何気なくYoutubeを見てたら打ち込み井戸の動画が出てきました。
動画投稿者の「井戸掘り明さん」
確か、このブロクにもコメントかメッセージを頂いたような記憶があります。
動画はココで見てくださいね https://www.youtube.com/watch?v=VigBvP9aHYY
投稿されてた井戸の工法は打ち込み井戸でした。
鉄管をブレーカー(はつり機)のバイブで打ち込む方法です。
この方法は、私はやっていませんが、プロの井戸屋さんでもやっています。
ボーリング調査で行う標準貫入試験のN値と言う数値の低い比較的軟弱な地層で行います
打ち込み井戸に適した地層とは、密度のルーズな砂や砂利層に適しています。
もちろん柔らかい粘性土にも対応できますが、この粘性土が打ち込み井戸には厄介です。
鉄管を打ち込むということは杭を打ち込むという事と同じです。
パイプの先端は鉛筆の先のように尖っているのが一般的です。
打ち込む時の力は先端にかかります。
杭を打ち込んでいると、だんだん入りが悪くなりますよね。
誰もが、打ち込む事によって先端の地層が押しつぶされ固くなると思いますよね。
実は、杭の入りが悪くなるのは先端ではなく側面の摩擦力のためなのです。
皆さんが杭を打ち込んだ後に、打ち込んだ杭を引き抜いてみてください。
おそらく抜けないと思います。
パイプの先端は尖っているため、横へ横へと土をかき分けていきます。
木に打つ釘も同じ原理なので、打ち込めば釘抜きでないと抜けませんよね。
この摩擦を軽減させるために先端部分をパイプより少し太くします。
太くした分、打ち込む速度は落ちますが、摩擦力が少ないためどんどん入っていきます。
そして先端が太い分、打ち込まれるパイプの周りに隙間ができます。
ここへ泥水などを入れてやれば、パイプは摩擦で締め付けられる事がなくなります。
通常の井戸屋さんは泥水を使わず機械で打ち込んでしまいますが、
やはり、場合によっては泥水を充填しながら打ち込むこともあります。
井戸掘りには教科書はありません。
理屈な計算式などのマニアルはありますが、
ほとんどが職人さんの経験と技が大いに活かされています。
井戸掘りとは、いかに細く見えない穴を深く掘ることができるか?
また、いかに掘った穴を崩さず自立させるかにかかってきます。
最近は、技量も関係なく大型機でガンガン掘っていく物が増えましたが、
狭い敷地でコツコツと昔ながらの井戸掘りも良いのではないでしょうか?
私は、3mで井戸が出来たという人を馬鹿にはしません。
浅かろうが深かろうが、自分で地下から水を出せたと言うことは
生きていくべき働きをしたと評価します。
打ち込み井戸でも、堀井戸でも、堀鉄管を打ち込むパーカッションでも
いろいろアレンジしてみてくださいね。
きっと、どんな地層に対してどんな掘り方が良いか分かってくるはずです。
このブログを参考にして井戸掘りを挑戦してくれる人がいることに
大変嬉しく思いました。
では(o・・o)/
動画投稿者の「井戸掘り明さん」
確か、このブロクにもコメントかメッセージを頂いたような記憶があります。
動画はココで見てくださいね https://www.youtube.com/watch?v=VigBvP9aHYY
投稿されてた井戸の工法は打ち込み井戸でした。
鉄管をブレーカー(はつり機)のバイブで打ち込む方法です。
この方法は、私はやっていませんが、プロの井戸屋さんでもやっています。
ボーリング調査で行う標準貫入試験のN値と言う数値の低い比較的軟弱な地層で行います
打ち込み井戸に適した地層とは、密度のルーズな砂や砂利層に適しています。
もちろん柔らかい粘性土にも対応できますが、この粘性土が打ち込み井戸には厄介です。
鉄管を打ち込むということは杭を打ち込むという事と同じです。
パイプの先端は鉛筆の先のように尖っているのが一般的です。
打ち込む時の力は先端にかかります。
杭を打ち込んでいると、だんだん入りが悪くなりますよね。
誰もが、打ち込む事によって先端の地層が押しつぶされ固くなると思いますよね。
実は、杭の入りが悪くなるのは先端ではなく側面の摩擦力のためなのです。
皆さんが杭を打ち込んだ後に、打ち込んだ杭を引き抜いてみてください。
おそらく抜けないと思います。
パイプの先端は尖っているため、横へ横へと土をかき分けていきます。
木に打つ釘も同じ原理なので、打ち込めば釘抜きでないと抜けませんよね。
この摩擦を軽減させるために先端部分をパイプより少し太くします。
太くした分、打ち込む速度は落ちますが、摩擦力が少ないためどんどん入っていきます。
そして先端が太い分、打ち込まれるパイプの周りに隙間ができます。
ここへ泥水などを入れてやれば、パイプは摩擦で締め付けられる事がなくなります。
通常の井戸屋さんは泥水を使わず機械で打ち込んでしまいますが、
やはり、場合によっては泥水を充填しながら打ち込むこともあります。
井戸掘りには教科書はありません。
理屈な計算式などのマニアルはありますが、
ほとんどが職人さんの経験と技が大いに活かされています。
井戸掘りとは、いかに細く見えない穴を深く掘ることができるか?
また、いかに掘った穴を崩さず自立させるかにかかってきます。
最近は、技量も関係なく大型機でガンガン掘っていく物が増えましたが、
狭い敷地でコツコツと昔ながらの井戸掘りも良いのではないでしょうか?
私は、3mで井戸が出来たという人を馬鹿にはしません。
浅かろうが深かろうが、自分で地下から水を出せたと言うことは
生きていくべき働きをしたと評価します。
打ち込み井戸でも、堀井戸でも、堀鉄管を打ち込むパーカッションでも
いろいろアレンジしてみてくださいね。
きっと、どんな地層に対してどんな掘り方が良いか分かってくるはずです。
このブログを参考にして井戸掘りを挑戦してくれる人がいることに
大変嬉しく思いました。
では(o・・o)/
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