トミーさんの井戸掘り勉強塾

[マチャアキJAPAN、2011ネパール、2012ザンジバル、2015カンボジア][2013/Dash島]テレビ出演

井戸掘りの 「イドセン」

井戸掘り30年、個人職人の井戸屋さんです。 時代と共に井戸掘りの機械は随分変わりました。 小さな機械で井戸を掘る昔ながらの井戸屋はほとんど姿を消しました。 このブログより、井戸掘りの理屈を皆さんに提供していきたいと思います。 「自分で井戸が掘りたい」「井戸について知りたい」など、井戸についてご質問のメッセージを頂ければ詳しくお答えいたします。 個人職人の井戸屋さん「イドセン」http://www.idosen.sakura.ne.jp/idosen/

井戸掘りの難しさ

2012年04月24日 | 日記
井戸掘りって難しい・・・???

日本中に井戸を掘ったことがある人は何人いるのでしょう?

と言うより、何パーセントいるのでしょう?

1000人に1人 いや10000人に1人 ???

昔は多かったけど、今の時代は少ないでしょうね。


そもそも、今の時代に井戸のある家庭自体が少ないですね。


井戸掘りって難しいと思っている人が多いと思いますが、

実は、井戸掘りってメチャメチャ簡単なんですよ。


だって、水のある地層まで掘ってパイプを入れればOKでしょ。

ものすごく簡単な作業ですよね(笑)


さてさて、冗談はここまでとして・・・


現在、自作の井戸掘りをされている方で、
掘削が困難になっている方がいましたらコメントくださいね。

出来る限りのアドバイスをしたいと思っています。







今や日本の子供がSOS

2012年04月08日 | 日記
先日、アフリカ・タンザニア「ザンジバル島」で井戸を掘ってきました。

ドンゲ村に始めて井戸が出来ました。

子供達の水汲みは楽になったことは間違いありません。


世界の子供がSOS

しかし、今や日本の子供がSOSと考えた方が良いのではないでしょうか?


アフリカの子供達は水汲みに大変な苦労をしています。
井戸が出来て便利になったと思うでしょう。
でも、我々が井戸を掘る前は不便だったのでしょうか?

水汲みは毎日の日課であり、当たり前のことだったのでは・・・?

私が子供の頃、
携帯やPCが無くても不便と思いませんでした。
薪で風呂を沸かすのも面倒ではありましたが不便と感じたことはありません。

便利な物がどんどん出来て生活は楽になりました。

でも、それが生きて行く最高な幸せなのでしょうか?


あれば便利!無ければ不便!

これは、今回の井戸掘りをしてきたアフリカの子供達に言える言葉です。


これが、日本の子供ならどうなのでしょうか?

あって当たり前!無ければ何も出来ない!


今や真剣に考えなければならない事は、
いかに自然の中で人間として生きていけるかと言う教育ではないでしょうか?

水道があって当たり前。
電気が使えて当たり前。
携帯が使えて当たり前。

暑ければクーラー
寒ければヒーター
食べたければコンビニ
冷凍食品をレンジで「チ~ン」

これでは災害が起こったら途方にくれるだけでしょうね。


薪で御飯を炊く
川から(井戸から)水を運ぶ
畑で作物を作る
川や海で魚を獲る
電気もガスも無い

アフリカの子供達の生活は不便だけど、その結果、生きて行けるんですよね。

途上の国の子供達は、行き方を知っています。


でも、日本の子供たちは、もう自然界で生きていくことは出来ないのでは・・・?


井戸が出来た。
照明が点いた。
橋が架かった。

こう言った事は確かに便利になったと言えるでしょう。

便利もこの程度で抑えた方が良いのかもしれません。

蛇口を開ければ水が出るのは当たり前ではないのです。
スイッチを入れれば明かりが点くのは当たり前ではないのです。

災害が起こった時に機能しなくなるものは完璧ではないのです。

電気もガスも水道も使えなくても生きれる方法
食糧を自分たちの手で確保する方法

今の日本の子供達には出来ないでしょうね。

そんな暮らしが出来る日本人は、50歳を過ぎた人達でしょう。


自然界で生きられない日本の子供達

ただ、生きて行く最低限度の生活の知恵は教えていきたいものです。


便利も過剰になると、便利の有難さを忘れてしまいますね。

生きて行く本当の苦労は、多少なりと伝えておいた方が良いと思います。


今や日本の子供がSOS

我々大人が真剣に考えるべきではないでしょうか?