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君の名は。

2016-09-22 14:08:40 | 独り言
新海誠監督の『君の名は。』観てきました。良かったです。
ハッピーエンドでした。

古典の授業風景で始まります。
「黄昏」の語源は 江戸時代 夕暮れの人の顔の識別がつかない暗さになると
誰かれとなく、「そこにいるのは誰ですか」「誰そ彼(誰ですかあなたは)」
とたずねる頃合いという意味である。と

対になる表現に夜明け前を表す「かわたれどき(彼は誰時)」があり、本来はいずれも、
夜明け前・日没後の薄明帯を区別せず呼んだと推測される。と

かわたれ、、、あなたは誰?って、、、

昔仲良くしていた古典の先生から 同じこと言われました。
た そ か れ  あなたは誰ってね。
山の端と山際の違いは?  こんな質問もあったな~ わかる?って
端は「はじっこ」ですから、「山の端」は山のはしっこ=山の一部ですね
際は「接するぎりぎりの部分」ですので、山に接する「空」ですね
枕草子で 微妙に使い分けがされているとか、、

で  話を『君の名は。』 に戻しますが、
糸 もシンボルとして出てきます。
ここでの糸は中島みゆきの縦糸横糸の糸ではなく もっと複雑に組み編まれた
組みひもとしての 『糸』です。 そこが印象的

組みひもは 主人公の髪飾りであったり 男の子のブレスレットになって進むんだけど

糸を人の縁ととらえているのは同じなんだけど しっかり編み込まれた組みひも状の
キッチリした人間関係は 人の縁は 少し頑張りすぎのようにも感じます。

縦糸と横糸で平面的にかかわっていく 布としての縁
布は 水に放たれると その中で揺らぎ解け汚れを放し またふわりと整う
組みひもとして完成した糸は 時間経過でよりきつく癖がつき 締まり強靭になっていく、、

誰かを暖めたり 傷をかばったりする布の方が 良いな
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