散歩日記XX

主に趣味の話を書いているブログです。

20220122最近読んだ本

2022-01-22 15:41:28 | 読書
■「記憶の中の誘拐」大山誠一郎

■「北海道うまいものうまい店300選」重森直樹
これも小樽で購入した1985年出版のガイドブック。懐かしいところではESTAの四川飯店、天一、よし田。四川飯店は最近まであったものの、それ以外にこんな有名店が札幌にあったんだなと。個人的には北2条辺りにあった、マグロ料理専門店ばるばてが懐かしい。社会人になってすぐの宴会でこの店に行ったら、当時の部長がマグロの兜焼きを予約していて「社会人ってスゴイ」と思ったものであった(バブル期の話)。それから、西18丁目付近にあったSIG(他にも札幌市内にもう一か所あったはず)。豚肉加工品の店だったと思うが、ラーメンも出しており、あっさりながら美味かった記憶がある。またこの本によると、駅弁の「鰊みがき弁当」が500円、かにめしが700円で隔世の感がある。

■「洋酒物語」藤本義一
昔、酒はみんなで飲むもので、酒席における狼藉は皆が一人酒を覚えてからではないかと書いてあるが、いやいや当時の酒席こそ狼藉そのものであったろうと思う(筆者の周りは違うのかも)。そうは言いつつ、約40年前の本だが、当時これほど酒に明るかった人も少なかろう。

■「O.tone Vol.159」
丼特集。

■「NSA 上下」アンドレアス・エシュバッハ
ナチスがインターネットとAI(っぽい)ものを武器に世界制覇とユダヤ人弾圧を進める別の時間線の話。最初に象徴的な話として出るのが、この世界は現金廃止で全てが電子決済化しているのだが、その購買データから記録にない人物をかくまっている家が容易に分かるというもの。これ現代でもデータさえそろえば容易く起きる話であって、電子決済主義者はそのことを理解しているのかと思う。ポイントをもらって喜んでいる場合じゃないよ。

■「地獄のソトム ペリーローダン656」エーヴェルス、エルマー

■「オール・クリア 上下」コニー・ウィリス
タイムトラベルによる時間線の改変は出来ないはずではなかったのか? 現代に戻れなくなった主人公たちの記憶と現実にはどうやら乖離が生まれつつあり、来るはずの助けも来ない。このままでは自分たちのせいで、第2次世界大戦においてドイツが勝利してしまうのでは? 前作から「長いなあ」と思いつつ読み進めたが、最後の最後に来てすべてが繋がってくるところで読書のスピードも一気にアップ。そうか、それでこれだけの長さが必要だったのか。申し分のないタイムトラベル物の大傑作。素晴らしかった。

■「ファニーフィンガーズ」R・A・ラファティ
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閉店318

2022-01-22 14:41:39 | いろいろ写真館
紀伊国屋書店に行き、アピアを通りかかったところ、ファストフードの店「L」が1月末で閉店とのこと。



辛く苦しい消耗戦が続く。
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20220122ギャラリー巡り

2022-01-22 14:35:46 | 美術・アート
本日はHOKUBU→アートスペース→さいとう→三越→らいらっく→富士フイルム→大通→赤レンガテラス→大丸→紀伊国屋の10か所。雪も降り続け、歩道の状況も良くないため、地下鉄駅から離れたところにはなかなか足が伸びない。

雪の降る中、9時過ぎに出発。



地下鉄を降りてもなお雪。



■HOKUBU記念絵画館「アジアの中の日本」。予約制のため観覧者は一人。今年から一般の入場料が700円にアップしたが、それでもおそらく運営を賄えるものではなく、微妙な値上げのように思う。ま、有料入場者がこの一時間で私一人というのも申し訳ない気持ちがある。

まずは1、2階の「アジアの中の日本」を見る。

田口由花「蝶」:蝶と女性を描いた日本画。これは日本そのものという感じか。



辻真砂「夏の風」:解説によるとインドがテーマになっているようだが、どこかラテンアメリカのスーパーリアル画を思わせる感じもある。



「Continuous Way」:中国海南省海口市で開催された、ココナッツの葉で織られた帽子と旧市街をテーマにしたワークショップ作品。地元の子供たちと海南大学の学生が参加しているようである。



