新年最初のミーティング。そして東松照明の死。

晴れ時々曇り。朝事務所に入るといつもとうり野良ネコちゃん親子が飛び込んでくる。餌をひとしきり食べた後、親猫ちゃんは、すぐどこかに行ってしまったが、子猫のふじちゃんは、箱の中でご休憩。

箱の中のふじちゃん（浜田市相生町）写真をクリックしてください。
昼前は、今年最初のミーティング。その後後ろの回転寿司「すし蔵」にて昼飯を食べる。
たまに食べると回転寿司も美味い！

久しぶりに寿司を食べる（浜田市相生町）写真をクリックしてください。
夜インターネットのヤフーを見ていると東松照明の死を知る。
昨年の12月1４日に沖縄の那覇の病院でなくなり死因は肺炎との事。享年８２歳。
東松照明などという名前は、よっぽどの写真愛好家でない限り、知らないだろうが、私のように４０数年前、１９７０年前後に写真にかかわりを持ち始めた世代にはとては仰ぎ見る巨峰であった。
彼の写真を始めてみたのは、確か長崎の原爆をテーマに写真を撮った「11時02分NAGASAKI]だったろうか？被爆したケロイドの女性の横顔の写真を見たときの衝撃は今でも忘れられない。
好きな写真は色々あるけれど、写真集で一番好きなのは、沖縄南島波照間をテーマにドキュメントした「太陽の鉛筆」である。モノクロームの写真であるが、あの写真集くらい沖縄の空と海と風と風景の美しさを感じさせる写真はほかにない。ステレオタイプ化したただ美しいだけの写真とは格が違う。
もう一つ好きな写真がある。「われらをめぐる海」。あの写真集の中にあった断崖絶壁か海を俯瞰した写真。青く透き通るまるで宇宙のような海の写真。何何度あんな「海の写真を撮ろうと真似しただろうか。全く足元にも及ばない。いつか私にもあんな素晴らしい海の写真が撮れるだろうか？
合掌。冥福を祈る。