トミーさんの井戸掘り勉強塾

[マチャアキJAPAN、2011ネパール、2012ザンジバル、2015カンボジア][2013/Dash島]テレビ出演

井戸の掃除・つまりのメンテナンス

2015年08月15日 | 日記
今日は30年以上もメンテナンス無しで使用した井戸を復活させてきました。

今年の冬まで、何とか使っていたということですが、

赤水が酷くなり、ポンプが動かなくなったということです。

ポンプは何とか動くようになりましたが、使える状態ではありませんでした。

新しいポンプに交換という事で井戸内のパイプを抜き上げてみると・・・



やっぱり凄い鉄分がパイプに付着しています。

写真はすでに乾いた時に写したものなので分かりづらいですが、

抜き上げた時は、触れないぐらいのドロドロの滑りが付いていました。

こうなれば、ただパイプを入れ替えるだけでは復活はできません。

井戸内をブラッシングで付着した滑りを落としながら汲み上げです。

ブラシの付いたワイヤーを挿入して汚れを落とし、

ベーラーと呼ぶ道具で赤錆の泥状のものを汲み出します。

目詰まりによって井戸内に地下水が入り込まないため

水を注入しながらの作業です。

この作業の部分の写真を撮り忘れました・・・(´Д`;)ヾ ドウモスミマセン

付着した汚れを落とし、目詰まりもある程度なくなり地下水が入ってきました。

こうなれば、コンプレッサーによる洗浄に切り替えます。



写真のように井戸内に汲み上げ用のホースを入れ、コンプレッサーで吹かします。

説明が口頭では難しいですが、コンプレッサーの空気に変化させます。

変化という言い方もおかしいのですが、

つまり、パイプ内をうがいのようにボコボコ吹かし、

汚れを落としながら、空気によって汚れた水を吹き上げます。



ホース内から大量の汚れ水が出てきます。

写真では、ある程度汲み出した後なので、褐色の濁り水程度にしか見えませんが、

最初は泥の塊ののような状態でドロドロと出てきました。

このように、根気よく何度も吹かしながら洗浄し吐き出します。

4時間くらい経って、ようやく綺麗な水になってきました。



水量も徐々に増え、毎分50L以上の水量になりました。

おそらく、30年以上の年月で付着した汚れは90%取り除けたと思います。

井戸は、完全に使えなくなるまで知らんふりするのではなく、

水が汚れ出したり、水量が減ったり、異変を感じたら早めにメンテナンスするべきです

今回のこの井戸は、塩ビパイプが入っていたので助かりましたが、

鉄管の井戸なら復活は出来なかったと思います。

車でもオイル交換やエレメントを定期的に交換します。

井戸も数年に1度は点検してあげたいですね


では(o・・o)/


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