山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

ゆめみるこのは(さんぽうた54)

2021年01月28日 | いきもの

 ゆめみるこのは  きちょう しのぶ

ゆきがふる
かぜがふく

そして
ささやく

てをはなしておしまい
つめたかろう
つらかろう
このままじゃ

いいえ
つめたくなんてありません
つらくなんてありません

いまのわたしは
ただの このは

いまのわたしは
ゆめをみながら
ねむる このは

どこかで
わたしとおなじゆめをみて
ねむっているあなたと

はるのひざしのもとで
であえるそのひを
ゆめみる このは



雪景色の当地


 こんな雪の積もった中、今日も昼の散歩に出かけました。
 本日は『さとやま りん』さんの山裾を歩きます。
 芽吹きの準備をしている植物観察。それに、野鳥の鳴き声。そして、雪上に残った獣の足跡。
 そんなものを眺めながら歩いていると、

おや??


 思いがけず、この季節には見られないはずの鮮やかな色が目に入りました。
 「なんだ?」
 近づいてみると、

チョウチョじゃないの!


 まだ、1月ですよ。春はまだまだ先なのに。

春を思わせる黄色に包まれた姿


 後日、調べてみると、(キタ)キチョウみたいです。
 間違えて羽化してしまったわけではなく、この姿で越冬するのだそうです。
 こんなに儚く弱々しい姿なのに、この厳しい季節を乗り越えるなんて、どこにそんな力を秘めているのだろう。
 多分、いや、きっと、やがてやってくる春を焦がれ夢見ているから、この寒さ辛さを乗り越えられるんだよね。
 心の底から『しのぶ』さんにエールを贈り、その場を後にしました。



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