音楽広場

普通の暮らし

絵本

2017-06-03 12:48:41 | 児童文学
5月末日 1歳の赤ちゃんとお母さんが 遊びに来てくれました。
おもてなし用に 何かおもちゃがないかな~って探し 
赤ちゃん絵本を手に取りました。

我が子に読んであげた 思い出いっぱいの 赤ちゃん絵本

絵本の読み聞かせって 読む人と読んでもらう人に上下関係は全く無くて
読む人も 絵本の世界に浸るのです 音の世界に浸り 絵の色の世界に浸る

音楽みたいに 絵本に浸るんだな~~~って

自分が幼い頃に 何度も何度も繰り返し読んだ絵本 大切にしています。

幼稚園で 月に1冊届く 夢のようなプレゼント 50年以上前 健在
『ねずみおことわり』『グルんパのようちえん』『ぴかくんめをまわす』『だるまちゃんとてんぐちゃん』
みんな 名作ですね 夢中で浸ってたね~~

我が子に読み聞かせていた 幸せな思い出 自分が夢中になって浸った幸せな思い出
絵本の世界 深いな~~~

これは息子がお気に入りだった『きかんしゃきゅうべぇ』


幸せな時をありがとう(*^^)v 親孝行って3歳までで終わってるんだって
それぐらい 幼児さんとの貴重な3年間 親はいっぱいの幸せをもらってるんだね

3歳以降の親孝行は ほんと おまけみたいなものだって(誰かが言ってた)

 
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よあけ

2016-10-23 16:46:48 | 児童文学
ユリ―・シュルビッツ作の 絵本『よあけ

好きな絵本です 
息子が赤ちゃんの頃 よく読み聞かせをした 思い出の絵本。
 

おじいさんと男の子が湖の岸で眠ってます、抑えた暗い色で静かにお話が進みます。
目覚め 仕度をして少し ずつ明るくなっていくのですが 最後の2ページ
 
やまとみずうみが みどりになった

絵本『よあけ』を思い出したのは
先日 ジブリ映画の『レッドタートル ある島の物語』を観てきたからです。
とてもとても 良かったです。
水墨画のような抑えた色調で話がずっと進むのですが
ある時から このシュルビッツの緑と青の世界を彷彿とさせます。

レッドタートルは 寛容の世界 許しほどけ いろんなことを受け入れる
本当に 豊かな世界でした。
久しぶりに空気の中を泳ぐ ジブリらしいシーンも(*^^)v
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『あらしのよるに』が歌舞伎に

2015-08-13 18:12:46 | 児童文学
『あらしのよるに』は 木村祐一氏の絵本です 絵はあべ弘士さん
1994年 記念すべき第1作『あらしのよるに』が刊行されます。
1995年、第42回産経児童出版文化賞JR賞および第26回講談社出版文化賞絵本賞受賞し 
1996年 続編『あるはれたひ』 97年『くものきれまに』と続き
その後も 二人がその後どうなるのか(作者が結末をどうするのか)
本当に見守りながら 発刊を待ったものです。

息子が幼稚園生から 小学生と成長していく頃だったので
絵本の会で紹介された『あらしのよるに』シリーズを
ハラハラワクワクしながら親子で読み進めた事を懐かしく思い出します。

2000年 光村図書版小学4年生の国語教科書に「あらしのよるに」が採用されまして
子どもが 学校で国語の時間に このお話に接する事となりました。
その時 すでにお話は第5巻『どしゃぶりのひに』まで刊行されていました。

ちょうど息子が10歳 4年生担任の先生に 『あらしのよるに』の続編情報をお知らせしたら
先生はその当時 ご存じなく たいそう喜んでくださり 息子に持たせた続編を
教室のみんなに 読みきかせて下さり 大変盛り上がった、、、

そんな 思い出いっぱいの『あらしのよるに』が
今年9月 南座で 新作歌舞伎として 上演されます。

オオカミのがぶは 中村獅童さんです。

中村獅童さんは、2002年の「NHK 教育テレビ絵本 あらしのよるに」で
ナレーションと全キャラクターの声を務め、(全キャラクターだよ)
2005年に映画化された際には、オオカミのガブ役として声優出演されるなど、
本作との縁が深く この本をいつか歌舞伎にという思いを持ち続けておられたそうです。

願いが叶ったんですね

今日 新作歌舞伎「あらしのよるに」のチラシを目にしたのですが
お馴染みの がぶ(オオカミ)も めい(やぎ)も顔に隈取が!!(*'▽')

観に行きたいで~す。めい役は尾上松也さんですよ!(^^)!

