サロン・風変わりな人材開発の宴 

人の育成について、色々な視点から書いていきます。これは、体験記であると同時に、次の人材開発施策に対するトライアルです。

「やってもいないでコメントせず、渦中の栗を拾ってから言ってほしい」の気持ち

2017年01月18日 07時31分44秒 | 日記
「近年、若い人が本を読まない。ゲーム、スマホ、アニメ」と旧世代の嘆きは、今に始まったことではありません。

個人的には、これは回答が難しいと思っています。まず、ゲーム、スマホ(SNS、LINEのことを言っていると思うのですが)、アニメを一括りにして語ることが間違い。

どんな媒体にせよ、その媒体から得られた「何か」を考えた発言ではないから。
大切なことは、その「何か」と、現実の世界をつなげて考えられるか否かかと思います。

その際、「世間一般ではこう考えている」と、「自分はこう考えている」の両方をもっていること。前者だけでは意志無き協調性、後者だけでは唯我独尊に走る。どちらもダメ。

会社に入って、変に協調性を意識して和を重視しているものの、単なる付和雷同にしか見えない場合がある。

一方で、「ここを突きぬけて、突破してほしい」という場面で、思考と行動が一致せず。そのコメントが、なんともいえぬ唯我独尊なこと。自己の正当化。しかし、気持ちはわかる。

「これはいえない」と思いつつ、「やってもいないでコメントせず、渦中の栗を拾ってから言ってほしい。」と言っていたある管理職の言葉が重い。

その際、他人の経験を、事実と論理で様々な体験ができる読書は大切だと思うのですが。そうそう色々なことに直接経験ができるほど、時間とお金に余裕があるわけではないだろうから。