今年の手塚治虫文化賞・短編賞に決まった作品。
野原広子さんの「妻が口をきいてくれません」と「消えたママ友」の2作品が選ばれたとのことです。
コミックエッセイ、というジャンルだと思うけど、内容は作者の実体験ではなくフィクションだそうです。
妻が口をきいてくれません【再連載】 | ダ・ヴィンチニュース
ダ・ヴィンチニュースで『妻が口をきいてくれません』のあらすじ・レビュー・感想・発売日・ランキングなど最新情報をチェック!連載
ダ・ヴィンチニュース
子育て期の夫婦の、よくある、しかし深刻な断絶が描かれてます。
私にもこういう時期があって、私には無視し続ける気力というのが続かなかったので、「実家に帰らせてもらいます」作戦に出ました。
私の場合も、解決までに丁度5年かかった(一旦、籍抜いたし)。
で、今は多少のことは右から左へ流して、夫婦円満に、穏やかな暮らしができるようになりました。
渦中にいると「なんで私ばっかり・・・」と思うし「誰にもわかってもらえない」と思うし「私は不幸だ」と思うし、もうホント、ここに描かれている美咲ちゃんの気持ちはものすごくよくわかるんだけど、マンガ内でも少し描かれているように、結局はどの夫婦にもあることなんじゃないかなと思うのです。
このマンガでは、もとさやエンディングとなっているけど、もとさやを選んでも離婚を選んでも、その先の人生がそうそう大きく変わるとは思えない。
ただ、自分のことと相手のことを考えに考えて考え抜く、その経験はマイナスにはならないと、私は経験者としてそう思います。
ただし。
ホントは、ここまで拗らせる前に解決できたら一番いいんだよね。
それにはどうしたらいいんだろう?
それは、私自身もちゃぶ台返しをした方なので、よくわかりません
こういうマンガは、夫こそが読むといいんじゃないかな?
で、夫側の言い分があったら、それを聞いてみたいな。
こういうことについて、夫の立場から書いたものって、なにかあるのかな。
賞を取ったもう一つの方「消えたママ友」も、近々読んでみようと思います。