
旅人とは時間を気にしない人種といったら言い過ぎであろうか。
しかし現代で旅に出るとき大切なことは日程と移動距離であり、移動距離に絡んで移動速度も旅を成功させる重要な要素になるから時間は切っても切れない。
現代の旅に乗用車は欠かせない。最近の乗用車は燃料の消費量と走行距離から1Lあたり何km走ったかをリアルタイムで表示してくれる。だからアナログの極めて不確かな燃料計に頼ることなくあと何km走れるかが予想できて給油時期を予想することができる。
できるだけ燃費をよくする走り方も必要だ。できれば道路の傾斜もリアルタイムで知りたい。無駄にエンジンの回転数を上げずに省エネ運転も必要だ。下り坂では速度超過を注意する傾斜角度の看板を目にするが、時々刻々表示されたならばアクセルのふかし方も上手になり省エネに貢献できるのではないかと思う。
一方で、昔の人々、例えば坂本竜馬らは江戸や京都、長崎、高知などを縦横無尽に旅して歩いた。その持久力には恐れ入る。ここでも移動速度は重要だが峠を越えるとき、その高さを知って時々刻々標高がわかれば旅の計画もより緻密なものになる。
高度計や万歩計の情報を使って道の傾斜を知り、荷物量の情報から歩く速度をリアルタイムで表示することができると旅程をより確かなものにできる。
そんな情報を組み込んだ「トラベル計」があってもよい。
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