ある退職教師のつれづれなるままに

38年間の教職26.3.31退職
4月1日再任用。自分の目でみたこと感じた事など
つれづれなるままに記します。

2019-108 ジパング青春記

2019年12月05日 | 日記
先だって、わらび座のミュージカル「ジパング青春記」を観劇。

舞台は400年前の石巻の漁村。
1611年、慶長の大地震・津波が三陸を襲った。

どうしても2011年の震災をオーバーラップさせてしまう。

荒れた農地、家族を亡くした喪失感。
心の傷も癒えぬ村人に藩主、伊達政宗は
木を1000本切り出しを命じ村人に新しい仕事を授ける。

2年後の1613年、500トンの黒船を建造し海外との交易を目指し
伊達政宗の慶長遣欧使節団は出港していくのだった。

このあたりをスーパー歌舞伎を手がけた横内謙介氏が巧みに演出。
わらび座の民舞を織り込まれ
民衆が主役のみせるミュージカルが出来上がっていた。


この船に大使の支倉常長をはじめ180人が乗り組み
メキシコへそしてその後、大西洋を横断し1614年末、スペイン、
1615年10月ローマに到着する。
初めて太平洋・大西洋横断に成功した日本人でもある。
支倉常長は法王からローマ市民権を得る。洗礼を受けカトリック信者となる。

1616年1月スペイン船隊に便乗して太平洋を渡り1618年8月マニラへ
しかし日本はキリスト教禁止の時代のさなか。
1620年9月に帰国を果たしたが、2年後失意の中、亡くなったと記されている。

猫の目からみた語りで構成された「ジパング青春記」。
わらび座の舞台はだいたい年に一回は観劇しているが
今年は昨年より数段記憶にとどまる内容だった。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする