかったという思い出がよみがえる。

30曲目から37曲目の植木等とザ・ピーナッツの曲は楽しくて好き。
ザ・ピーナッツの双子姉妹は、今はどうしているんだろうと思う。
引退しないで、ずっと歌い続けていて欲しかったなぁと思う歌手だ。

43曲目の"3年目の浮気"は、松田弘さんと原由子さんのスペシャルデュオが歌ってくれたが、原坊はいくつになってもかわいいねぇ。
ただ、そんなに上手く聞こえなくて、ちょっと素人のカラオケみたいと思ってしまったけど・・・。

46と47曲目の明菜とマッチ対決は意味深だけど、今となっては、そんなこともあったね・・・って感じ。

50と51曲目に、"渚のシンドバッド"と"勝手にしやがれ"が続けて歌われたのは、サザンの"勝手にシンドバッド"にちなんでだね。
沢田研二にもテレビで歌い続けて欲しかったなぁ。

全体的に、どの曲も桑田節になっていた。
物真似しながら歌っていても、桑田らしさが出て、自分の曲にしている感じ。
中には、本人より上手いんじゃない?と感じる曲もあったし、本人の方がやっぱり上手くていいねと感じるのもあった。

NHK紅白でお馴染みの応援合戦や野鳥の会の演出は、面白いけど、いまひとつという感じもなきにしもあらず・・・。
審査員で爆笑問題が出てきたのは、ちょっと浮いた感じがするような・・・。
桑田が演じた総合司会の"宮田出留"と、バンド紹介は楽しめた。

で、21曲目に歌った中島みゆきの"時代"だが、今まで色んな人が歌った"時代"を聴いてきたけれど、桑田さんのがみゆきの次にいいかも。
桑田調になっているが、みゆき節とはまた違う味わいのある"時代"だった。
上手かった。

"まわる、まわるよ~"の歌詞のところで、桑田が右手を挙げて頭の上で手を回すのだが、観客も真似て回している様子が映っていた。
みゆきさんが歌うときには無い光景なので、妙な感じだった。
みゆきさんのコンサートでみんながそんなことするのは想像できない。
みゆきさんが手を回しながら"時代"を歌う姿も想像できない。
いや、みゆきさんが回したら、きっとみゆきファンも一緒になって回すだろうけど、それはほんと、変な感じ。

バックのスクリーンには、東京オリンピックや大阪万博の映像が流れていたが、やはり"時代"という曲のイメージだと、そういう巡る時代を感じさせる映像になるんだね。

ちなみにDVDだと、スクリーン部分が切れて見えない場合がある。
どんな映像が流れていたのかがDVDではわからないときがあるので、やはり全てが見渡せるライブ会場で一緒に盛り上がれるのが一番だな。

2009年もAAA(Act Against AIDS)ライブを開催するようなので、また違った趣向を考えているとは思うけれど、もう一度「昭和八十四年度 ひとり紅白歌合戦」を開催してくれてもいいんだけどな~。

とにかく、活動休止とか言わずに、桑田さんにはこれからも、もっともっと頑張ってもらいたいな!

DVDも飛ばしちゃった曲をちゃんと見てないから、まだまだじっくり楽しむぞ。

夜会VOL.15 2回目その1(観賞前のこと)

2008-11-30 14:44:43 | 中島みゆき

初日は一人だったが、夜会VOL.15の観賞2回目(11/27)は会社の友人と一緒なので、2人で半日年休を取って、開場までゆっくり過ごすことにした。

まずは地元で、ゆっくり昼食。

昼食後、駅に行ったら、切符売り場で大学時代の友人を見かけた。
声を掛けようかと思ったが、私は目が悪いため、人違いだと困るのでやめてしまった。
大学の友人は同僚っぽい人と一緒にいたような気がする。
支店が私の地元にあるので、仕事で来ていたのかな?

原宿まで移動し、表参道を歩いて日本茶の店でワラビ餅と日本茶を堪能。(別記事あり)

開場まで時間があったが、他に行く所が思いつかないので、会場の赤坂サカスへ移動することに。

前回同様、「夜会の軌跡」の展示を友人と見学。

過去の夜会ポスターを1枚ずつ見ながら、チケット料金をチェック。
最初はS席5,000円だったのに、VOL.2から9,000円に上がり、VOL.5から11,000円、VOL.8から13,000円、VOL.11から15,000円、VOL.14から会場が渋谷コクーンから青山劇場に変わって20,000円、そして今回の赤坂ACTシアターも20,000円。

15,000円から20,000円へ5,000円も急に高くなったのは、会場が変わったから?
今後も徐々に高くなっていくのだろうか・・・?

過去の夜会舞台の模型は、前回は装置が動いていたのに、今回は止まっていたものもあり。

TBSグッズを見に行こうと店までの移動中、天気予報の森田さんが天気図のフリップを持って、広場で予報の実況を行っている場面に遭遇。
森田さんは、小さかった。
天気予報をしているから森田さんだとわかるが、すれ違っただけでは気付かないかもしれない。
実況が終わったら、さっさと撤収。
森田さんもTBSの建物の方へさっさと戻って行った。

その後、夕食の店を探すために、サカス周辺をウロウロ。
ファミレスなんかないよねと思っていたら、近くにデニーズが。
ここのデニーズは11月末で閉店すると張り紙があったが、なんでだろ?

デニーズで、前回購入した夜会パンフレットを友人に見せて、予習をしてもらう。
友人は山椒大夫は立ち読み済みらしいので、これで友人もなんとか内容を理解できるかな?

夕食を食べ終わってACTシアターへ行くと、既に入場が始まっていたが、今回は夜会グッズは買わないので、入場の列が途切れるまで、Bizタワーのソファに座って待っていた。

入場後、グッズ売り場の前を通ると、前回売り切れになっていた個数限定の夜会カステラが、今日はまだ残っているようだった。
売り切れなのは、初めだけだったのか?
夜会カステラといっても文明堂のカステラに夜会と書いてあるだけで珍しいわけではないので、私は買う気にはならないけどね。

トイレはBizタワー内で済ませてきたし、着席後は良く見える眼鏡に掛けかえたり、双眼鏡を用意しながら、じっと開演を待つ。

ということで、夜会2回目観賞の感想は、次の記事へ。

夜会VOL.15 初日感想その2(ネタバレ注意)

2008-11-26 23:59:59 | 中島みゆき

(ネタバレがお嫌な方は、読まないでください)

夜会VOL.10以降、私は内容が不満で、観ているうちに眠くなって寝ちゃうし、感動もしないし、面白い夜会とは思っていなかった。

だが、今回のVOL.15「~夜物語~元祖・今晩屋」は、久々に期待できる内容と感じ、とっても楽しみにしていた。

だが、さすがに寝ることはなかったが(そのかわり、お腹が空いた)、またしても期待は裏切られた。
ただ、裏切られ方が今までと違う。

今までは内容が自分の好みではなかったために好きにはなれないだけだったが、今回はテーマは好みなのに、基になっている森鷗外の山椒大夫を知らないがために、意味を理解できず楽しめずに終わったことだ。

なので後日、山椒大夫を読んださ。
すごい読みづらい文章なので流し読みになってしまったが、十文字の意味とか、少しだけわかったことがある。

ただし、山椒大夫を読んだからといって、みゆきさんが言いたかったことが理解できたわけでは全くない。

●ラスト

まず、私が一番唖然として拍子抜けしたことを書いておく。

それは、ラスト第2幕の第3場の「今晩屋」のシーン。
みゆきさんの役柄は、今晩屋の店主だと思う。

新聞の広告に、「今晩屋」は夜を売る仕事で、もしあの一晩があったならと思っている人に、その一晩をお代をいただいて差し上げる商売をしていると書いてある。

タイトルも「元祖・今晩屋」なので、きっとラストは、今晩屋で登場人物たちが大団円を迎えるのだろうと私は思っていた。

ところが、第2幕の第2場の「船」のシーンで、登場人物たちは船に乗ってどこかへ行ってしまい(輪廻の連鎖から解かれた?)、第3場にはみゆきさんしか出てこなかった。

みゆきさんは「夜いらんかいね」と「天鏡」という歌をそこで歌ったと思うのだけれど、歌詞は聴いていてもよくわからないし、パンフレットにも歌詞は載っていないので忘れたし、結局「今晩屋」って何なのか、さっぱりわからなかった。

しかも、なんで「元祖」が付くの?

いつ、一晩を売りましたか? 誰に売ったんですか?

「もし、あの一晩があったなら・・・」って、萱草(わすれぐさ)である厨子王が思ったんだよね?
いや、姉の垣草(しのぶぐさ)である安寿か?
自殺する前の日に戻って死なずに弟を待っていればよかったと後悔している?
姉と弟ともに「あの一晩があったなら」と考えているのか?

「百九番目の除夜の鐘」という繰り返し歌われる曲の歌詞に、「裏切り前の1日へ 誓いを戻せ」とあるので、1日前の一晩があったなら、厨子王は垣草(しのぶぐさ)である安寿を裏切ることはなかったのか?
その一晩があったら、何が変わっていたの?

とにかくわけわかんないし、ラストがあんなにあっさり終わるとは、ほんとに考えもしなかった。

ラストだけではない。全体的にあっさりシンプルで、盛り上がりに欠ける。

「元祖・今晩屋」がDVD化されるのかは知らないが、DVDにするほどの内容ではないような気がする。

ちなみに、萱草(わすれぐさ)と垣草(しのぶぐさ)という名前は、本名を名のらなかったために、山椒大夫に勝手に付けられた名前だということを小説を読んで知った。

夜会を観ているときは、「わ~す~れ~ぐ~さ~」とみゆきさんが台詞を言っていたので、みゆきさんが夜会用に名付けた役名かと思ってた・・・。

姥竹というのも、小説の中の女中の名前だったんだね。

●気掛かりなこと

みゆきさんがパンフレットに、山椒大夫の物語に気掛かりな点があると書いている。

まず、姉を犠牲にした弟の心。
確かに山椒大夫の小説では、安寿が死んだことに対する厨子王の気持ちは描かれていない。

自殺した安寿の気持ちもハッキリとは描かれていない。

愚かに子をさらわれた母は、子供たちに会いたいという気持ちが強いことはわかるが、連れ去られた佐渡でどんな思いで生きていたかは、読者が想像するしかない。

この3人の母子の想いが、それぞれ納得したものであったのかという点が、みゆきさんは気になると言っているのかな?

