ご存じの方も多いと思うのですが、「ソーイング・ビー」はイギリスの、アマチュア裁縫家のコンテスト番組です。
私が手芸にハマっているのをみた娘が、「こんな番組があるよ」と教えてくれました。
NHKが放送していたようですが、私はAmazonPrimeで見ています。
もー、とにかく面白い
観る前は、すっごく上手な人たちがお互いバチバチで腕を競うんだろうなぁ、と思っていたのだけど、全然違った。
参加者はみんな、そこそこ腕に自信のある人たちとはいえ、あくまでも素人さん。
裁縫歴が長くても、作ったことのないような課題が出たりして、考え込んだり悩んだり。
ミシン掛けたら布が攣れちゃってリッパーでほどいたり、どこを縫い合わせたらこうなるの?なんて裏返したりひっくり返したり、頭で考えるように上手くいかなくてイライラしたり、見ていて、なんか今風に言うと「わかりみがすごい」っていうのかな?
私は手芸は好きでもいわゆる「洋裁」は苦手だと思っていたので、見ていて「なーんだ、上手な人でもこうなんだ」って、すごく親近感を感じちゃったりして。
今日、シーズン1を見終わったところなんだけど、優勝したのはなんと、81歳のおばあちゃん
オシャレで綺麗なおばあちゃんで、技術もセンスも素晴らしい。
経験が長いから当然、と思いがちだけど、81歳で時間制限のある課題に取り組んで、誰よりもきれいな縫い目で仕上げるって、驚異だと思うのですよ。
だって、年取ってくると目も見えにくくなるし、特別病気じゃなくても、指先の動きや感覚は衰えてくるものでしょ?
でも、そういうことを一切感じさせない姿には感動しました。
昨日は息子から「もうおばあちゃんだね」とか言われてショックだったけど、いや、こういうおばあちゃんを目指さないとと思って、ショックも吹き飛びましたわ(単純)
布の選び方とかリフォームのデザインとかにも、それぞれの個性が出て、それもすごく面白いというか、見ていてワクワクしちゃうのです。
学校の家庭科では、ブラウスとパジャマとスカートを作った覚えがあるのだけど、「ダーツ」とか「いせ込み」とかが良くわからなくて、結局最後は母親に仕上げてもらったものでした。
でもこの番組を見てると、その辺のコツなんかも良くわかって、「今なら作れるかも?」なんて、単純な私は思ってしまったりしています。
母親と言えば、私の母は紳士服の仕立ての内職をしていた人で、洋裁は得意だったから、元気だったらこんな番組、面白がって見ただろうなぁ、見せてあげたかったなぁ、なんてことも思ったり。(母は健在ですが、認知症でもう寝てるだけになっちゃって)
明日からはシーズン2。
今、夫がいないから、夕食後の時間にテレビを独り占めできて、サイコー
昨日夫が古いテレビにAmazonでfire TVスティックなるものを買って、テレビでYouTubeやAmazon primeが観れるようにしてくれたので、ちょっと面白そうな物を探していました!
うちの母も紳士服の仕立てをしていて、それが自慢。家庭科は母が全部仕上げていました😅
是非、見てください!オススメです♪
あ、Wikipedia見ちゃうとネタバレになるので、ご注意を
ありすさんも、お母さん頼りだったんですね~。お仲間がいて嬉しい
先生にはバレバレだったんでしょうけど、大目に見てくれてました。
参加者同士が蹴落とし合いなんてことがなくて分からないところを教えあったり手を貸したりしているあの姿も好き。
Eテレでは来週シーズン3の決勝戦なんですよ。
mmaliceさんもhiyokomameさんもお母様が紳士服関係だったのですね。びっくり。私の祖父は紳士服のテーラーで、母は家事手伝い=紳士服仕立て をやっていたので♪
そんな母もEテレでソーイングビー見ているようです。でも「あんなリメイクはできないしやりたくない」って笑ってました 笑
テレビだと日本語吹き替えなんですよね。アマプラにはNHK版もあるので、字幕版を見終わったら吹替え版で見直そうと思ってます。
参加者同士の連帯感が強まっていくの、ホントに良いですよね。シーズン2を見終わりましたが、シーズン1以上に混戦で、決勝戦では私も泣きそうになりました。
服飾史の話も興味深いし、イギリス歴史も実感できて、良くできた番組だな~と思います。
私たちの親の世代は、着るものはまだまだ「自分で作る」とか「注文して作る」時代だったのでしょうね。
そういえば、私の実家近くにも渋い感じのテーラーがありました。
ガラス張りのお店で、オジサンがいつも紳士服を仕立ててました。そういうお店が町中に普通にあった時代ですね。