トミーさんの井戸掘り勉強塾

[マチャアキJAPAN、2011ネパール、2012ザンジバル、2015カンボジア][2013/Dash島]テレビ出演

井戸掘りの 「イドセン」

井戸掘り30年、個人職人の井戸屋さんです。 時代と共に井戸掘りの機械は随分変わりました。 小さな機械で井戸を掘る昔ながらの井戸屋はほとんど姿を消しました。 このブログより、井戸掘りの理屈を皆さんに提供していきたいと思います。 「自分で井戸が掘りたい」「井戸について知りたい」など、井戸についてご質問のメッセージを頂ければ詳しくお答えいたします。 個人職人の井戸屋さん「イドセン」http://www.idosen.sakura.ne.jp/idosen/

小型の井戸掘り機を作ってみました。

2012年07月11日 | 日記


井戸掘りを試みる人たちが多いようです。

今回は、自作の井戸掘りについて考えてみましょう。


写真に写っている井戸掘り機械は、制作費2万円で作り上げました。

と言っても、私は井戸屋ですので不要な機械の部品を組み付けています。

ですから、一般の人にはこんな金額では作れませんね。


youtubeにアップしましたので動画が見られます
http://www.youtube.com/watch?v=T2q_mWjXwjY


しかし、井戸を掘る理屈さえ解れば、もっと簡単に作れます。

私も、商売で井戸屋をやっている以上、見せられない技もあるので、

すべてを教えることはできませんが、

自分で井戸を掘りたい人にヒントを教えてみます。


例えば、

自動車を作れ!と言われても普通の人では無理ですよね。

でも、3つのタイヤで三輪車の形を作り、前輪にハンドルを付け、

後ろタイヤの軸にプーリーを付け、単体の小型エンジンにVベルトで繋げば

とりあえず、簡易的な自動車ができますよね。

もちろん、ミッションもありませんが簡易的であればそんなもの不要ですね。

クラッチは、止まっている時にVベルトが緩んだ状態にしておいて、

走り出す時に、テンションプーリーで押さえればベルトが張って走り出します。

ブレーキは木の棒をテコにして地面を擦りつけて止めればOKでしょう。


まあ、井戸掘りの機械もこんな感じで、最小限で作り上げればイイと思います。

あくまでも、自分の井戸を掘る趣味としてやってくださいね。


ところが・・・

最近、簡易的な井戸掘り機を購入して井戸掘りの商売をしている人が多いようです。

井戸掘りなどの掘削には国家資格があるんですよ。

例えて言うなら、白ナンバーで運送屋を営むのと同じです。

無資格で堂々と井戸屋としてホームページを出している人達には気をつけましょうね。