●テーマ

みゆきさんは魂の輪廻転生を信じている人だと思うので、例えば姉を犠牲にして逃げ延びた弟は、生まれ変わっても罪悪感が残ったまま悩み苦しむのかもしれないと考えたということか?

あとがきには、「一生はリセットされず、今生で為したことは全て次の生へ連なってゆくのかもしれない」と書いているしね。

これが今回の夜会のテーマですか?

今生で悪いことをするのはやめましょう。
悪い行いは今生で終わりではありません、来生に影響します・・・と訴えたいのかな?

みゆきさんの魂は、それがわかっているのかもしれないね。

しかし、生まれ変わって厨子王と安寿が再び出会っても、それでどうなったのかが、ものすごくわかりにくい。

画家と左官に生まれ変わったと思われる厨子王は(何度も生まれ変わりを繰り返している?)、「自分が誰だか忘れている」「逃げなければいけない気がする」としか言わないし・・・。

生まれ変わった姉弟の具体的な関わりやエピソードが詳細に描かれているわけではなく、抽象的な表現で演じられているので、わかりにくさが倍増している気がする。

●配役

みゆさきん・香坂千晶さん・土居美佐子さんが、それぞれ安寿(垣衣)を演じているらしいが、どの場面で演じていたのか、よくわからなかった。

第1幕の縁切り寺で土居さんが演じる安寿(脱走した禿)は、幽霊だよね?
元画家のホームレスに生まれ変わった厨子王が、尼寺で姉の幽霊に出会ったってこと?

尼寺である縁切り寺は、すべてを無かったことにしてくれる場所らしい。
そこで姉と弟が出会ったことには意味がある?

第2幕の第1場の水族館に出てくる逃げた花嫁は、安寿の今生の姿?
でも逃げたのは厨子王だよね?

水族館の飼育員は、女中の姥竹の生まれ変わり?
いや、パンフレットに飼育員の台詞「疾う疾う逃げよと、焚き付けて」とあるので、安寿の生まれ変わり?

じゃあ、みゆきさんが演じる暦売りは誰? 母の生まれ変わり?
それとも誰の生まれ変わりでもない人物?
いや、パンフレットに暦売りの台詞「都へ逃げよ 疾う逃げよ」と書いてあるので、こちらも安寿の生まれ変わり?

厨子王役のコビヤマさんは男性一人なので、わかりやすい。
ただ、ホームレスの元画家と左官の両方が厨子王の生まれ変わりとしたら、第1幕の縁切り寺と、第2幕の水族館の時代がよくわからない。
どっちも後生ってこと?
何度も生まれ変わって、そのたびに同じ悩みを抱えて苦しんでいるってこと?

うーん、もうこんがらがって考えてもわかんなーい。

もう一度、VOL.15を観るチャンスがあるので、しっかり観なおしてこなければ・・・。

●舞台セット

今回の舞台セットは、すごい反面、ちゃちな所もある。

寺が焼け落ちるシーンは、すごい。火も使うし。

水が流れるシーンもすごい。

紙風船が意思があるかのように動くのもすごい。
どうやってコントロールしているのか、仕掛けが知りたい。

でも、水族館のシーンで上にぶらさがっている魚たちは何なの?
すごく安っぽく見える。

船のシーンも、なんかいまいち。

ただ、船の船首の龍は、キングギドラみたいで気に入ったけどね。
怪獣好きなもんで。

●舞台挨拶

今回、驚いたのは、カーテンコールでみゆきさんが挨拶したこと。

これは夜会史上、初めてのこと。

初日だけなのかなと思ったら、毎日挨拶している模様。

初日の挨拶は、「スリルあふれる日にお越しくださってありがとう」というような内容だった。

次に観に行くときは、どんな挨拶を聞けるのやら。
ちょっと楽しみ。

夜会VOL.15 初日感想その1

2008-11-21 23:59:59 | 中島みゆき

夜会は第1回目から欠かさず観に行っているが、初日に参加したのは今回が初めて。



いつもは観に行く前に事前に夜会の内容をネットで調べて予習して行くのだが、初日はそれができない。

だが、何も知らない方がワクワクして気持ちが高揚する。
そんな当たり前の楽しい気分を思い出させてくれた初体験の初日の夜会となった。

今回初めての会場となった赤坂ACTシアターへ入場してすぐ、グッズ売り場の列に並んだが、列は短くどんどん前に進むので、パンフレットとファイルをアッという間に買うことができた。

着席前にトイレに行った。数は多いし空いていたので、トイレもすぐに終了。

自分の席に近い入口はどこか案内図を見ながら探して、階段を上がり、2階席フロアへ。
2階席フロアから舞台を見下ろすと、すごく急に感じた。

初日分はチケット代をケチったので、A席を申し込んだのだ。
A席なら初日が当選するかもと思って申し込んだら、ほんとに初日に来られることができた。

2階席だが舞台の中央の位置なので、舞台を上から全部見渡すことができ、全体が把握できてよいと考えた。

だが、自分の席をみつけて着席すると、目の前にある柵が高くて、舞台を見下ろすのに座高を高くして、身を乗り出し加減にしないとよく見えない感じがした。
実際、前のブロックに座る人の頭も邪魔で、よく見えるように体を動かしていたら、観終わったときに体が痛くなって疲れていた。

また、観客の人たちのことも眺めていたのだが、ますます観に来る年齢層が高くなっている気がした。
私もそうだが、昔からのファンは当然歳を取ってくるが、夜会のチケット代が高くても、まだ観に来られるのだろう。
しかし、若い年齢層のファンはチケット代が高すぎて手を出せず、観に来られないのではと思ってしまった。
それとも、若い新たなファンは少なくなってきているのだろうか?

