開催日：2011年7月10日
参加人数：45人
天候：晴れ
気温：25度(日本気象協会発表値)
毎回、チャプターツーリングを開催するにあたっては、事前にロケハン(下見)をしています。とくに山道の多いルートでは、路面の状態や、カーブの数やキツさなどを入念にチェックしています。今回のルートは6月中にロケハンに行ったのですが、梅雨のただ中ということで、下界(？)でも曇り、頂上部を走る芦ノ湖スカイライン、箱根スカイラインでは、曇りではなく、「雲」でした。一面真っ白で、視界10メートル未満…。「ああ、もし当日にこんな状況になったらどうしようかな」と思いながらいると...
ツーリング前日に出ました、梅雨明け宣言！ 当日はいいお天気になり、ツーリングリーダーはホッと胸をなでおろしましたとさ。
さて、前置きが長くなりましたが、今回は夏の太陽の下を、小田原から、天下の剣、箱根の山々を越え、御殿場に抜けるルートを走ってきました。集合は東名高速の海老名SA。千葉チャプターではあまり出番のないサービスエリアです。出発の8時半にはジリジリと暑さを感じほどに気温が上がっていました。山の涼しさを感じるためには、まずは暑くなっておかないと。PORSCHEとFerrariに囲まれて、さあ、出発です。
海老名SAを出発してすぐに、小田原厚木道路に入ります。ここはスピード違反の取り締まりが厳しいことで有名です。紳士・淑女らしく、制限速度でのんびり流しましょう。だんだんと木々が多い風景になってきます。のんびり流しても30分ほどで箱根新道の入口まで来れました。いよいよ山道です。
右手に箱根の街を見下ろしながらグングン登っていきます。滝廉太郎さんが歌った箱根八里の節、「萬丈の山 千仞の谷」のごとく、前に幾重にもそびえる山々と深い谷が見えます。走るごとに標高が上がり、気温は下がります。箱根新道を終えて、国道20号線で十国峠に進みます。よく晴れていますが、ちょうどいいところに雲があって富士山は見えません。出発して1時間経ちましたから、十国峠のドライブインで休憩です。
休憩後は来た道を戻りましたが、国道20号線をこのまま進むと伊豆スカイラインに入ります。我々は箱根新道の終点まで戻って、芦ノ湖スカイラインに入ります。芦ノ湖と冠していますが、全長のほとんどは静岡県に位置しているんですね。芦ノ湖と富士山の両方が望める道路なのですが、富士山は相変わらず雲の中。でも、芦ノ湖はくっきり見えました。
(ツーリングリーダーひと安心)
芦ノ湖スカイラインを登って、下って、クネクネ曲がって、そのまま箱根スカイラインに入ります。こちらも名前こそ「箱根」ですが、全線が静岡県に位置しています。品川区にある目黒駅みたいですね。箱根スカイラインを終えて、一般道のクネクネ道(県道401号線)を経て、御殿場市街に入ります。下るごとに暑さが増します。ランチは、和食麺処サガミさんにお世話になります。お店で打ちたてのお蕎麦とお刺身が付いた定食です。
おなかもいっぱいになりました。ちょっとモノ足りないですが、首都高を越える気力・体力を残すため、はやめに帰りましょう。御殿場ICから東名高速に乗ります。食事をすぐ、このまま海老名SAまで突っ走ってしまうと眠気を催してしまいそうなので、出発して間もないですが、足柄SAで休憩です。走っても暑い、止まるともっと暑いです。ひと息ついて、出発です。
大井松田ICを過ぎる辺りから、すっかり下界の空気に戻ってしまいました。エンジンの熱がこたえますね。んん、心頭滅却すれば[＿＿＿]もまた涼し。海老名SAまでもう少しです。がんばりましょう。
(みなさん、[＿＿＿]は何が入りますか？ 火？ エンジン？ HD？)
着きました、海老名SA。でもまだ遠足の半ばなんですね。14時30分、渋滞が出ないうちにと、みなさん早々に帰路に着きました。余談ですが、筆者はこの日、横浜町田ICで降り、保土ヶ谷バイパス・横浜新道・首都高湾岸線を通って帰りました。渋滞がなかったのと、東京湾からの風があったせいか涼しかったです。環状線(C1/C2)よりも少し距離は伸びてしまいますが、あの閉塞感が苦手な方は、湾岸線経由をぜひお試しください。
8月のチャプターツーリングは、那須塩原方面を予定しています。また、8月6(土)～7日(日)には、茨城北チャプターのみなさんとの交流キャンプを予定しています。宿泊は、オートショップテラカドさん(茨城県東海村)の敷地内にあるキャンプ場です。芝生のキャンプエリアのほか、シャワー室やエアコン付きのライダーハウスもあり、キャンプ用品がなくても大丈夫です。ビンゴ大会もありますよ。フルってご参加ください。
Photo by Three village / Text by 十兵衛
