goo blog サービス終了のお知らせ 

室蘭市議会議員 児玉智明の徒然日記

日々の様子をしたためています。

ニングル

2008年06月04日 | インポート
白鳥大橋開通10周年を記念して、室蘭・登別・伊達、三市の合同文化事業で富良野GROUPによる倉本聰、作・演出の伝説の舞台「ニングル」が室蘭文化センターで上演されました。室蘭で本格的な演劇を見ることができるチャンスはそう多くないので、かなり期待して見に行きました。が、結果は期待通りで大変に感動的でした。北海道の富良野岳の森にある村、ピエベツを舞台にし、開発の名の下に森を伐採し自然を破壊する村人に、森の精である身長15cmほどの人間が「木を切るな!、木を切ったら村は滅びる」と忠告をします。それにもかかわらず村人は開発を進め、目の前の豊かさを追い求めてしまいます。その結果、数々の災害に遭遇しても森からの警告に気づかない、いや、気づこうとしない人間のおろかさ、そして声を上げることが出来ない弱さなどを緻密な演出と役者さんたちの演技力で舞台いっぱいに表現しています。特にスカンポ役の女の子の演技が光っていました。今、環境問題がクローズアップされていますが、倉本聰はすでに十数年前から「ニングル」をとおして環境破壊に警鐘を鳴らし続けています。

にほんブログ村 政治ブログ 政治家(市区町村)へにほんブログ村 政治ブログへ←ただいま政治家ブログランキング挑戦中です。クリックして応援してください!!


最新の画像もっと見る