開演までは、椅子の上にセットされて置かれていた色々なちらしを見たり、パンフレットを熟読して過ごしていた。

最近の夜会は、事前にパンフレットを読んでおかないと、内容を理解しにくくなっている。
案の定、今回の夜会は特に事前のパンフレット予習が必須と感じた。

初日の朝の新聞に載った夜会の広告には、「物語の基になっているのは森鷗外の山椒大夫である」とハッキリ書いてあるので、山椒大夫も読んでおいた方がよい。

そうしないと、理解できない。
私は安寿と厨子王の物語を子供の頃に読んだ程度で、それで済むだろうと考えていた。
ところが、山椒大夫を一度も読んだことがない私には、意味不明な場面が多々あり、困ってしまった。
これはパンフレットを読んだだけでは補えない。

山椒大夫を読んでおかないと理解できない舞台を作るのは不親切だと思わないではない。
それなら、もう少し詳しくパンフレットに必要な事前情報を載せておいてくれてもよいのでは?
だが、パンフレットを買わない人もいるだろう。

そう考えると、みゆきさんの夜会の創り方って、どうなの?という疑問を感じる。

観終わったときには、最初のワクワク感は吹き飛んでいた・・・。

なんなの今回の夜会は!?
チケットとともに送られてきたちらしや新聞広告に書かれた文面を読むと、輪廻転生のとても自分の好みの内容だと感じられて、とても期待していたのに。
その期待は、見事に裏切られた。

いつも夜会の内容は難解だけれど、今回は事前知識の足りなさから来る解り難さを味わった。

しかも新聞記事によると、「音楽劇に立ち返っているので、音楽にストーリーが全部入り込んでいる」とのこと。
まさしくそのとおりで、これがまた難解さに拍車をかけている。

だって歌詞が聞き取れないんだもの。

台詞は今までの夜会に比べたら極端に少なく、ほんとにすべて歌でストーリーを語っている。

それならもう少し、聞き取りやすくわかりやすい歌詞にしてほしかった。

難しい昔の言葉を使っているので、日本語なのに意味がわからない。

パンフレットに歌詞を少し載せたところで、解決しない。

みゆきさんは文学部出身なので、難しい今ではあまり使われなくなった言葉もお得意かもしれない。
でも森鷗外なんてちょっとしか読んだことがなく、古文は苦手な、なんちゃって文学部の私には、ちんぷんかんぷん。

もう少し、事前情報が無くても誰にでもストーリーがわかる手がかりとなる何か工夫をして欲しかった。

台詞で語る部分も増やすとかね。

(ネタバレの詳細な感想は、別の記事へ)

夜会VOL.15始まる~夜会の軌跡~

2008-11-20 23:59:59 | 中島みゆき

中島みゆきさんの「夜会VOL.15~夜物語~元祖・今晩屋」の初日を観に行くために、1時間早く退勤して、まずは東京駅へ向かった。

東京駅構内で腹ごしらえ。
蕎麦屋で食べたのだが、それなりの金額なのに、立ち食い蕎麦に毛がはえた程度の味でガッカリ。

食後は二重橋駅から千代田線に乗って赤坂駅へ。
改札を出ると、目の前がもう赤坂サカス内なので便利だ。

しかし、まだ時間は18時前。開場の19時15分までかなり時間がある。
1時間も早く退勤しなくてよかったかな・・・。

とりあえず、サカス内の2箇所で開催されている過去の夜会に関する展示「夜会の軌跡」を見学に行くことに。

★ポスターアートスペース

赤坂BizタワーB1F入口前のサカスフロント2にて、過去14公演のポスターが展示されていた。
過去の夜会映像も流れていた。

私はそれほど感動もなく、ポスターを1枚ずつ見ていった。

この場所で、みゆきファンの知り合いとすれ違った。
昔は定期的に会ったりしていたが、もう私のことは忘れているだろうと思ったし、それほど仲が良かったわけではないので、声はかけなかった。

すれ違った方は、かなり濃いみゆきファンで、毎回必ず初日には参加しているんだろうなという方だったので、姿を見て、やっぱり来てるんだと思った。
見た目は全く昔と変わっていなかった。

 

★ステージアートスペース

TBS放送センターの正面玄関ロビーでは、過去公演のステージ模型とステージ写真が展示されていた。

ステージ模型は動くものもあった。笑えるのもあった・・・。

ポスターよりステージ模型を見た方が、懐かしさを感じた。



 

