マエストロ・だいすぎです(^^).
言いたくはないですが暑いですね。
「第10回記念福福寄席」は無事に大盛況に終えることができました。
ちょっとそんなお話を、しばらくしますね。
≪トピックス≫
ここでは、ダイスギが手にした雑ねたやこねた
掘り出し物の情報などをご紹介します。
上にも触れましたが先週の土曜日
商店街のほぼ真ん中付近にある
おた福寿司2階で「おおとり、福・福寄席」が行われました。
記念の会にふさわしい大物の芸人さんたちが
会場を楽しませていただきました。
まずは今回前座では本通りネットとしましては初めてのプロの方。
琵琶の大西麻香さん。
寄席有志会のご挨拶の後急遽御大福団治師匠がご登場!
ご挨拶と自ら最近出版された手話のご本の紹介をされました。
その中で師匠は、手話を始められるきっかけから
初めて手話落語を見た耳の聞こえない少年のお話。
これには感動というかうるっときました。
そのお子さんを会場に連れてこられたお母さん。
師匠の手を握りながら-
「うちのこの子がはじめて笑いました。
師匠今日は本当にありがとうございました。」
とおっしゃりながら師匠の手を鳴きながらぐっと握られたそうです。
これはまさに福団治師匠の人情話です。
そういえば、そんな話を去年の暮れ
奈良県のNPO:インクルージョンITセンター主催で行われた
ビッグフェイスクリスマスライブでドラムをたたいた
精神障害を持つ青年のお母さんも
そのイベント担当者の手を握られて同じことをおっしゃった話を思い出しますが。
さて手話落語を初めてご覧になられたその少年ですが
その後ご本人の意思で師匠の主催する手話落語講座へ入門します。
そして数年後、彼の出演する発表会。
お父さんは実は彼が手話落語をすることを反対していたそうです。
本番当日、お母さんは勿論来られていましたが
お父さんも別の場所におられたそうです。
彼は満場大うけで高座を降りました。
彼は、高座を降りてふとお父さんに気づきます。
お父さんは涙を流しておられたとのことです。
あかんあかん・・もうこれだけで涙が||
こうして一人の障害を持つ少年は
大きく蘇生し、自信を持って
強くたくましくこの社会を歩いていくものと私は確信します。
次回は例の寄席終了後のとっておきのお話。
正司敏江師匠のお話ですが
あのう・・お話できることとできないこともありますがあ~~
なるべくとっておきというぐらいですので
細心の注意を払いながら業界の皆さんの足を引っ張らない程度に
頑張って書いてみることにします。
≪編集後記≫
徒然草を楽しんでいます。
出典: 徒然草 (吉田兼好著・吾妻利秋先生訳)
二十九段の訳文は終わりました。
ざっとまとめますと、吉田兼好が
夜遅く、自室を片付けています。
彼はすでに出家しています。
ふと書きつぶしたような不要の紙が見つかりました。
最初分からなかったようですがどうやらそれは
昔死んだ彼の恋人が書き残していたものだったことに気づきます。
今は兼好法師の身。
ですがやはり彼はまだ凡夫だったようです。
その紙の上に数滴の涙が。
ここから原文 --
静かに思へば、万に、過ぎにしかたの恋しさのみぞせんかたなき。
人静まりて後、長き夜のすさびに、何となき具足とりしたゝめ、残し置かじと思
ふ反古など破り棄つる中に、亡き人の手習ひ、絵かきすさびたる、見出でたるこ
そ、たゞ、その折の心地すれ。このごろある人の文だに、久しくなりて、いかな
る折、いつの年なりけんと思ふは、あはれなるぞかし。手馴れし具足なども、心
もなくて、変らず、久しき、いとかなし。
注釈
人静まりて
人が眠る時間。現在の午後十時頃。
反故(ほうご)
「ほご」とも。書き汚した不要の紙。
以上引用です。
この段も大変すばらしい文章ですね。
人間たまに弱味を見せるというのも
本当は、すっごくセクシーなんですね。
吉田兼好という男。
なかなかいいやつですよね。
ますます好きになりました。
だいすぎ
言いたくはないですが暑いですね。
「第10回記念福福寄席」は無事に大盛況に終えることができました。
ちょっとそんなお話を、しばらくしますね。
≪トピックス≫
ここでは、ダイスギが手にした雑ねたやこねた
掘り出し物の情報などをご紹介します。
上にも触れましたが先週の土曜日
商店街のほぼ真ん中付近にある
おた福寿司2階で「おおとり、福・福寄席」が行われました。
記念の会にふさわしい大物の芸人さんたちが
会場を楽しませていただきました。
まずは今回前座では本通りネットとしましては初めてのプロの方。
琵琶の大西麻香さん。
寄席有志会のご挨拶の後急遽御大福団治師匠がご登場!