ストーリーは変わらないと思うけど、あべ弘士さんの色彩感は 歌舞伎に生かされるのかな

  
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風をつむぐ少年

2014-11-27 19:59:04 | 児童文学
ポール・フライシュマンは「種をまく人」で有名な作家さんですが 
彼の「風をつむぐ少年」はとても心に沁みる作品です。片岡しのぶ訳

児童文学の中で 赤ちゃん向き、幼児さん、小学生、中高生向きと 
いろいろありますが中高生向きの小説を Young Adult(ヤングアダルト)略してYAと
アメリカで13歳から19歳の世代の人たちに対して使われている言葉で、
「若いおとな」という意味です。

「風をつむぐ少年」はYA

父親の仕事の関係で転勤の多いブレントは、
あたらしい学校で「うまくやる」ことが、すべて。
常に、焦り、不安、迷い・・が心を占めています。

ある夜 友だちの家でのパーティーで大失態をおかしたブレントは
酔ったいきおいで自殺を図り、
その結果見ず知らずの18歳の女の子、リーを死なせてしまいます。

リーの両親が、ブレントに求めた償いは、
「アメリカ大陸の四隅に、リーの顔をした風の人形をたてること。」

抱えきれない罪の意識から逃れるように
彼は、大工道具をバックパックにつめ、旅にでます・・・

物語は、旅にでる理由となった大きな出来ごとのほかは
ちいさなきっかけをつむいで語られます。

立っていた場所を失ったブレントは、旅の途中で出会う人びとから、
自分の目で見たものから、感じたことから、きっかけをひろっていきます。

彼の作った風の人形は 時間を超えて、思いもしないだれかのところへ、
運ばれていき、そこからまた、物語が生まれます。

ちいさなきっかけの、波紋。だれかのおこした、ちいさな風・・
どこまでも、どこまでも、つながっていく。

目に見えないけど、見える気がする。
風をつむごう  

おすすめです YAのみんなも OAの人にもね


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時間だよ、アンドルー

2014-11-26 19:19:56 | 児童文学
メアリー・ダウニング・ハーン作 「時間だよ アンドルー」は自分とそっくりな少年を救うために 1910年に行くことになった男の子の冒険を描く、タイムトラベル・ファンタジー

両親が仕事でフランスにいく夏の間、ドルーは大叔母さんの古い家ですごすことになります。
そんなある日、ドルーは自分にそっくりで同じ名前のアンドルーという少年と出会います。
1910年に住んでいるアンドルーは、ジフテリアにかかって今にも死にそう。
実はドルーの世界では、アンドルーは1910年にジフテリアで死んだことになっています。
だが、現代ならジフテリアだって治せる。アンドルーの病気を治すため、二人は入れ替わることにします~。

この手の児童文学はたくさんあります。「思い出のマーニー」もそうだし「トムは真夜中の庭で」も、今は老人や故人になったおじいさんやおばあさんと出会っていろんな冒険をします。

子どもは夢の世界の住人なので、現実の世界と夢の世界を行ったり来たり
生徒さんの中にも 夢の世界を豊かに持っている子はたくさんいます。
自分の世界に入っているとき、どこまでほっとくか こちらの手腕が試されるかな!

子どもはごっこ遊びも大好き、創造の翼でドンドン夢の世界を羽ばたいてほしいと思っています。

今日は 私がやらかした失敗談をご紹介

5年ほど前 「時間だよアンドルー」を電車の中で読んでいました。(阪急電車京都線)
淡路駅で北千里線に乗り換え吹田で降車の予定が、行先表示をチラッと見て また読書
迷うことなく 北千里行に乗ったのに、ふと気づくと見たこともない景色が展開中
「前回来た時と景色が全然違う ~~タイムスリップしたか~~ 」と本気で一瞬疑う私
どうかしてるぜ(#^.^#)

車掌さんの「次は上新庄」ってアナウンスで納得 電車を乗り間違えただけでした テヘ

北千里線だと淡路の次は「下新庄」なんです。淡路駅は様々な路線が交差してるハブステーション
でも 頭は自分が乗り間違ったって選択肢を選ばなかったことにビックリしたのでした。

ちょっと不思議なお話を読むときは ご注意 ご注意
明日も児童文学から ポール・フライッシュマン作「風をつむぐ少年」をご紹介



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