2つの展示を見終わってもまだ時間があったので、改札を出た所で開催されていたSMAPの中居正広氏が主演の映画「私は貝になりたい」の展示も見に行った。

出演者と役柄の説明パネルが展示されていたが、誰も見学している人がおらず、一人で眺めているのは恥ずかしかった。

パネルを見て、初めてSMAPの草剛氏も出演することを知った。

これを見終わってもまだ時間があったので、赤坂サカス内をふらふら見学。

それでもまだ時間があったので、仕方なく、近くのロッテリアへ入って、ココア味の揚げパンを食べて時間をつぶした。

やっと19時を過ぎたので、会場の赤坂ACTシアターへ。

入場を待つ人たちが並んで列を作っていたので、私も最後尾へ。

私の前に並んでいた方が、既に夜会グッズを購入して持っており、なんでだろ?と思ったら、18時から30分間、場外グッズ売り場がオープンしていたらしい。
そんなの気付かなかった。

また、待っている間、大きなビジョンに小泉元首相が映っていたので、眺めていた。
サカス内で何かイベントを行っていたらしい。
人がいて近づけない雰囲気の場所があったので、そこに小泉さんがいたのかもしれない。
近くまで見に行ってみればよかったかな。
生の小泉さんには選挙期間中に一度お目にかかったことがあるので、別にどうでもいいけどさ。

小泉さんをぼ~っと見ながら10分も待たないうちに開場が始まり、列が動き出した。

さて、今回の夜会はどんなでしょう?
初めて初日に参加して、とっても期待しているのだけれど。

観賞日記は、また次の記事で!

歌旅-中島みゆきコンサートツアー2007- DVD観賞

2008-10-13 20:59:44 | 中島みゆき

6月に発売、購入したタイトルの中島みゆきのツアーDVDを今日やっと観たよ。

4ヶ月も経って、やっと観る気になった理由は、ビョン様のCD&DVDが明後日発売になるから。
ビョン様のDVDは今日アマゾンで予約したのだけれど、ビョン様が届いたら、絶対みゆきさんのは更に数ヶ月ほったらかされるだろうと思ったので、重い腰を上げて、みゆきさんのDVDの封を切ったのさ。

しかし、みゆきさんのツアーDVDはCDと一緒に買わないと完全版にならないという極悪商法だったけれど、ビョン様のも3種類も発売なんて、ひどいわ~!

CDだけの通常盤と、CD+DVD+写真集の豪華な初回盤Aと、写真集が付いていない初回盤B。
AとBのDVDは内容が違うので、どっちを買うか迷ったよ。
結局、安い方のBを注文したさ。写真集は無くても後悔はしないつもり。

話を戻して、みゆきさんのDVDだけれど、MCが入っていないと聞いていたので、それもあって観る気が失せていたという理由もある。

MCも入れるとなると編集が色々大変なのかもしれないけれど、どこの会場でも同じ内容で喋っている部分だけは、入れてもよかったのではと思う。
やはりMCがカットされていると、ライブの臨場感に欠けて少し物足りない。

客席もほとんど映さず、よけいなものは一切排除しているという、あまりに美しすぎるカメラワークと映像が、臨場感の無さを更に醸し出している。

よけいなものといえば、曲の合間に挟まれている舞台裏の白黒映像だろうか。
これは不評なようだが、私はそれほど気にならなかった。

もともとライブの内容自体が気に入っていないので、私にとっては白黒映像があろうが無かろうが、どうでもよい。

ライブの練習はこうやってるのか~、舞台裏ではこうやって過ごしているのか~など、ただ単純にふ~んと思って淡々と観ていた。

舞台裏を観ていて感じたのは、みゆきさんて掴みどころのない人だな、ということ。
舞台裏でケラケラ笑っているのも、舞台上でかっこよく歌っているのも、どちらも本当のみゆきさんなのだろうけれど、真のみゆきさんは、映像に映っている以外の所にいるような気がした。

私は、みゆきさんとは友達にはなれそうにないわ、怖くて・・・。
一緒に仕事もできそうにないわ、怖くて・・・。
みゆきさんが作る曲や、舞台から感じ取れるみゆきさんの魅力を垣間見て楽しむくらいが、私には丁度いいかも。

臨場感を味わうなら、直接ライブ会場まで聴きに行くのがベスト。
みゆきさんの美しく凛々しい姿をアップで拝みたいなら、ライブDVDを観るのがベスト。
これ結論。

夜会vol.15 タイトル発表

2008-07-18 23:59:59 | 中島みゆき

今朝の新聞に、夜会vol.15のチケット先行応募の広告が出ていた。

ふーん、ファンクラブ以外でも先行申込み(7月20日~9月7日)ができるのかぁ。
倍率高そうだな。抽選なんて当たらなさそうだけど、どうなんだろ?
でも席は、ファンクラブよりいい場所なのかな?

私は既に2回分確保しているから(代金3席分59,600も払い込んだ。高っ)、もう応募はしないけど、もしファンクラブ抽選にハズレていたら、こっちの応募に賭けるしかなかったんだろうなぁ。

で、今年の夜会のタイトルが、”~夜物語~「元祖・今晩屋」”。

う~ん、タイトルだけで、ちょっと面白そうな予感・・・。

ここ数年の夜会は、自分のツボにはハマらず、ガッカリした内容だったが、今回は期待していいかな?
途中で飽きて、眠っちゃうことはないかな?

