天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

「瞳の奥の秘密」

2010年10月05日 | 映画感想
「瞳の奥の秘密」

今年のアカデミー賞・外国語映画賞受賞作品。アルゼンチン映画。

・・・ってかさー、この映画凄く良かったんだ。
だからスゴイ勢いで今かーなーりー長文の熱い感想を一気に書き上げたんだ。
んで「投稿ボタン」をポチッと押したら・・・何故かBLOGがタイムアウトしたのか?ログアウトしてて
「ログインして下さい」とかいう画面になってさ。

ログインしたら今書き上げた、あの熱い感想文がぜーんぶ吹っ飛んでやがった!くっそぉ~!!(怒)

そんな訳で、すっかりテンションダウンしてしまい、あんなクソ長い感想をまた一から書くなんて
到底出来る訳もなく・・・一旦冷えると映画感想ってダメですね。
ハイテンションを維持してないと、長文はなかなか書けませんわ。


まあそんなこんなで、グダグダなんですが・・・この映画は本当に良かったですよ。久々の当たり映画でした。
名古屋では今週金曜で公開終了になっちゃうんです。それで慌てて見に行ったんですが、
映画館で見れて良かったです。この手の映画ってDVDになってもなかなか借りないからさ^^;
いくらオスカーを取ったとはいえハリウッド映画じゃないから、DVD化されるかも疑問だし
DVDになるのに結構時間が掛かる可能性もあるしね。そうこうしてる内に忘れちゃう。

途中までは「犯人探しサスペンス」の色が濃いんですが、この映画は事件が一旦収束してからがミソ。
この事件に関わった「被害者の夫」と「事件を担当した主人公ベンハミン」の2人の男の「愛」の形を
なぞっていく訳ですよ。これが本当にスゴイ!

映画のタイトルにもなっているけど、ベンハミンの女上司「イレーネ」の「瞳で語る演技」は素晴らしかった。
彼女のセリフはそんなに多くなく、ベンハミンとの絡みでは核心に触れる事は何も言わずにその時々で
たった一言だけしか語らない。でもその一言を語る時の彼女の瞳の何と雄弁な事か!
そして被害者の夫の瞳もまた、ベンハミンに語っていた。
己の愛を失った代償に何を求めたのか・・・(この結末は本当に恐ろしい!鳥肌が立った!!)

「愛」の深さ、むごさ、切なさ、哀しさ、色々な形を見せる、素晴らしい作品でしたよ。オススメです。
コメント (3)
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