亀山市では「まちをきれいにする条例」と「放置自動車に関する条例」、「かめやま環境市民大学」について視察をしてきました。亀山市でこのような環境を重視した施策が進んでいるのは、シャープの液晶工場進出などが、一つのきっかけになっています。タバコや空き缶などのポイ捨て防止に「亀山市まちをきれいにする条例」を罰則規定を盛り込んで制定し、警察とも連携して不法投棄に対応しています。そのほか、不法投棄監視カメラを市内42ヶ所に設置し、週5日、2名体制で環境パトロールを実施しています。悪質な事例は警察へ通報して捜査を依頼するとのことですが、その際、警察では亀山市の条例ではなく「廃棄物の処理及び清掃にかんする法律」での対応になっているようです。一方、放置自動車に関しては条例があることにより、警察も動きやすくなり、撤去、処分が進んでいる旨の説明がありました。その結果、現在では警告段階で自主撤去される事例がほとんどだそうです。放置自動車・自転車を含む不法投棄の防止には、個人のモラルに働きかけるだけではなく、ある程度強制力がある捜査機関の関与が必要だとの感触を得ました。「かめやま環境市民大学」については「亀山市総合環境研究センター」の活動の一環として開催されていますが、平成17年度から21年度まで5期にわたって431名の市民が参加しています。多くの市民が環境問題に関心をもって参加していることに感銘を受けました。
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