台風の影響で、自然界の花や、植物にも~ 変化がぁ。
今年撮影した、大浜海岸付近の花と植物です。
来年も、この花や植物を見られることがかなうかは、分かりません?
台風の影響で、自然界の花や、植物にも~ 変化がぁ。
今年撮影した、大浜海岸付近の花と植物です。
来年も、この花や植物を見られることがかなうかは、分かりません?
室戸阿南海岸国定公園 (むろとあなんかいがんこくていこうえん)
四国南部の高知県室戸岬~徳島県南部の海岸一帯を占める国定公園。
1964年(昭和39年)6月1日指定。
内陸部の指定地は全く存在しない純粋な海岸公園である。
室戸岬は足摺岬と並ぶ高知県を代表する岬で、折り重なる海岸段丘と亜熱対生樹林が特徴的。
また徳島県南部一帯は高さ200mの断崖絶壁が連続する千羽海崖やリアス式の沈水海岸が見られる橘湾、
アカウミガメの産卵地で知られる砂浜海岸、日和佐海岸などバラエティに富む。
また無数の島嶼が見られ、橘湾の弁天島亜熱帯性植物群落(天然記念物)や徳島県南部の
津島暖地性植物群落(天然記念物)など貴重な植生が見られる。
また、黒潮の影響で潮流が速いことと海岸一帯には水質汚濁の原因となる市街地や工場が少ないため、
海水が非常に綺麗なことでも知られ、海産物は豊富。
波の高さでも知られ、高知県東洋町の生見海岸や徳島県の宍喰海岸などは西日本有数のサーフィンのメッカとなっている。
*美波町 大浜海岸と付近に咲く植物と花 (植物と花の名を? 教えていただければ、投稿おねがいいたします。)
マルバシャリンバイ (丸葉車輪梅) バラ科 シャリンバイ属
海岸近くに分布する。庭木や公園樹として植栽されることも多い]。
沖縄の方言ではテカチ、奄美大島ではテーチ木と呼ぶ。
和名は枝の分岐する様子が(葉の配列の様子とも)車輪のスポークのようで花が梅に似ることから。
葉は楕円形で厚く、深緑色でつやがあり、縁には浅い鋸歯が出ることもある。
多くの場合、枝先に葉が集中する傾向があり、単葉で車輪状に互生する。
4~6月に白または淡紅色の5弁の花(両性花)をつける。
10~11月に直径1cm程の球形のナシ状果の果実は黒紫色に熟す。
海岸に多く、日向の岩の上などに見られる。
マサキ (柾、正木) ニシキギ科 ニシキギ属、
別名、オオバマサキ、ナガバマサキ、コバマサキ、ボウシュウマサキ、ヤクシママサキ。
樹高は1~5mになり、若い茎は円く、緑色。
葉は、短い葉柄をもって対生し、葉身は倒卵円形から楕円形で、長さ3~8cm、幅2~4cmになり、厚く菫質で、強い艶がある。
葉先は鋭頭で、基部は円形からくさび形、縁には低い鋸歯があり、斑入りのものもある。
花期は6~7月、今年枝の上部の葉腋から、集散花序を付ける。
花は黄緑色で小さく、目立たない。
秋に果実が熟すと、裂開して橙赤色の仮種皮におおわれた種子があらわれる。
マサキの葉を餌とする昆虫としては、蜂によく似た蛾の一種であるミノウスバが目立つ。
晩秋に羽化して、昼間に飛び回り、先のほうの細い枝を取り巻くように卵塊を産みつけ、
翌春孵化した幼虫は、集団のまま膨らみつつある新芽に食い込む。
少し大きくなると、成長した葉も集団で蚕食するので、部分的に葉が食い尽くされて食害箇所がよく目立つ。
ヒルザキツキミソウ (昼咲月見草) アカバナ科 マツヨイグサ属
草丈は30~60cmくらい、葉は披針形で互性、5-7月頃に、4~5cmくらいの大きさの、白または薄いピンク色の花を付ける。
花弁の数は4枚で、8本の雄蕊と、先端が十字型をし雌蕊がある。
北米原産の帰化植物であり、観賞用として輸入・栽培されていたものが野生化している
名称の由来は、宵に咲くツキミソウと違って、昼間にも開花していることによる。
