数学のヒント

初等数学の復習と脳の活性化

もうやめよう、原発は

2014-09-10 12:33:49 | 脱原発

 かつて水準の高い日本の原子力技術者であった私。
 当時日本の原子力設備はいつでも本邦初公開の設備で、安全性や再現性の確保に奔走した、そんな原子力技術者だった。なかなか安全にならない、再現ができない、そんな設備でも挫折しなかったのは「原子力技術者は良心にはそむけない」という上司の教えがあったから。
 つまり原子力設備とトラブルは一体であり、運転員が確かでもトラブルは起きるものと思えばよい。そうなっても発電を止めない多重性、運転員にとどまらず原子力発電にかかわる人々すべての教育と訓練とその継続性の確保、とにかくカネがかかる。
 原子力規制委員会が新規制基準を作り、昨今川内原発がその基準に適合したというニュースが流れた。まだ適合しただけであり緒についたばかりであるが九州人はこの川内原発を是とするのだろうか。
 とにかくカネのかかる「原発」はもはや時代の遺物だ。
 そこに国民はなぜ気付かないのだろう。地元民は原子力産業がめしの種だから賛成するのか。もうやめよう、過去の栄光にすがるのは。原発との決別こそが唯一無二の国民の選択といえる。日本は第二次世界大戦で敗戦し立ち上がった。そして今、新たな脱原発という名の敗戦を経験する。しかしすでに立ち上がる芽は成長を始めている。チャレンジしよう。
 景観を損ねる風車の列、景観を損ねる太陽光発電のパネルの数々、国民はこれらをすべて受け入れた。いまや水準の高い原子力技術者は廃炉技術、消滅処理技術、新エネルギー技術に投入されるべきなのだ。そうすれば輝かしい日本、美しい日本が再びおとずれると信じる。


ぶどうの房、という名のパズルで考える楽しみ

2014-09-06 10:47:30 | 日記

 パズルにもいろいろなものがあるけれど、これは整数を使い引き算を多く使っている。
 初級が1から6までの整数、準中級が1から10までの整数を使う。ルールはここでは言わないが、こんな数遊びもできるんだと、数のマジックに驚いてしまう。
 これも先日の楽しむ数学の会で披露された。1から6までの整数を奇数と偶数に分けて、その差が奇数か偶数かになるのでそこで数字の置き場所が決まってくるというもの。長考することなく初級は簡単に解けた。
 では10までの数字の場合はどうなるだろう。これを考える楽しみはしばらく先にとっておこうと思う。


下火になったかカネの価値が分かっていない氷水かぶり

2014-09-05 21:39:34 | 日記

 いやはや、世も末じゃな。
 セレブのお遊びと思えば我慢もできる。しかし1名100ドルというのは少なさすぎないか。10000円なんて貧困層でもやってる。最低1名1000ドルは必要だろう。でも100ドルだって厳しい国もある。
 これは寄付の強要である。私も昔、東日本大震災で管理専門職に寄付を強要された。猫も杓子も寄付、寄付、寄付のオンパレードで、寄付をしないのは国賊という風潮さえ生まれた。
 私は基本的に寄付活動をしない。理由は二つ。一つは寄付金が私が思うところに投下される保障がないこと。もう一つは一国民として税金を納めているからだ。難民や難病の救済は基本的に国が負うべきこと。国が適材適所にばら撒けばいいだけのことだ。

 ところで氷水かぶりって医学的に許されるべきことなのだろうか。ぜひ有識者の意見を賜りたいものだ。素人には危険極まりない行為にみえる。俗物の代表であるアメリカ人の発想といえば納得もできるか。
 もうひとつ、最近はコンバージョンといってSNSなどでの成果を競う風潮があるそうだ。チェーンメールや不幸の手紙、ねずみ講と本質的に同じ。決して強制ではないという名の強制である。良識ある市民のおかげで話題も霧消しようとしているのは好ましいことだと思う。


家計簿作りで統計の面白さを知る

2014-09-04 10:39:17 | 日記

 先日楽しむ数学の会で表計算ソフトのマイクロソフトエクセル2007を使って家計簿を作ってみた。
 講師のOさん、先日軽い脳梗塞で入院し退院したばかりだが、のっけから嗜好品「お酒」「たばこ」を入力し爆笑。
 「お酒」や「たばこ」は日本語で入力するからワープロみたいなもの。そして数字は3桁毎に区切ると読みやすくなった。消費税は8%だが0.08を掛けて計算すると小数点以下に数字が表われる。これは四捨五入か切上げか切捨てか。ともかく関数機能を使って切捨てのROUNDDOWNを選択。総和を求めたり項目ごとに集計したりと楽しい。
 そこでYさんから円グラフにしてみたらどうなる?、の声。そしたらOさん一発で円グラフを表示、するとなんと「お酒」「たばこ」が突出している。そこで一同「不健康!」の声。くもの巣(レーダーチャート)でも表してみたが、こちらは何を母集団にするかが明確でなく不発。
 単に数字を入れるだけでは苦痛になるが、こうしてグラフ化すると来月はこうして嗜好品を減らそう、とか発展が期待できそうだ。
 何気なく円グラフをお願いしてくれたYさんに感謝。当日は入力データも少なくサワリだけの1時間だったが、市販の家計簿には無いカスタマイズで自分の色に変えたりで使いやすいものにできそうだ。