内川又四郎摺、前田○太郎刀「Le Fils qui Vient de Perdre son Pere Coree-Seoul」:彫師の人の名前が一文字読めない。タイトルは「父を亡くしたばかりの息子 韓国-ソウル」という感じらしい。



Kabi Raj Lama「Sound lessly」:なんだかド迫力だが、「静寂」なのか。



儀間比呂志「ソテツのある家」:穏やかでいいけど、今の沖縄はそれどころじゃないよな。



高橋美則「(作品名なし)」:下半分の余白に踏み石のリズム感が効いている。豪華なソファに座り、この世界に心を遊ばせて見る。



3階に上るとどうやら館長作の8コマ漫画が。後半はぜひ現地で。



今年から3階は「文学展示室」(常設)になるようだ。今回は記念館オーナーの小西政秀の詩とそこからイメージされる絵画・写真が展示されているようだった。

小西政秀「夢の道」:比較的わかりやすい詩が多かった。



瀧千尋「(作品名なし)」:左側の黒い木と右側に白く抜けた木だろうか。空白と余韻を感じる。



松井宏樹「(作品名なし)」:現在、絵画館のスタッフを務める作家。朝もやの中だろうか。海辺には海鳥がとまっている(ここに掲載した写真では、白い点にしか見えない)。小西政秀「青い海」とともに展示されたもの。



これからも色々と展示の変化が続く美術館であり続けるだろう。いつものようにコーヒーを頂き、お礼を言って美術館を後にした。



■さいとうギャラリー「中田英夫展」。モランディを思い起こさせる静物画。B室では黒田秀方「油彩画」が展示されている。



■らいらっく・ぎゃらりぃ「板東寛之写真展 塔に魅せられて」。五重塔、三重塔を撮影した写真展。私が見たことがあるのは東寺、興福寺、法隆寺、薬師寺、厳島神社、四天王寺、浅草寺、寛永寺、清水寺、三井寺というところか。



■富士フイルムフォトサロン「スマホというカメラの写真展」。スマホのカメラでも十分写真展は成立すると思う。雰囲気のある建物の写真があったが、どこだろう。沖縄とか南の島かな?



■大通美術館「画業(耕作)50年 楢原武正展」。今年も楢原さん(知人ではないが、毎年挨拶だけする)の作り上げた聖堂の中を歩く思いがする。見終わって「今年もありがとうございました。来年も見に来ます」とお声をかけさせてもらう。

外に出ると、異常気象で札幌が街ごと死滅するかのようだ。



しかし、チカホに降りると、大勢の人が歩いていた。

■眺望ギャラリーテラス計画「現代アートを解剖するVol.3 坂東史樹」。作品の制作過程はなかなか興味深い。それはさておき、眺望ギャラリーといいながら、なぜ冬は外に出られない造りにしてしまったのか。それが北海道の冬というものだからだろうか。

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薄くないじゃない

2022-01-22 12:31:52 | 飲み歩き・大通周辺
本日は地下鉄学園前から街中に戻ってきたところで、早めの昼食。なるべく店が混雑しないタイミングで食事をとりたい。ということで、狸小路にあるビアホール「L」へ。1階では最初の客になってしまったかも。



黒ラベルを注文し、前回「ほお、こういうのもあるのね」と思ったつまみセットを本日も頼んでみたところ、ちょっと嬉しい誤算でつまみが前回とはすべて変わっていた(相変わらず量は少ないけど、それはそれで良い)。



カマンベールチーズとミニパン、ポテトサラダ+なめたけ、カニ爪(そのままかよ)の3品。なめたけの下は豆腐かなと思ったらポテトサラダだったが、意外と味の相性は良かった。

もう一杯、ハーフ&ハーフを注文し、これまた前回気になった紙カツ。やってきたそのお姿を見て、一つ食べると…





うーむ、そりゃそうかもしれないが「紙」カツというより、「薄い手帳」カツくらいのボリュームはあるな。何人かで競うようにして食べたらあっという間になくなりそうだが、これを一人で食べるのはなかなか重いのである。

何とか食べ終えたが、夜までこの存在感は消えなかった。
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