それと、11月19日に「夜会vol.14」での初の大阪公演を収録したDVDが発売される、とな?
vol.14て、vol.13の再演じゃん。しかもvol.13のDVDは発売されてるのに。

そりゃあ出演者や演出に違いはあるし、大阪公演のだし・・・ということはあるけれど、同じ演目のDVDを欲しいかと聞かれると、ちょっと悩む。
そんなにvol.13と14のストーリーに思い入れは無いし・・・。
でも買っちゃうんだろうなぁ~

それで、すぐには観ないんだろうなぁ~
2007ツアーのDVDも未だに観てないしぃ~。
↑一体いつ観るつもりなんだか・・・

vol.15のDVDも発売してくれる予定はあるのかな?

夜会Vol.15 チケット当選

2008-07-10 21:35:51 | 中島みゆき

今日は中島みゆき夜会Vol.15のチケット抽選結果の発表日。

前回2005年のVol.14のときは、結果発表日をすっかり忘れていたが、今回はしっかり覚えていた。

結果は、「なみふく」と「でじなみ」で、それぞれ第1希望の11月の2回分が当選!
しかも1回分は、初日が取れた。

初日に行くのは初めて。
毎回、先に夜会の内容をファンサイト等で調べて情報を仕入れてから観に行っているので、何の知識も無く、夜会に行くというのはどういう感じなのだろう?

普通は新鮮な気持ちで観たいので、夜会のネタバレ情報を目にしないように気をつける人が多いと思うが、私はだいたい1~2回しか観に行かないので、その都度ポイントを抑えてから観に行きたいと考えているため、先に情報収集をしている。

まあ今回は2回観に行けるので、初日は2回目に備えて、自分で情報収集しに行く感じかな。

ただ、夜会のチケットはバカ高いため、初日分はS席ではなくA席を取ったので、舞台が見やすいかどうかがわからない。
しかも会場は、出来たばかりで初めてのACTシアターなので、ますますわからない。

それに11月を2回よりも、11月と12月に1回ずつ取れたらよかったと思う。
まあ、こんなことは2回分当選したから言えることだけれど、申し込むときは、とにかく1回分だけは確保しなければということだけしか考えていないため、日にちの組み合わせは二の次になる。

それなのに「でじなみ」分は、初日にチャレンジしちゃったわけだけれどね。
A席なら当たるかも・・・と期待したからなんだけど。
でも、ファンが一番狙っているのは楽日だよね。
私は楽日にはこだわらないので、第4希望を楽日にしてみたが、あまり関係なかったかな。

前回のVol.14はVol.13のリメイクだったので、全然気持ちが盛り上がらず、観劇中も眠ってしまうという有様だったが、今回のVol.15は新作だよね?
まだ内容の詳細が発表になっていないのでわからないが、新作なら2回観に行く元気も出るし、テンションも保てそう。

ただ、初日に観て内容がまた気に入らなかったら、2回目が辛いかも~。
また寝ちゃうかも~。

夜会にワクワクしていた頃が懐かしい・・・
ワクワクしていたのは、Vol.9の「2/2」までだ。

2007ツアーのDVDもまだ観てないし、やっぱりファン熱は昔に比べて下がってるよな。
はぁ、それじゃだめじゃん。

夜会2008の申込み

2008-06-02 23:59:59 | 中島みゆき

今年は中島みゆきの夜会が開催されるということで、チケットの先行予約の受付が今日から始まった。
予約方法を説明するファンクラブの会報誌"なみふく"も届いた。

会場は、赤坂サカスにあるACTシアター。
前回の青山劇場より座席数が多いようなので、チケットは当たりやすくなるのかな?

まだタイトルは発表になっていないようで、どんなテーマになるのかわからないが、夜会vol.10「海嘯」からvol.11~12「ウィンターガーデン」と経て、vol.13~14「24時着 00時発」まで、私はストーリーと内容に満足していないので、今年こそ感動できるストーリーと曲を期待する。

って、それはチケットが当たってから言えってか!?

しかし、相変わらずチケット代が高い。前回同様、S席2万て高すぎじゃないのかなぁ?

6月は、昨年の2007コンサートツアーのDVDとCDも発売され、今年はみゆきのための出費が続きそう。
DVDだけ買えばいいのかと思っていたら、CDにしか収録されない曲があるなんて、ひどい・・・。

いろいろブツブツ言いながらも、チケットの申込みはするつもりなんだけどね。

中島みゆきコンサートツアー2007

2007-11-06 23:59:59 | 中島みゆき

フレックスで早く退勤して、全然乗り気じゃなかった中島みゆきのコンサートツアーへ行ってきた。

場所は東京国際フォーラム ホールA。
18時15分頃に着席すればいいと思っていたのだが、目標より少し早い18時頃に着席。
パンフレットは買わなかったので(初めて買わなかった。3千円は高いと思うし。)、もらったチラシを見ながら開演を待った。

私は目が悪いのだが、良く見える眼鏡も双眼鏡も忘れたため(気合が入ってない証拠だな・・・)、舞台上のみゆきさんの顔はボヤけてしか見えなかった(席も端っこで舞台から遠かったし)。
今回のツアーは映像化が決定したそうなので、DVDでも発売されたら、それで美しいみゆきさんの顔を拝めばいいや。

コンサートで恒例となった"お便りコーナー"は、みゆきさんからペンネームを呼ばれると、みんな「はーい」と以前は大きな声で返事をしていたのに、今回はそういうことは無かった(一人だけ返事してたけど)。もうやめたのか?
開演前に、みんな一生懸命お便りを書いていたけれど、私は全く報告したいことが無いなぁ。
読み上げられたお便りは、人それぞれ、どういう事情でコンサートに来たかという内容のものが面白かった。

今回のコンサートでは、みゆきさんが曲目を絞りきれなかったため、曲目が会場によって変わるらしい。
既に終わった他の会場での曲目を事前にネットで調べていたのだが、確かに3曲ほど曲が違った。
「EAST ASIA・蕎麦屋・糸」が、「with・ホームにて・命の別名」になっていた。
ちぇっ、私は前の3曲の方が好きなのに・・・
でも、私が一番聴きたかったのは、「とろ」なんだけどなぁ。歌ってくれなくて残念。
他の曲目も、そんなに良い選曲とは思わなかったが、不満を感じるのは私だけだろうか・・・。
全く気に入らない最新アルバムの曲は、あまり歌わなかったので助かった。

コーラスの男性(名前失念)が、TOKIOに提供した「宙船」を歌ったが、長瀬くんやみゆきさんより上手かったので、そのまま最後までコーラス男性の声で「宙船」を聴きたかったな~

最後のアンコールの3曲目で、やっとみんな立ち上がったので、私も立って手拍子したけれど、「背広の下のロックンロール」では乗れないな・・・。

コンサート終了時間は、21時10分頃だった。帰りの電車は座れなかった。

あきらかに、みゆきさんのコンサートツアーへの期待感が薄れてきている今日この頃だが、今回は意識を失ってしまうほど眠ってしまうことはなかったし、まあまあだったかな。

そういえば、もらったチラシの中に谷山浩子の35周年コンサートの申込み案内があり、昔ファンだったので気になってしまったけれど、ファンでは無くなってからの曲がわからないので、コンサートには行くのは思いとどまったのだった。

I Love You,答えてくれ

2007-10-16 23:59:59 | 中島みゆき

10/3発売だったのに、すっかり買うのを忘れて、結局先日の土曜に10日遅れでビックカメラのポイント使って少し安く購入した中島みゆきのニューアルバム「I Love You,答えてくれ」。

聴いたのは翌日の日曜。
はっきりいって、全然私のハートに響いてこない曲ばかり。

気をとりなおして、もう一度ちゃんと聴いてみたけれど、やっぱりダメ・・・

歌い方も曲調も全曲同じ、夜会っぽい曲ばかりに感じてしまって、つまらない。
去年発売のアルバム「ララバイSINGER」も聴きなおしてみたのだけれど、こっちの方が曲調がパラエティーに富んでいて、飽きない。

はぁ・・・昔はアルバムを楽しみにしていて発売日が待ちきれなかったのに、今じゃ「そのうち買えばいいや」になってる。
11月に行く予定のツアーライブも「面倒だなぁ」と思ってる。

あきらかにファンとしての熱が下がってる。

みゆきさんが作る曲の感じが年月とともに変わっていくのは仕方ないにしても、その変化に私がついていけてないんだね。
私がみゆきさんに求める曲と、みゆきさんが追求する今の曲の方向性が違うってことだね。
この先、いつまでファンでいられるかなぁ・・・心配。

ちなみに、力強い文字で三代目魚武濱田成夫さんによって書かれたジャケットの題字も気に入らない。

ひとカラ

2007-05-03 20:04:13 | 中島みゆき

年に一度しかカラオケ屋には行かないが、一人でカラオケを歌いに行きたいな~と思い続けて10年以上。

数週間前の平日の夕方、地元のカラオケ店を3軒まわったのに、全店満室!
うちの地元のカラオケ屋って繁盛してたんだと、驚くばかり。

しかし、最近は一人カラオケも珍しいことではなくなり、やっと私も"ひとカラ"デビュー!



-昨日-

昨日は午後からエアロビクスのはずが出来なくなり、時間をもてあました私は地元のカラオケ店へ。
私と一緒にエレベーターに乗った一人の男性が先に受付でフリータイムを申告したら、店員さんにもうフリーはできないと断られ、3時間予約していた。

えぇ~、一人で3時間も歌うの?と驚いた私だが、フリータイムは制限があることを知る。
よくカラオケ店のシステムがわかってないもんで。

そして、同じ"ひとカラ"の男性がいたことを心強く思った私も2時間予約。
しかし、あとで2時間と言ったことを後悔することに。


2時間じゃ足んねー!!(爆)

私は若い子たちが聴くような曲は全く歌えないので、70~80年代に流行ったアイドル歌手の曲を中心に歌いまくる。

他には、中島みゆきの「とろ」、テニスの王子様の跡部景吾の「俺様の美技にブギウギ」を気持ちよく2回ずつ歌って、とりあえず昨日は満足。

-今日-

そして今日、再び開店時間に行ってみると、中高生と思われる若者たちがビルの下にあふれていた。
「一体なにごと?」と思いつつ、受付までエレベーターを上がっていくと、受付は若人でごった返していた・・・。

というか、みんな突っ立ってるだけで、受付で何が行われているのか、さっぱりわからなかった。
うーん、どうもまだカラオケ店のシステムがわからない。
11時開店だけれど、9時半から予約できると張り紙がしてあった。
ということは、今日のような祝日は、予約しておかないと入店できないってことなのか?