ヒメヒオウギズイセン (姫檜扇水仙) アヤメ科 ヒオオギズイセン属
ヒオウギズイセン Crocosmia aurea とヒメトウショウブ Crocosmia pottsii との交配種。
園芸ではクロコスミア、または旧学名のモントブレチアの名前でも呼ばれる。
一般的に「ヒオウギズイセン」と呼ばれるワトソニア属 Watsonia の園芸品種群とは関係はないので、注意が必要。
また「金魚草」と呼ばれることもあるが、キンギョソウとは異なる。
葉は剣状、60cmから150cm。
花茎から穂状花序を分枝し、各々にオレンジ色の花付ける。
花期は7〜8月。
ハマユウ (浜木綿) ハガンバナ科
花の様子は、コウゾなどの樹皮を細く裂いて作った繊維から作った布と似ており、
神道神事で用いられる白い布をゆう(ゆふ)と呼ぶ。
別名のハマオモトは、肉厚で長い葉がオモト(万年青)に似ることから。
水はけが良く日あたりの良い場所を好み、主に温暖な海浜で見られる海浜植物)。
道ばたや公園、庭に植えられることもある。
日本に自生するのは亜種 C. a. var. japonicum (Baker)。宮崎県の県花となっている。
草姿は太い円柱状の幹のようなものの上から昆布のような葉が周囲に広がる態を成す。
この幹のようなものは真の茎ではなく、葉の付け根が多肉質の筒状に重なったもので偽茎と呼ばれ、
ヒガンバナやタマネギの鱗茎とほぼ相同なものである。
茎はこの偽茎の基部に、短縮した円盤型のものがある。
ヒガンバナかの中でもヒガンバナ属(Lycoris)に縁が近く、
ヒガンバナと同じリコリンというアルカロイドを、特に偽茎に多く含み、食べると吐き気や下痢を催す。
花期は夏で、葉の間の真ん中から太くてまっすぐな茎を上に伸ばし、先端に多数の花を散形につける。
花序ははじめ苞に包まれ、開花時にはこの苞は下に垂れる。
花は短い柄の先にあって白く細長い6枚の花被を持ち、花弁の根本の方は互いに接して筒状、先端部はバラバラに反り返る。
花は日没前後に後から強い芳香を発するようになり、大型のスズメガ科のガが吸蜜に訪れて、花粉を媒介する。
ハナミョウガ (花茗荷) ショウガ科 ハナショウガ属
花の美しいものが多く、観賞用に栽培されるものもある。
この属には大きな葉の並んだ偽茎の先端から長い花序を出し、多数の花をつける種が含まれる。
種数も多く、アジアの温暖な地域から太平洋諸島に広く分布する。花の美しいものが多く、ゲットウなどは鑑賞目的で栽培される。
また香りの強いものも多く、薬用とされるものも多い。
地下に根茎があり、葉には長い葉鞘があり、それらは互いに巻き付きあって地上に立ち上がり、偽茎を形成する。
葉身はカンナのように丈夫で大きく、偽茎に2列互生の形でつく。
葉身と葉鞘の区切りには葉舌がある。葉身は長楕円形から披針形。
花は偽茎の先端から伸びる花茎につき、円錐花序、あるいは穂状花序をなす。
花は唇弁だけが大きくて目立つ、果実は球形になり、柔らかいかやや固くなり、あるいは多肉質で普通は裂けない。
ハマボッフ (浜払子) サクラ科 オカトラノオ属
高さ10~40cm、茎は基部から分岐して直立する。
葉は倒披針形で長さ2-~cm、幅1~2cm、多肉質で光沢がある。
5~6月に1cmの白色の花が咲く。総状花序であり、茎の先端の苞の腋毎に1花が咲く。
花序は次第に伸び出す、花柄は長さ1-~cm、花冠は筒状で先端は5つに分かれている。
萼もまた5つに分かれており緑色で黒点が多数ある。蒴果は4~6mmであり、熟すと頂に穴が開く。
ハマボウフウ (浜防風) セリ科ハマボウフ属
海岸の砂地に自生する海岸性の多年草、山菜として食用にするほか、漢方薬・民間療法薬として利用される。
