イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

たよりない下から目線の時 (誕生日 9/10)

2018-05-17 | 第七章「光と復活体」

 会社に入って独身で大阪で生活していたとき、ある朝眼が覚めたら毒虫ではなく、ギックリ腰になっていた。起き上がるのも実に大変で、死に物狂いで転がって身体の向きを変え、やっと立ち上がりトイレに行ったのを覚えている。しかし、今思い出しても、その時の景色の記憶は下から目線だったのかへんに不鮮明であり、どこに住んでいたときかもよく分からない。普通の日常的な視点ではなく、布団の色とか積み重なってる様などが生々しく記憶されている。

 その時、独身であったこともあり、自分の無力さというのを痛烈に感じたものだ。

 病気とか怪我などは身体上のことだが、精神的にも例えば何かに失敗したなどで、落ち込むことがある。大学受験で失敗したときの電車の風景とか、いつもと違って(多分、錯乱ぎみなのだろう)いたりした。

 しかし、後から考えると、その時の経験は何かを生み出すきっかけになっていたりする。ぎっくり腰のときは配偶者を探そうとする動機になったり(笑)。まあ、いろいろである。

 さて、誕生日ということで、私の一番感動をさそうのは、私がカトリック信徒ということもあるが、キリストの降誕である。馬小屋という劣悪な環境の中、父母と動物くらいしかいない中でキリスト(神)が誕生するということだ。

 ふつう偉い人というのは、何か偉そうで近寄りがたい雰囲気を漂わせ、やや威圧的な雰囲気さえ持っていたりする。しかし、本物はどうなのだろうか。先日、テレビで老子の「足るを知る」という話があった。高い理想と現実のギャップばかりに普通は心が囚われるが、その理想が実はへんであり本当は、絶対的な現実の中に真実があると気づくときかもしれない。

 心理学でよく例え話にされる、いっぱいのコップの水のはなし。見方により、「これっぽっちしか入ってない」と感じる人もいる一方に、「まだ、こんなに入っている」と感じる人もいるのだ。後者が多分「足を知る」人なのだろう。

 あさっては新宿で勉強会があり、希望力と意思力を楽しもうとしているが、それらと「足を知る」はどういう関係があるのだろうか。

誕生日 9/10

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自分のこころの美 (誕生日 8/10)

2018-05-16 | 第一章「意識と知覚」

 日本で誕生日を祝う習慣ができたのは、わりと最近のようだが、それでも成人式や七五三などで祝う習慣は昔からあった。もちろん、正月に一つ年をとったことを皆で祝うという数え年の習慣は一昔前は当たり前だった。

 さて、一人ひとりの誕生日を祝うことは、そこに個人の尊厳とか個性の美といったものを尊重する思想が隠れていると思う。U先生の生き甲斐の心理学では、個性の美ということがよく言われるが、日常生活で自分の個性の美や他者(子供や家族を含む)の美を意識することは多いだろうか?人は身体と心(生育史)と魂(宗教の領域)からなると考え、個性の美を3つの側面から思索することは大切だと思う。

 さて、身体の個性の美はまだわかりやすいが、心(生育史)・性格の美はどうだろうか?本人なので分かっていそうな自分の性格の美をどれだけ意識しているだろうか(自戒をこめて)。生き甲斐の心理学では、例えばエリクソンの8つのネガティブな感情を思索する。不信感、疑惑・恥辱、罪悪感、劣等感、自己混乱感、孤立感、停滞感、絶望感の8つだ。ネガティブな感情なので普通は他人には隠したいくらいだ。まして、その効用を考える人は少ないように思う。しかし、例えば自分はよく不信感に悩まされているなと意識できるようになると、ちょっと違ってくる。

 不信感に苦しんでいるなと気づくこと自体に効用があるのだ。熱や咳が風邪を教え、治癒への道に導いてくれるようなところがある。どんどんと不信感のなかに浸り、不信感に固執していることを感づけば、3Vの法則で自他肯定的な夢を育て不信感の無限ループから脱却できる可能性は高い。あるいは、不信感が激しい怒りとなって爆発しそうなときに別の他者に迷惑をかけない形で昇華する方法があるかもしれない。あるいは、自己表現の訓練を積んでいれば、怒りをうまく表現し、あなたも私もハッピーということに好転できるかもしれない。

 自分のこころの個性、美を知り、それを育てるのはできないことではない。

誕生日 8/10

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遠目で自分の誕生を追う (誕生日 7/10)