いつまでそんな大混雑の中にいても入店できるとは思えなかったので、川崎のカラオケ屋へ行ってみることにした。
川崎にはたくさんカラオケ屋があるので、どこか入れる店があるだろうと考えた。

少し川崎の繁華街をウロウロして、混んでいそうだけど1階にフロントがある一番入りやすそうな店に決めた。
すると、待たされることもなく、すんなり受付してもらうことができた。

予約時間は3時間。
「満室になると延長はできなくなります」という店員さんのひとことに、4時間の方がいいかなと思わなくはなかったが、そのままで。

昨日の店は200円プラスでフリードリンク制だったので、ドリンクバーに勝手に行けばよかったが、今日の店は1ドリンク制で、店員さんが部屋にドリンクを運びに来た。
追加注文すると、歌っている最中に店員さんが部屋に入ってくるかもしれず恥ずかしいので、1ドリンクで3時間過ごすことにした。

今日は中島みゆきの曲を中心に歌いまくった。
しかし、あまりみゆきのアルバムを聴かなくなったので、歌えない曲も多数。
次から次へと曲を入力して、歌えないとわかったら演奏中止。間奏部分は早送り。
これを繰り返したので、今日は効率よく歌うことができた。

最後の30分は昔のアニソンを楽しんだ。

私はノドが弱いのか、2時間を過ぎた頃からノドが痛くなってきたので、今日は3時間にしてちょうどよかった。

-今後-

"ひとカラ"はオンチな私も気兼ねなく思い切り歌えるので、気分がスッキリする。

中島みゆきの「うらみます」なんていうクラ~い曲も心置きなく熱唱できて、場の雰囲気を壊すことを心配することもない!

歌えるかどうか心配な曲も、とりあえずリクエストすることができて、ダメならすぐにキャンセルできる。

すべて自分の思いのまま! こりゃ"ひとカラ"にはまっちゃうよん。

今度は、ちゃんとみゆきのアルバム曲を覚えて、フリータイムで時間を気にせず歌いたいなー。

地元のカラオケ店の方が曲メニューが充実していたので、次は会社休んで、また地元店に平日チャレンジだな。

間宮兄弟

2006-11-24 23:30:00 | 中島みゆき

みゆきさんが母役で出演しているというので、映画「間宮兄弟」のDVDを借りてきた。
こういう理由なので、ブログのカテゴリーは映画ではなく、"中島みゆき"です。

私は江國香織さんの原作小説を読んでいないので分からないのだが、間宮兄弟のお母さんは、みゆきさんが演じる必要性があったのだろうか?
小説で描かれているお母さんの雰囲気に、みゆきさんがピッタリあてはまっていたとか、そういうことがあったのだろうか?
それとも、監督がみゆきさんを好きだとか?

私には、この映画にみゆきさんを起用した理由が分からない。

変わった間宮兄弟が大好きな、これまた変わった、かわいい母を演じたみゆきさんは、それなりに良かったとは思う。
ボーリングのシーンでのこけっぷりも良かったと思う。

でも・・・。

みゆきさんの演技は、夜会の演技なんだもの!!

だから、みゆきさんは映画の中に自然に納まっていない。浮いて見える。
それを逆に意図して配役してるなら、すごいけど。

前から感じていたことだけれど、みゆきさんは独特の演技と存在感がありすぎて、映画もドラマもCMも、どれを観てもしっくりこない。
共演者たちとは違うオーラを発していて、みゆきさんの出演場面だけ、別の物語にワープしたように感じてしまう。

これが、みゆきさん中心の夜会や深夜ラジオの中なら、独特の雰囲気や話し方に何の違和感も無い。
それが、みゆきさんワールドだからだ。

でも、そのみゆきさんワールドを別の人の作品の中に持ち込もうとすると、うまくいかないことが多いのではないだろうか?

みゆきさんの曲を使うくらいなら、成功している例はいくつもある。
でも、本人が出てくると、その個性が強烈すぎて浮く・・・と私は思っている。

間宮兄弟が帰省したとき、みゆきさん以外に、おばあさん役の加藤治子さんも出ていたが、もし加藤さんの役をみゆきさんが演じたとしたら、絶対加藤さんのように目立たず自然な演技は、みゆきさんには出来ないと思う。

みゆきさんの本業は歌手なのだから、別に演技が自然にできなくてもよいけれど、なるべく演技の才能を発揮するのは夜会の中だけにしてくださいと、私は言いたい。

ちなみに「間宮兄弟」の映画は、予告映像を観て期待したほど面白いとは感じなかった。
こんな恋人同士のように仲が良くて、もてない兄弟がいたら、ほほえましいなぁ、安心だなぁという気持ちにさせてもらえたことだけは評価する。

もしかして、小説の方がもっと面白くて、ほんわか感動できるのかな?