八百屋防風と呼ばれることもある。
葉は1~2回3出複葉で、小葉は楕円形、葉の表面にはクチクラ層が発達しており、肉厚でつやがある。
花期以外は葉はあまり高く伸びず、丈が低い。
根はゴボウに似て非常に長く、地中深く伸びる。これらの特徴は海浜植物に共通のものである。
花期は5~7月ごろで、南方ほど早い。
花茎は立ち上がり、大きいものは50cmを越えることもあるが、より背の低いことが多い。
白色の毛が多数生え、花序は肉質・白色で、カリフラワーに似る。
種子の側面には6~7本のひだがある。
ハマネナシカズラ (浜根無葛) ヒルガオ科 ネナシカズラ属
茎は細長く糸状に伸び、左巻きで互いに絡み合い、寄生植物に接した部分は小さい吸盤ができて養分を吸収する。
茎の各所に柄のある短い総状花穂をだし、細かい白色の花を集めてつける。
花の基部に小さな包葉がある。
咢は短い鐘形で5条の稜があり5裂し、裂片は鈍頭である。
花冠は短鐘状で5裂。裂片は三角形で、開花すると平らに開く。
花包面に5枚の鱗片があり、鱗片のふちは毛状に裂ける。
5本の雄蕊を持つ。
果実は、球形の蒴果で残存咢をつけ、径3mmほどになり、果肉はごく薄く、中に大きな4個の種子がある。
ハマヒルガオ (浜昼顔) ヒルガオ科 ヒルガオ属
典型的な海浜植物です。
同属の他種がつる植物であるのに対して、匍匐性植物となっている。茎は砂の上を這い、毛はなくてなめらか。
時に茎が砂に埋もれて葉だけが出る。
葉は腎心形、やや丸くて基部は左右に張り出す、葉はつやのある緑で厚みがある。長さは2~4cm、幅は3~5cm。
花は5~6月に咲き、淡紅色で、径4~5cm、花柄は葉より長く、葉の上に抜き出て咲く。
日本では北海道から南西諸島まで分布し、そのほかアジア、ヨーロッパ、太平洋諸島オーストラリア、アメリカ太平洋岸にまで分布する。
海岸の砂浜に群生し、時には湖や川の岸にも出現、海浜植物としては、亜熱帯-熱帯域では同科のグンバイヒルガオの方が優勢。
実用的な利害はない。
砂地にきれいな花をつけるのでよく目立ち、画材や図案等に取り上げられることもある
歌では『君の名は』に「~に聞いてみる」とあるのが有名。
ハマナデシコ (浜撫子) ナデシコ科 ナデシコ属
フジナデシコ(藤撫子)とも呼ばれる。
切り花あるいは花壇用にベニナデシコの名称で栽培もされる。
海岸の崖や砂地に生育し、本州(太平洋沿、一部日本海側西部の沿岸部)から沖縄および中国に分布する。
茎は株状の無毛で下部は木質化し、高さは15~50cmになる。
葉は対生し、厚く光沢があって両面とも無毛だが縁に毛があり、根出葉はロゼット状となる。
花期は6~11月で、茎の頂上に密に着き、花弁は紅紫色で長さ6~7mmの倒3角形。
栽培種では花色は鮮明な紅色と白色があり、それぞれに早生や晩生がある。
花の大きさは1.5cmになる。
ハマサオトメカズラ (浜早乙女蔓) アカネ科 ヘクソカズラ属
サオトメカズラはヤイトバナ(ヘクソカズラ)の別名であり、海岸に生育するので、ハマサオトメカズラの名前をいただいた。
ヘクソカズラに比べて、優雅な名前である。
葉や茎に悪臭があることから屁屎葛(ヘクソカズラ)の名がある。
古名はクソカズラ(糞葛・屎葛)別名ヤイトバナ、サオトメバナ。中国植物名では鶏屎藤(けいしとう)とよばれる。
大きさ、艶、毛の有無など、変異が多い。
茎は蔓になり、右から左巻きに他物に絡みつく。
葉は蔓性の茎に対生し、形は披針形から広卵形で、縁は全緑。
花期は7月から9月頃で、葉腋から短い花序を出して、花弁は外側が灰白色、中心は紅紫色であり、
その色合いが灸を据えた跡のようなのでヤイトバナ(灸花)の別名がある。
果実は黄褐色で径6 mmほどの球形である。