ご挨拶と自ら最近出版された手話のご本の紹介をされました。
その中で師匠は、手話を始められるきっかけから
初めて手話落語を見た耳の聞こえない少年のお話。
これには感動というかうるっときました。
そのお子さんを会場に連れてこられたお母さん。
師匠の手を握りながら-
「うちのこの子がはじめて笑いました。
師匠今日は本当にありがとうございました。」
とおっしゃりながら師匠の手を鳴きながらぐっと握られたそうです。
これはまさに福団治師匠の人情話です。
そういえば、そんな話を去年の暮れ
奈良県のNPO:インクルージョンITセンター主催で行われた
ビッグフェイスクリスマスライブでドラムをたたいた
精神障害を持つ青年のお母さんも
そのイベント担当者の手を握られて同じことをおっしゃった話を思い出しますが。
さて手話落語を初めてご覧になられたその少年ですが
その後ご本人の意思で師匠の主催する手話落語講座へ入門します。
そして数年後、彼の出演する発表会。
お父さんは実は彼が手話落語をすることを反対していたそうです。
本番当日、お母さんは勿論来られていましたが
お父さんも別の場所におられたそうです。
彼は満場大うけで高座を降りました。
彼は、高座を降りてふとお父さんに気づきます。
お父さんは涙を流しておられたとのことです。
あかんあかん・・もうこれだけで涙が||
こうして一人の障害を持つ少年は
大きく蘇生し、自信を持って
強くたくましくこの社会を歩いていくものと私は確信します。
次回は例の寄席終了後のとっておきのお話。
正司敏江師匠のお話ですが
あのう・・お話できることとできないこともありますがあ~~
なるべくとっておきというぐらいですので
細心の注意を払いながら業界の皆さんの足を引っ張らない程度に
頑張って書いてみることにします。
≪編集後記≫
徒然草を楽しんでいます。
出典: 徒然草 (吉田兼好著・吾妻利秋先生訳)
二十九段の訳文は終わりました。
ざっとまとめますと、吉田兼好が
夜遅く、自室を片付けています。
彼はすでに出家しています。
ふと書きつぶしたような不要の紙が見つかりました。
最初分からなかったようですがどうやらそれは
昔死んだ彼の恋人が書き残していたものだったことに気づきます。
今は兼好法師の身。
ですがやはり彼はまだ凡夫だったようです。
その紙の上に数滴の涙が。
ここから原文 --
静かに思へば、万に、過ぎにしかたの恋しさのみぞせんかたなき。
人静まりて後、長き夜のすさびに、何となき具足とりしたゝめ、残し置かじと思
ふ反古など破り棄つる中に、亡き人の手習ひ、絵かきすさびたる、見出でたるこ
そ、たゞ、その折の心地すれ。このごろある人の文だに、久しくなりて、いかな
る折、いつの年なりけんと思ふは、あはれなるぞかし。手馴れし具足なども、心
もなくて、変らず、久しき、いとかなし。
注釈
人静まりて
人が眠る時間。現在の午後十時頃。
反故(ほうご)
「ほご」とも。書き汚した不要の紙。
以上引用です。
この段も大変すばらしい文章ですね。
人間たまに弱味を見せるというのも
本当は、すっごくセクシーなんですね。
吉田兼好という男。
なかなかいいやつですよね。
ますます好きになりました。
だいすぎ