遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

平等って何? 自由って何? 公平って何?

2009-09-10 23:19:24 | たわごと
オバマ大統領が異例演説、懸案の医療保険で(読売新聞) - goo ニュース
アメリカで生活すると保険が大きな負担だと実感する。安月給だったこともあるけど、毎月給料の3分の1くらいは健康保険と自動車保険で持っていかれてしまう。独身はまだマシな方、家族がいると健康保険料は倍以上に跳ね上がる!
住む土地で保険料は全然違っていて、都市部はメチャメチャ高い。コロラド州デンバーとテキサス州ダラスではすんごい違ったよ。デンバー時代に入っていた健康保険はブルークロスという会社。これは安かった。ダラスではカイザーグループの健康保険。正確には覚えていないが、デンバーとダラスでだいたい月30ドルと130ドルの違いがあった。自動車保険はまたべらぼうに高いのだよ。健康保険会社のカイザーグループは自前の病院を持っていて初診料が安かったし、グループ所有の病院なので診療を受けた後に書類を書いて出す必要はなかった。もちろん、安い組織なので医者はそれなりだけど・・・アメリカでは当然のことながら、いい医者は高い。
ニューイングランドやカリフォルニア州の大都市に住めば、大変な保険料負担を強いられる。だから、アメリカでは健康保険に入らない人が多いなんて言われても、「そんなの当然じゃん」と僕は思う。余談だが、そういうわけで米国での新型インフルの統計データなんか全く過小なんだよ。風邪ひいたくらいで病院に行く人は少数派なんだ。
米国民主党にとっては国民皆保険は悲願であり、トラウマであり、地雷だ。日本の政界でいうと『消費税』みたいなもんやな。誰もが必要だと思っているけど、やるとなったら政府が転覆するほどの抵抗が生じるのだ。テレビではオブラートにくるまれてはっきりしないが、反対派の主張を分かりやすく言うと「自堕落でロクな稼ぎのない貧乏人達のために余計な負担を強いられて、そのあげくあいつらと同じレベルの医療を受けなきゃいけなくなるのはイヤだ」ということ。健康に気を配り、しっかり働いてまっとうに社会生活をしているのに、そうでない人たちと扱いが同じだというのは『自由の国』アメリカ国民は『公平』ではないと考えます。それではなかなか受け入れられないのです。

このブログに時々コメントを書いてくださるちゃ~さんが自分のブログを閉じられました。きれいな写真をいっぱい貼ってあるブログだったので、いつも更新を楽しみにしていたんですが、とても残念です。しかし、個人サイトが永遠に続くというのもありえないことですから、いつか訪れるしょうがないことなんですよね。閉鎖に伴ってたくさんの人が閉鎖を惜しんで書き込みをしています。以前、僕が閉鎖した『B級フライト』ではそうでもなかったなぁ。
『いでんや』も1999年にスタートしてちょうど10年になります。閉鎖する時にはできるだけたくさんの人に惜しまれるようなサイトになっていたいものですね。むりか??

今日飲んだサントリーの発泡酒はそこら辺の中途半端なビールよか、よっぽど旨かったよ♪

本日のお酒:SUNTORY発泡酒 秋生 + 高知栗焼酎 ダバダ火振
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