今年は1月23日に公式サイト「Ryo's Baseball Cafe Americain」を開設し、4月2日にはBlog「店主日記」をオープンして、ベースボール・ライターとして野球を愛する皆さんへ情報の発信に努めてまいりました。通常、サイトとBlogの並立というのはあまりないのかもしれませんが、自分の仕事をなるべく多くの角度から見ていただきたいとの思いから、あえて「二刀流」にこだわっております(「 . . . 本文を読む
メジャーリーグの歴史にその名を残した豪速球投手たちには、その超人的なスピードを物語るさまざまなエピソードが残されている。20世紀初頭のメジャーリーグを舞台に、サイ・ヤング(511勝)に次ぐ417勝(20世紀以降にデビューした投手としては最多)と、おそらく今後更新される可能性が最も低い大記録のひとつである通算110完封をマークしたウォルター・ジョンソン(セネタース)には、彼と対峙して2ストライクに追 . . . 本文を読む
現在、鳥インフルエンザも吹っ飛ぶくらいの勢いで、日本列島全体を覆い尽くしているのが、「想像力欠如症候群」である。正しくは想像力の前に「否定的事態(ネガティブ・シチュエーション)」と付けるべきだろう。「設計図の偽造をやって、それがばれたら職も失い、罪にも問われる」という想像力が欠如していたのが、元設計士Mr.SisterTeethや、S研U河氏、HザーO嶋社長など「偽装ファミリー」の皆さんだろう。そ . . . 本文を読む
松井秀喜がワールドベースボールクラシック(WBC)への出場を正式に辞退した。当然のことである。ヤンキースと新たに、総額5000万ドルを超える新たな長期契約を結んだばかりだ。1000万ドルプレーヤーはメジャーでも一流の証と言っていいが、しかし一方ではもしちょっとでもケガや不振が長引けば、球団側に契約を破棄されたり、他球団へトレードされるケースは、最近のメジャーでさんざん目にしているケースだ。松井がお . . . 本文を読む
野球に関する思い出は、必ずしも楽しいものばかりとは限らない。特にイヤだったのが、せっかくの休日に駆り出された、職場の草野球だ。試合にちゃんと出してくれるならいいんですよ。でも、そういうふうに無理強いする上司に限って、なかなか打席に立たせてくれないんですよね。ある日、私は思い余って上司に言ったわけです。「休みをつぶして出てきてるんだから、今日は代打や途中出場じゃなくて、最初からゲームに出してください . . . 本文を読む
珍しく音楽の話題だったので、ついでにdionのblogを利用していた8/24に掲載したものを再録します(一部訂正)。昨夜、何気なくテレビのチャンネルを回していたら、BSの「アクターズ・スタジオ・インタビュー」にバーブラ・ストライサンドが出演していた。私のベストムービーに(気分によって変動も激しいのだが)必ずランクインするのが、彼女がロバート・レッドフォードと共演した「追憶(The Way We W . . . 本文を読む
昨日、民放の年末特番で70年代の歌番組のビデオが流されており、そのなかで伊藤咲子の映像も紹介されていた(現在の姿も!)。それを見ていて、まあ、この年齢になったからこそ気づいたことなのかもしれないが、ちょうど高校生当時人気のあったこのヒト(と曲)を、私がなぜ好きになれなかったのか、その理由がいまさらながらよくわかった。確かに声量はあったし声も良かった。おそらくメロディーも正確に外すことなく歌ってたの . . . 本文を読む
来たる12月29日(木)に近藤祐司さんと私が担当したフィリーズvs.ブリュワーズ戦が再放送されます。しかし、スポーツフリークにとってのビッグニュースは、12月27日(火)25:00~(12/28午前1時)から、スポーツアイESPNで、ついにNHL(北米プロホッケーリーグ)の中継が2年ぶりに再開されることでしょう。メインキャスターは、もちろんアイスホッケーの語り部こと、加藤じろうさん。今シーズンはア . . . 本文を読む
シアトル・マリナーズのGM、ビル・バベシという人物の脳内時計は相当イカれているらしい。クリスマスイブとエイプリルフールの区別がつかず、今季メジャーの最優秀守備賞を獲得した最高のライトフィルダーを、センターにコンバートするなんて言っているのだから。彼はイチローを「シド・フィンチ」と勘違いしているのか?もし、本気で言っているのだとしたら、ロベルト・クレメンテやアル・ケーライン、デーブ・パーカーが全盛期 . . . 本文を読む
1940年代後半のキューバ。現在の日本も真っ青の対米従属傀儡国家だったこの地で、当時のワシントン・セネタースがキャンプを張っていた。そこへ、現地の青年が投手として入団を志願してテストを受けに来た。結果は不合格。それから十年余りあとの1959年元旦、不合格となったその青年フィデル・カストロは革命軍の総司令官として盟友チェ・ゲバラらとともに首都ハバナに進攻し、ここにバティスタ大統領の傀儡政権は崩壊した . . . 本文を読む
清原和博は、来季オリックスでプロ20年目のシーズンを迎える。DH制があるとはいえ、毎年のように故障に見舞われ続けている近年のことを思えば、「復活」は決して容易なことではないだろう。
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日本の人口が、明治時代に統計を開始して以来、初めて減少に転じたという。統計以前にも、人口が減った時期は、江戸時代に何度か農村を襲った大飢饉、統計開始後は、300万人が戦死・戦災死したと言われながら、1944~46年には統計が残っていない日中戦争・第二次世界大戦(16年戦争とも言われる)などの「異常事態」しかおそらく考えられないので、ほとんど有史以来初めての人口減少と言っていい。しかし、今回の人口減 . . . 本文を読む
清原和博と中村紀洋のオリックス入りのニュースにかすんでしまった観もあるが、パの遊撃手部門でゴールデングラブ受賞4回の小坂誠(千葉ロッテマリーンズ)が、読売ジャイアンツにトレードされた。移籍先での出場機会は原監督の起用法と本人の実力しだいだが、今江、西岡が成長し、出場機会も減ったマリーンズでプレーし続けるのは、やはりその才能を考えればもったいない。ただ、金銭トレードというのが気に入らないが、逆に言え . . . 本文を読む
マニー・ラミレスの来シーズンの行き先が、いまだに決まらない。今季こそ3割を割ったものの、過去に首位打者、本塁打王、打点王の獲得経験があることが示すように、長打力と確実性を兼ね備えた、おそらくメジャー現役選手最高の右打者であり、スリリングなレフトの守備(笑)と合わせ、(出せる範囲で)いくらチケット代を出しても惜しくない選手である。これほどのプレーヤーが、皮肉にもそのメジャー有数の高年俸がネックとなっ . . . 本文を読む
国際スケート連盟が設けている出場年齢制限のため、来年のトリノ冬季五輪への出場が厳しい状況にあるフィギュアスケートの浅田真央。過去、水泳やジャンプで日本人に不利なルール改正が行なわれるたびに、体協やJOC、各競技団体の国際的な発言力のなさが問題となったが、今回も日本スケート連盟は特例措置の要請さえ行なわないようだ。こうした「政治力」も、日本サッカー協会(それでもはなはだ不満足ではあるが)を除けば、日 . . . 本文を読む