天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

「ミックマック」

2010年10月01日 | 映画感想
「ミックマック」

ジャン=ピエール・ジュネ監督(アメリを撮った監督さんね)の最新作。
タイトルの「ミックマック」とはフランス語で「いたずら」という意味だそうだ。
正しくタイトル通り、主人公が仲間達と一緒にいたずらを繰り返して自分の父親を殺し、そして自分の頭の中に
埋め込まれてしまった弾丸を製造した向かい合わせに建つ2つの兵器会社に復讐する、という話。

ジュネ監督は「アメリ」に代表される通り、ゆるめでキワモノキャラ好きで独特のユーモアと「間」を使う方ですよね。
本作もそんな「ジュネ・ワールド」が全開。全開と言うよりもジュネらしさが更に研ぎ澄まされている感じ。
絵作りもちょっとレトロなカラーで「いつの時代の話だよ」と思わせるような、おとぎ話を見ているような
不思議な感覚にさせられる。アメリもそうでしたよね。
随所に小さなユーモアを散りばめてニヤリとさせるのもジュネ風。
彼の作風が好きな人だったら絶対に楽しめると思う。

意味があるのかないのかよく判らないイタズラが続くので「コレ最終的に着地点はドコよ?」
と思いながら見ていたんですが、コレがなかなか良く出来ていますよ。
ちゃんと復讐として完遂しているし、それに押しつけがましくない自然な反戦メッセージにもなってる!
ウィットに富んだ、オシャレでユニークで、それでいてメッセージ性も強く、更に押しつけがましくない。

なんだ完璧ぢゃーないか(笑)

ま、アレだね。根本的にこの「おフランスな作風」が肌に合わないという人は徹底的にダメでしょうな。
私も実は個人的にあんまりフランス映画は得意じゃないんだけど、この作品はかなり楽しめましたよ。
このゆる~いユーモアセンスに馴染めば最強映画の1つになるんジャマイカ!?

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たまには化粧しないと益々ニート度が上がってしまう・・・と思って、ミックマックを見に行った。
名古屋でこの映画を上映している映画館が、名古屋パルコの上階にあるんだな。
だからこの映画見ようと思うと化粧せざるを得ない(苦笑)

そんな訳で、久しぶりに1人で街歩き。
久し振りに栄に出てきたついでに雑貨屋さん覗いて下らない雑貨を買ったり、LUSHで入浴剤買ったり。

天気もカラリとしていて気分が良かったので、パルコから家まで歩いて帰る事にした。
栄~矢場町辺りから家まで歩いて1時間掛らない位かな?
ちょっとしたいい運動になるだろう。

とぼとぼと歩いていると、某TV局の方にとっ捕まった(滝汗)
すんごい目立つコスプレしてて思わず目が釘付けになっちまったんだい^^;
何でもこのTV局からの企画?である商品が発売になるので、そのPRなんだそうだ。
で、何だか訳も判らず撮影させられてて、どうやらその商品のPR-CMに一瞬登場するらしいです(苦笑)

いつから放送なのか判らないけど、某TV局の公式サイト内でCMとして流れるそうだ。
髪の毛落武者&化粧が汗でドロドロに落ちてる状態ですが、見かけたら笑ってやって下さい。
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2 コメント

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Unknown (三谷眞紀)
2010-10-02 13:23:36
ミックマック、予告で見ようかどうしようか考え中だった。
「アメリ」がぜんぜんダメだったからなあ……あれで今に至るまでオドレイ・トトゥがアウトだもん。
でも予告ではおもしろそうな感じー。迷うわ。
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(´・c_・` )ウーン・・ (管理人)
2010-10-03 08:19:35
>眞紀さん
アメリ、ダメですかー。
だとするとちょーっと厳しいかもしんないなぁ~<ミックマック
オチは結構いいんですけどね、途中イラッと来るかもしんない。
「ファンタジー入り過ぎだろお前ら(怒)」とか「一々嫌味ったらしいんだよクソが」って思っちゃうと
もう一気に冷めちゃうだろうと思われ。^^;

無難にDVDになるまで待ってみたら?
大スクリーンで見ないと伝わらない臨場感!とか、そういう類の映画じゃないしさー(苦笑)
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