数学のヒント

初等数学の復習と脳の活性化

見えてくる数学~受けたかったこんな授業~、という本

2012-03-06 10:34:17 | 日記
作者の小林吹代さん(1954-)の30年あまりの教師生活で得た結論は「数学はむずかしい」のだと。そして数学をなんとかしてわかりやすく伝えたい、その情熱が「12さんすう34数学5GO」というウェブサイトを作らせたように思います。
作者はライフワークとして取組んでおられるようです。
数学を知るというのは奥深いことです。薄っぺらでも数学をわかった気にさせる、ということが、彼らにはずみ(弾み)をつけさせる意味でたいせつなのですが、この本はその回答にはなっていません。回答書であっては世の中簡単になりすぎて面白くありませんからね。
ヒントとしてなるほどと思わせたのは、「イメージできるかできないか」が分かれ道だということ。しかしイメージできるようになるには月並みだけど問題を解きまくるしかないように思います。少なくとも凡人には。

掛け算力は野球好きから始まった

2012-03-01 18:08:48 | 日記
小学1年生の算数は足し算から始まったように思う。
しかし、算数らしいことはやっぱり九九が始まってからではないだろうか。
インドでは18×17みたいな計算も暗算でできるようにしているらしいが。
担任の先生が九九を覚えさせようと力を注いでいたことが思い出される。
が、何の迷いもなく九九に溶け込んでいった。プロ野球と結果を伝える新聞のおかげで。
プロ野球大好き少年だった。東映フライヤーズの張本が2本ヒットを打った。打率はどれだけ上がっただろう。わくわくしながら打率の計算をした。昨日まで89打数25安打、今朝の新聞では4打数2安打だから27割る93で何厘上がった、と。これで計算の力がついた。
プロ野球が今で言う生きた教材だったわけだ。今では新聞に打率が載るので手計算することもなくなった。新聞が子供の汗かきや成長を奪っている、と言えないこともない。