ハッチョウトンボ (八丁蜻蛉 ) トンボ科 ハッチョウトンボ属
日本一小さなトンボとして知られ、世界的にも最小の部類に属する。
日本国内での分布は局所的で、さらに近年の開発や環境汚染により著しくその数を減少させている。
形態
成虫の体長はオスが17~21 mm(腹長10~14 mm、後翼長12~16 mm)、メスが17-~1 mm(腹長9~13 mm、後翼長13~16 mm)で極めて小さい。
一円玉(直径20 mm)の中に頭から腹端までが納まるほどの大きさである。
オスの体は羽化直後は橙褐色だが成熟すると体全体が赤みを帯び、羽化後20日ほどで鮮やかな赤色となる。
メスは茶褐色で、腹部に黄色や黒色の横縞がある。
翅の大半は透明であるが、付け根付近は美しい橙黄色になる。
幼虫(ヤゴ)も体長9 mmと非常に小さく、緑色を帯びた褐色であるが、体表が泥で被われていることが多い。
生態
主として平地から丘陵地・低山地にかけての水が滲出している湿地や湿原、休耕田などに生息しているが、時には高層湿原でも見られることがある。
いずれも日当たりがよく、ミズゴケ類やサギソウ、モウセンゴケなどが生育し、極く浅い水域がひろがっているような環境を好む。
成熟したオスは小さい縄張りを持ち、静止状態でメスを待つ。
*蜻蛉公園の説明
コンデジにて撮影
四国霊場第23番札所 ”医王山 薬王寺” 瑜祇塔の工事風景
足場の組み立て とび職さん活躍