2018-05-15 | 第三章「無意識の世界」

 先日、NHKの「人類誕生」の第2集、「最強ライバルとの出会いそして別れ」を見た。ネアンデルタール人については縄文研究の中で、ある程度は知っていたものの、最新の研究成果を楽しく学ぶことができた。私たちは3-4世代前の祖先には何となく知識があっても、2000世代前とか3000世代前(5万年前の祖先など)を考えることは実に少ない。しかし理論的には今こうして生きているのも、同じように5万年前の祖先が存在していたからなのだ。

 そして、ちょっとなじみのない遠い祖先を思索すると、日々の生活の中での葛藤や固執がどうでもよいことのように見えてくるのは、ストレス解消法、平安感の獲得ということから考えても意味のあることのように感じる。

 この放送で感動したことは、現世人類がネアンデルタール人と比べ相対的に生き残ったのは、同じ宗教を信じることが基盤になり、遠方の仲間ともネットワークを形成し変化に対応したという仮説だ。これは、縄文小説を書いたときも強く感じたことで、5000年前の日本でも広域な交易が存在し、中里の水産加工所遺跡に見られるように、他者(内陸)のために商品(カキ、ハマグリの干物)を作り流通させるなど、ネットワークの力が強烈であったことだ。

 日本の6-7世紀を考えても、シルクロードの終点である倭国に、中国、インド、ペルシャ、ギリシャの文化が流入してきたことは確実だが、例えばキリスト教(景教)は唐に635年に正式に伝播されており、720年成立の日本書紀の聖徳太子の時代の記述にキリスト教(景教)の影響を感じる人も多い。7-8世紀の祖先の力は想像以上に素晴らしいものだったと妄想している。 

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生まれた時と場所・・運命とは (誕生日 6/10)

2018-05-14 | 旅・雑記帳

 自分とは何かと考えたりするとき、意外な盲点がある。それは、生まれた時から今に至るまで。時代や場所の影響を、信じられないほど受けてきたということである。日常に身を置くと、意外に気づきにくい大きな時代や地域の特性。それを意識すると、自分のありようが簡単に見えてきたりする。

 私の場合は、1951年東京生まれ。昔、母は時々いっていた。お前が生まれたころは朝鮮戦争があって・・・1951年は確かに未曾有の戦争が日本では特需という側面が強調されていたが続いていた。それから、今に至る大きな影響を与えている日米安保条約の締結の時でもあった。この1951年にうまれた有名人のリストをネットで検索してみると、なんとなく時代の輪郭が見えてくるようにも思ってしまう。

 さて、私のもっぱらの関心の的である持統天皇はどうだろう。645年生まれ。この年は父である中大兄皇子が蘇我入鹿を殺害するという乙巳の変、大化改新である。東アジアを覆う中国の台頭と朝鮮半島や日本の混乱の時代でもある。さらに、歴史の教科書には大きな扱いになっていないが、調べると南海トラフに関係する未曾有の大地震・津波が起こったのが684年、天武天皇の治世の末期であり、八色の姓が制定された時である。

 この二つの大きな出来事で、持統天皇の運命は大きく影響を受けたと思う。しかし、不思議なことにこの二つの事件を意識している人は意外に少ないようだ。

 すべてを時代のせいにするのは問題であるが、自分の謎の部分に時代を重ねてみると、何か納得できるようにも思う。持統天皇が30回以上吉野に行幸したという謎も、この二つの事件と関係づけてみたらどうだろうか。因みに白鳳地震のころに唐では則天武后が皇太后になっている。日本だけでなく中国でも女帝が活躍したのもこのころだ。

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すべてを捨てる決意をしたとき (誕生日 5/10)

2018-05-13 | 第七章「光と復活体」

 一昔前は、誕生日は皆元旦に祝うという習慣があったようだ(数え年)。そして、それは日本だけでなく世界的な習慣だった可能性もあるようだ。

 そして、年の初めは冬至ではなかったかた私は考えている。キリスト教のクリスマスも冬至だったという説もある。太陽が最も低い軌道を通り、どうなるかとおもいきや、冬至を境にして再生していく。

 ふと、曾祖母のことを思い出した。曾祖母は夫の曾祖父が亡くなった年に、私の父が生まれたことで、どうも父が曾祖父が生まれ変わりのように感じたらしい。そして、父に曾祖父の法事について言い残したようだ。

 死と再生、大きな哀しみのあとの希望。それは、古今東西人類全体の大きな希望なのかもしれない。

 さて、すべてを捨てる決意をすると、最大の平安感が得られると言われているようだが、私もそうかなと思う。人生には、すべてを捨ててもといった決意をすることが確かにある。出家などもそうかもしれないし、大きな人生での出来事のあとで、大きく進路を変える時もあるかもしれない。日々の生活から抜け出し、高い視点から見ているような感覚。たしかに、最高の平安の時かもしれない。

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