高校数学の美しい物語という本を借りた。マスオ著、著者の経歴は東京大学工学部卒の20代男性とある。
60の美しい物語があり、第44話でルーローの三角形と定幅図形というお話を展開してくれる。工学的に役に立つ三角形でお掃除ロボットや正方形に近い穴をあけるためのドリルの形状として用いられ、かつてのマツダのロータリーエンジンにも使われているとのこと。
東京理科大学(神楽坂)数学体験館に行くといろいろな形状のマンホールのふたがあって、どのマンホールのふたなら落下しないか、という設問があってルーローの三角形ふたが置いてあったりする。作図も簡単でシンプルな三角形といえる。こういうのが美しい数学といわれるゆえんなのだと納得した。
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