トミーさんの井戸掘り勉強塾

[マチャアキJAPAN、2011ネパール、2012ザンジバル、2015カンボジア][2013/Dash島]テレビ出演

井戸掘りの 「イドセン」

井戸掘り30年、個人職人の井戸屋さんです。 時代と共に井戸掘りの機械は随分変わりました。 小さな機械で井戸を掘る昔ながらの井戸屋はほとんど姿を消しました。 このブログより、井戸掘りの理屈を皆さんに提供していきたいと思います。 「自分で井戸が掘りたい」「井戸について知りたい」など、井戸についてご質問のメッセージを頂ければ詳しくお答えいたします。 個人職人の井戸屋さん「イドセン」http://www.idosen.sakura.ne.jp/idosen/

災害時対策・井戸の使い方

2011年09月23日 | 日記
随分とほったらかしにしておりました。


今年は地震の津波や台風に伴う大雨など、全国で水害が多く発生しました。

人々の暮らしで、直接ダメージを受けたのが水道の断水のようです。

こうした状況から、手押しポンプ井戸の依頼が過去最高となっています。

しかしながら、手押しポンプは深さ7~8mくらいを限界としています。
10m以上の深さでも汲み上げれますが、かなりの力が必要となります。

家庭用の井戸ポンプは、100V400w以下のものが多く、
小さなポータブル発電機で使用することが出来ます。

通常、災害が起こると、電気、ガス、水道が止まる事が多いです。

そのため、非常用の最低限の対策として、
カセットコンロや、ポータブル発電機は準備しておきたいものです。


カセットコンロで、ちょっとした料理は作れます。

発電機があれば、照明器具を点灯させれます。
そして、井戸があれば水を汲み上げれます。

さらに、簡易浄水器があれば安心して飲用水に出来ます。

まあ、浄水器が無くても井戸水を沸かして飲めば大丈夫でしょう。
ただ、鉄分が多いとちょっと味が不味いかもしれません。
飲用不可の井戸水でも、短期間の飲用なら病気になることも無いでしょう。

災害が起こる前に対策を考える方が増えてきました。


あれだけテレビなどで災害地域を映されれば、当然かもしれませんね。


昔は何処の家庭に井戸はありました。
薪で御飯を炊き、料理を作った。
ロウソクやランプで灯を燈した。

考えてみれば、昔の方が災害時に強い生活が出来ていたのでは・・・


今の時代、公共の施設が普及した反面、災害時には人々をパニックにさせている

公共施設は、便利な反面、不便なものである。


我が命は我が守る。

そんな意識を持って頂きたいと思います。