トミーさんの井戸掘り勉強塾

[マチャアキJAPAN、2011ネパール、2012ザンジバル、2015カンボジア][2013/Dash島]テレビ出演

井戸掘りの 「イドセン」

井戸掘り30年、個人職人の井戸屋さんです。 時代と共に井戸掘りの機械は随分変わりました。 小さな機械で井戸を掘る昔ながらの井戸屋はほとんど姿を消しました。 このブログより、井戸掘りの理屈を皆さんに提供していきたいと思います。 「自分で井戸が掘りたい」「井戸について知りたい」など、井戸についてご質問のメッセージを頂ければ詳しくお答えいたします。 個人職人の井戸屋さん「イドセン」http://www.idosen.sakura.ne.jp/idosen/

冬に井戸掘りをしましょう

2012年12月28日 | 日記
夏に比べれば冬は水の使用頻度は低下します。

水道料金も冬になると、それほど気にならなくなりますよね。

夏は井戸水が冷たくて気持ちがいいものです。

でも冬の井戸水は暖かいですよ

実は、井戸水は年間を通し15~16度の温度で一定しています。

冷たいとか暖かいと思うのは体感温度なのです。

夏の井戸水は冷たくて魅力的ですが、冬はどうなのかな?

冬の水道水より暖かい井戸水は、こんな利点がたくさんあります。

積もった雪を融かすのに便利です。雪国の道路によく使っていますね。

朝、車のフロントガラスが凍っていてもサッと融かします。

洗い物などをしていても手が凍てつきません。

風呂も水道水に比べ早く沸き、ガス代の節約にもなります。

朝、顔を洗っても冷たくないし、歯を磨いてもしみる事はありません。

このように、井戸水は冬でも重宝されています。


また、井戸を掘る場合も夏より冬がおすすめです。

冬は地下水位が下がるので、この時期に掘って水を出せば

1年中井戸水が涸れる心配もありません。

井戸を使用して生活してる人は、やはり冬に万全な対策を考えています。

と言うより、井戸に詳しいお客様が多いですね。


笑い話ですが、

井戸屋さんは、夏より冬の方が仕事量も減るので、

ちょっとしたサービスや値引きもあるかも?


そんな訳で、冬に井戸掘りを考えてみては如何でしょうか?


井戸掘り講習会のメール受付

2012年12月21日 | 日記
井戸掘り講習会の件につき、各地からメールが届いています。

どれだけの方が希望されるか今のところ検討がつきません。

なんと言っても全国からメールが届くので、どのように開催するか考えています。

今のところ、10名ほどメールが届いていますが、

地域的にバラバラで開催場所について、まだ決めることができません。


メールを下さった方へは、まだ折り返しの返事はしていませんが、

フォルダに保存してありますので、決まり次第御連絡致します。


そんな訳で、講習会希望の方はブログ右上の「メッセージを送る」から御連絡ください。


井戸掘りに興味のある方

将来的に家庭用井戸程度の仕事ができるようになりたい方

定年退職後の仕事として考えている方

海外支援のための井戸掘りを考えている方


たくさんの皆様よりご連絡お待ちしております。







素人の井戸掘りには上総掘りがおすすめ

2012年12月17日 | 日記
このブログにいろいろ書き込みましたが、みなさんの役に立っているでしょうか?

写真などをアップして説明すれば解りやすいと思いますが、

あえて、文章のみで説明しています。

と言うのは、写真を見て理解する人は、実際に理解してない人が多いのです。

説明文を読みながら、イメージを想像出来る人しか井戸掘りは無理だと思います。

直径10cmや15cmの穴を掘っていく場合、人はその穴に入れません。

そんな穴を、10mも20m掘っていくわけです。

地層には、砂や粘土、砂利や玉石、時には流木なども出てくるときがあります。

また、その穴がいつ崩れるかもわかりません。

いままで、このブログに書き込んだ文を理解して頂ければ、

必ず井戸掘りが成功すると思います。

井戸掘りは決して難しくはありません。

自然の物理に逆らわない考えが一番の決め手です。


さて、井戸掘りにもいろんな掘り方がありますが、

まず、素人には回転によるボーリング方式はやめた方が無難です。

簡易的な機械も売っていますが、結局、砂利が出たら掘れないものが多いようです。

こんなのはボーリングマシンとは言えません。

業者が扱うボーリングマシンは、非常に強力なトルクで回転します。

そして、泥水ポンプも何十キロという圧力で泥水を送り込んでいます。

熟練したプロが扱うものであり、素人が安易に使いこなせるものではありません。


そこで素人が井戸を掘るのに適しているのは、打ち込みか打撃です。

柔らかい地層なら打ち込みが適しています。

打ち込みは、摩擦がかかるのを最小限に保ちながら進めていきましょう。

やり方は、以前にも書き込みましたので探して参考にしてください。

それから、打撃式はやはり上総掘りの応用ですね。

堀鉄管をワイヤーやロープなどで吊るし、上下させて掘り進めましょう。

これも、このブロブに紹介しています。


今まで書き込んだ内容をしっかり理解し、井戸掘りに挑戦してください。

人力の井戸掘りは、自然と物理です。

小さなモーターやエンジンを使うのも良いでしょう。

ハイテクではなく、ローテクな機械を作るのも楽しいですよ、


上下するパイプが少しずつでも深く下がっていくのは嬉しいものがあります。

そして水が出た時の喜び・・・


さあ、頑張ってください。


井戸掘り勉強会に向けて

2012年12月06日 | 日記
先日、井戸掘り勉強会の実施についての記事を書きましたが、

十数名の方から、勉強会の実施と参加を希望するメールが届いております。

ところが、東北から九州までと各地に希望者がいますが、

正直、どうしようかと悩んでいます。

と言うのは・・・

例えば、私の住んでいる名古屋へ全国から来ていただくのも

遠方の方の交通旅費が高額になってしまいます。

か、と言って、私が遠方に出向くにも同じく交通旅費がかかります。

井戸掘り勉強会といっても、本職の講習会とは違います。

ですが、やるからには井戸掘りの知識は教えたいです。


井戸水が出るかどうかの地形や地層の見極め方。

井戸の掘削方法と地層に適した工法

地下水に対する知識、

手作り機械による実技

こんな感じで2日間くらいで行いたいですね。


理想的なのは、

札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡など

各会場に10名位集まって頂ければ実施したいと思います。


まだ、計画段階なのでどういった方法をとるかわかりませんが、

とりあえずは、来年春頃には第1回の開催を考えています。


希望者の方は、画面右上のメッセージから御連絡ください。

各地域での人数が集まり次第、御連絡メールを返信します。