田村大五さんに初めてお目にかかったのは、1995年6月3日のことだった。ベースボール・マガジン社専務室のドアを開くと、田村さんはちょうど部屋のテレビの前にいた。テレビに映っていたのはBSのメジャーリーグ中継──そう、ドジャースに移籍した野茂英雄が、記念すべきメジャー初勝利をマークした試合の生中継だった。
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イチローが年間200本以上のペースで今季を含めてあと5シーズンヒットを積み重ねれば、その数は4000を超える計算になる。過去、4000を超える安打数を記録したのは、タイ・カッブ（4191本）とピート・ローズ（4256本）の二人しかいない。もちろんアスタリスク付きの記録にはなるが、イチローがカッブ、そしてローズの数字に近づけば、アメリカのメディアはその動向に注目せざるを得なくなるだろう。
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諸外国における「建国記念日」は、旧宗主国からの独立を果たしたり、革命や新国家体制の成立によって、現在の国家・社会の源流となる体制が誕生した日を建国の日と位置付けているケースが多い。ならば日本では、現在の2月11日に代わり、最大公約数的な国民のコンセンサスを得られる新しい「建国記念日」はいつがふさわしいのだろうか。
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「すごい重圧を感じていた。巨額の契約を結んだばかりで、自分を次のレベルに押し上げるものが欲しいと感じた」──スポーツイラストレーテッド誌の報道でレンジャーズ時代の禁止薬物使用が明るみになったアレックス・ロドリゲスが、ESPNに出演して自ら薬物使用を認めたインタビューで語った上記のひと言を聞いて、深い失望のこもった溜め息を吐かずにはいられなかった。
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野球を始めた小学生の頃、少年野球のコーチからよく「お手本にしなさい」と言われていたのが、当時は広島カープで選手生活の晩年を迎えていた山内一弘さんのバッティングフォームだった。まだ打撃理論の「ダ」もわからぬ年齢ながら、無駄がなく、しかも美しいそのバットスイングを見て、子供ながらに「なるほど」と思ったものだ。
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