サロン・風変わりな人材開発の宴 

人の育成について、色々な視点から書いていきます。これは、体験記であると同時に、次の人材開発施策に対するトライアルです。

特別号:稀勢の里の優勝に思うこと ⇒ 「精神面が課題」?

2017年01月22日 19時29分00秒 | スポーツ
大関・稀勢の里が優勝しました。横綱も確定ですね。おめでとうございます。
これまで「あと一歩」という機会が何度もありました。その度に、「ここ一番の勝負に弱い」といわれ、精神面の強化を指摘されてきました。

あんなに強いのに、プレッシャーや緊張で普段のように身体が動かなくなる。それを乗り越えたのが今場所。

こういう見方は不適切かもしれないですが、「精神面の弱さ」という指摘をしすぎると、本人もそう思ってしまうのが怖いです。これは稀勢の里に限りません。

私は、稀勢の里は「慣れてきた」という一面があるのではないかと思っています。昨年は、初場所から準優勝の連続。それは周囲からみれば残念ですが、毎場所優勝に絡んだことで、良い意味で勘所が掴めて来たのではないかと思っています。

社員もそうです。若い人をみていて、「精神面が弱い」と思うことはあるでしょう。
しかし、機会を与え、更に増やしていく中で、慣れて成果を挙げ、育つのではないでしょうか。



上司の優劣から、仕事の優劣、能力の優劣を考えたことはありますか

2017年01月22日 08時28分31秒 | 日記
上司に優劣はつきもの。そこに好き嫌いは出るのも仕方がない。その際、仕事に対する思い入れがないと、仕事まで嫌いになってしまうことも。

気持は分かりますが、この気持は変えた方がいいと思います。能力が停滞する恐れがあります。

裏を返せば、仕事をする姿勢が上司依存かもしれません。ひょっとしたら会社依存。
これは、大企業の社員の方に見られますね。失礼な表現でお詫びしますが、「ぶら下がり健康法」。

「職業に貴賎なし」と言う諺があります。仕事に対して良い・悪いという感覚は、あまり考えないかもしれませんが、配属先の職場の雰囲気や、仕事の内容で左右されのるかと思います。

確かに、魅力的な仕事、そうではない仕事、注目される仕事、日陰の仕事。それぞれあるでしょう。

こういう要素に縛られて、仕事に対する適性の有無を考えるのは良いことではないと思います。 むろん、今の仕事以外のことを考えるなということではございません。外的要因を気にしすぎて、自己の能力向上の機会を見失うことを恐れています。

今の仕事から、仕事の本質を考えてみる。顧客・社会も含めて、その仕事に関わっている人について考えてみる等、いろいろなことを考えるのが必要ではないかと思います。

かつて、勝ち馬に乗った営業職で、今はもうひとつという人がおりました。たまたま時流に乗っただけ。先輩方が敷いたレールに乗っただけ。能力のアップは乏しかった。本人、それに気づいていたようです。気づいて変わらなかったのはラクだったから。「今更、、」の気持ちも。

賢明な皆様に、釈迦に説法で恐縮ですが、やはり最後は自分自身ですね。