見出し画像

星田オステオパシー

映画「マネー・ショート」を観た

ここ最近、読書ばっかりで映画を見てなかったのに気づきまして。じゃあ何を見ようかと思ったところで、2008年のサブプライムローンの内幕を描いたとされてる「BIG SHORT」を見ることに。邦題は「マネー・ショート」ですね。ショートは相場での「売り」の事で、それだと分かりにくいと思ったのか、マネーがショートってのは上手いネーミングですねぇ。

全く前情報を知らずに見たんですけど、なんか微妙なテンションの映画でしたね・・大惨事だったので、普通のギャンブル映画なんかみたいに大勝ちしたからってスカッとさせるわけにもいかないし、苦肉の策でパッケージが辛うじて明るい雰囲気になってるのか。これだったら吹っ切れてる「ウルフオブウォールストリート」が面白かったかなぁ。

僕も2008年のあの頃には相場をカジッてまして、アメリカ株の超下落チャートをリアルタイムで見ていて震えたのを覚えてます。あ、ちなみに僕はその時クロス円で売りを仕掛けていて、踏み上げられた結果、ちょっと下がったところで買い戻してしまったので、結局ノーポジでその場面を見つめていましたね。まあ、一番純粋に興奮していたポジションだったのかも知れないですね。

さて、日本の株式相場には「10年サイクル説」と言うのがありまして、約10年おきに大幅な下落がやってくる!というものなのですが、1991年日本バブル崩壊、2001年のITショック、2011年の地震、とまあ、当たってると言えば当たってるな・・と。まあ、その間に1997年アジア通貨危機、2008年にサブプライム問題と言うのがあるんで、2018年は警戒してたんですけどねぇ・・まあ、トルコショックで狙い撃ちみたいにやられちゃいました。

でまあ、今年は2020年ということでもしも10年サイクル説が正しければ・・そろそろあるかも知れないですね!某大手キャリアをやってるS社とか(ここは前からずっと言われてますけど)、アメリカの社債が!とか、ドイツ銀行がもう!とか・・あ、アメリカの選挙もあるか・・。

まあ、今年から来年にかけては荒れるかも知れないですね!と、誰もが思ってれば荒れないかも知れないし・・。

この映画だと、基本的に勝った側の話なので大損した時の気持ちはあんまり出てこないんですが(売りをやってて踏み上げを食らうって言うのはキツイけど、経験のある僕が見ててもそれほど悲惨な感じも無かった)。

相場自体はもう、15年くらいやってるのかな? ま〜「それ絶対にやっちゃ駄目!」ってのを一通りやりましたね。それでも破綻しないでなんとか生き残ってるってのは、もともと根性がなくて大きく張ってないってのと幸運だったってのがデカイな、と。そういうわけで、僕はもう、専ら「サヤ取り」です。相場が心配で夜も眠れないとか、昼間ずっと相場をチェックし続けないといけないとか辛すぎますんで・・。

もしも今から相場をやるって甥っ子とかが言い出したら・・各種サヤ取りか、超ローレバレッジでFX高金利通貨の積立・・一旦大暴落が来たら、FXのトラリピとか良いんじゃない?って勧めるかなぁ。世界の借金の総額が2京円とか3京円とか、いや実はすでにどこまで増えてるか分からないとか・・そういう話もありますんで。その借金が弾けたら、どんだけ警戒してても逃れられないでしょうから、この映画に出てくる元投資銀行に勤めてたけどやめちゃったベンって人(モデルがいる)みたいに、自給自足の支度をしておくのが正解かも知れませんね・・
  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「メディアから」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事