ふれあいカフェ

鳳本通商店街からお送りします

【特集カフェブログ:スポットライト】

2015-08-27 11:21:34 | Weblog
本日も特集カフェブログをご覧いただくことにしました
マエストロ・だいすぎです(^^).

「人のライブは見るものだ」
私はそんなことをよく口にします。

それは音楽だけではなく
そこにはステージの上に立つミュージシャンの人柄と人生があるからです。
それらは当人が思っている以上に
由につけ悪しきにつけ
実は怖いほどそのすべてが
皆さんの眼前にあぶり出されるからです。

昨晩奈良市の新大宮にあるライブハウス・ビリーで
私の友人あらちゃんがライブをしました。

このライブは毎年彼が自身のバースディーに
こちらで行っているワンマンライブです。

今回は私の日記から
その昨晩のライブの模様を再現してみます。
ここから引用--



  26日、今日は夕方からあらちゃんのライブを聴きに
友人たちと待ち合わせるために出て行く。

U、カズ部ー、デカ長たちとココイチでカレーを食った。
優子は仕事場からかけつけた。

ところで、このライブは彼の
「バースディーワンマンライブ」として
彼が新大宮のビリーで
毎年行っているとのことだった。

いす席は20席ほど。
ほくほくからも10名ほどが。
そして彼のファンや知り合いの人達などが
その部分を完全に埋め尽くしていた。
彼の人柄がしのばれるようなすばらしいライブだった。
なおこのライブはユーストリームを通じてネット放送されていた。

特に彼のオリジナルの曲
田舎を捨てて大阪に出てきた敬意を歌にした楽曲は
同じ境遇で親や兄弟から離れて
独立した視覚障害者なら
誰しもがそれなりに感慨を深くするものだった。
じんとさせた。

それは甘えさせてくれる親や兄弟たちを振り捨てて
一人の障害者が都会で一人暮らしながら生活する様子を
せつせつと歌ったものだった。

一人の人間としての自立。
独立を果たした彼は
一人の男として素晴らしいその生き方を
あえて選んだ道を歌った。

MCの中で彼は
「本当は田舎に帰りたいな、なあんて思うこともあります」
と言った。

そして「このライブは田舎のみんなも見てくれているはずです。
今最低でもほぼ50名の人が見てくれているはずです。
僕は来年その田舎で初めてライブをすることになることも決まっています」
と言った。

私は「故郷に錦(にしき)を飾るン踝?」
と言ったら会場はどっと受けた。
彼も「故郷に錦?」と復唱しながら軽く笑ってくれたのが印象に残った。

私と優子は朝が早かったので
彼と皆さんに非礼を述べて
9時過ぎにはそこを離れた。

彼のお母さんの顔がなぜか目に浮かぶ。
彼のお身内の皆さんもおそらく
「あいつ大阪で、なかなかやってるよな」
と思われたに違いない。

さて子として親に報いることは何だろうか?
立派に成長すること。
そして独立することだろう。

半人前というやつは、いつまでも親から離れられないやつ。
だが離れても独立しても
親はいつまでも子を思うものだ。

しかし親は「あいつ、よくやってるよな」と
少しでも思わせたら
子としての立場の人なら
それは立派な独立と考えていいだろうと私は思う。

私の息子は少なくとも
親としての私にはそう思わせてはくれているからだ。

あらちゃんの場合まだ自身の家族を持っていないが
その素地はすでにできている。
君の未来と幸福を心から祈る。
良き伴侶を見つけていただきたいものだ。

そんなことを思いつつ
すばらしい友人たちとの時間の共有をともにさせていただきながら
そして頑張る視覚障害者の一人の男としての生き方。
彼のライブに感動を添えた貴重な時間を懐に入れて
私たちは帰途についた。

以上引用です。


だいすぎ
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