大沢 在昌：著～～流れ星の冬～～

☆　最愛の妻はすでに亡く、たった一人の娘も独立し海外で生活。
　　大学教授の「葉山」は平穏な人生の冬を送るはずだった。　
　しかし
　　彼の過去がそれを許さなかった。。。＜４０年前の過去＞
　　愛するものと、男の誇りを守る為、「葉山」は再び銃を手にした。

ミステリーの極み　まさに「大沢　在昌」ワールド・・・　一気に引きずり込まれた

◎　本来・小説＝ミステリー。。私はそう思っている

初老の６５才の男が主人公。。で。。ハードボイルド　
ガンアクション・男と女・愛と憎しみ・心の葛藤・人間の多面性・見栄虚栄。。（濃い作品だな）

「大沢」さんは　この作品を４０才前位にものにしている・・・

私は主人公の世代に近い。。。その様な年の重ね方が出来れば（魅力的な主人公）

登場人物がそれぞれの居場所を持ち＝いきいきと見事に描かれている
特に「葉山」と同居している　ホモの甥っ子が面白い

オシャレでカッコいい・繊細な神経と総てに細やかな心遣い・空手のツワモノ
「葉山」と二人三脚のドラマ。。。二人の心の交流が何ともいい

１９９８年。。第１刷発行から　現在　増刷されて　第１７刷

先週４日　Ｏオフィスの　Ｋさんから　
---この作品を読んで下さい。。。そして　感想を聞かせて下さい---

感想・・勿論
---私に「葉山」をやらせて下さい---　（いや　それは感想じゃー無いな）

Ｋさん　楽しく面白く読ませて貰いました。。報告にお訪ねします。

～～～「夢は大きく」　情けは深く　　愛は限りなく～～～